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〜競馬も人生もスタートダッシュが肝心〜G1スプリンターズステークス

遂に今週末から始まる秋のG1シリーズ。

 初戦はスプリント王を決めるスプリンターズS。どの有力馬も不安要素を抱えており大混戦の様相を呈している。本命馬を決める事が、からかい上手の高木さんで一番好きな話数を決める事と同じくらい難しい。しかし、ここはG1初戦からしっかりと勝ってスタートダッシュを決め、これからの秋G1シリーズに弾みをつけたいところ。

スプリンターズステークスが開催される中山芝1200mは、スタートしていきなり下り坂がある為、強制的にテンのペースが上がる。

 よって、スタートダッシュを決め、流れに上手く乗って最後まで粘り込めるかがポイントとなる。一方で、G1レベルになると勢いだけでは押し切れないのもまた事実。差し馬の台頭も考慮しなければいけないが、先々週辺りから中山競馬場では、前を行った馬がそのまま残るパターンが増えている。恐らく開催初週は馬場のエアレーション効果で内を行った馬が伸び悩んでいたのが、週を重ねるに連れて内の芝が踏み固められ、内が走り易くなったものと考えられる。

 高速馬場が続く今年の中山ではこの傾向がより顕著に表れると考えて、テンから飛ばして前に行き最後まで粘り込める馬の中から運良く内の方の枠を引けた馬を馬券の中心に据えて予想したい。

ペースはハイ、決着タイムは1:07.2前後を想定する。


血統的狙い目は、ミスタープロスペクター系。

 小回りのスプリント競馬が多いアメリカで醸成された血統であるミスタープロスペクター系は、スタートを決めてテンから飛ばしてスピードに乗り、その勢いのままコーナーを回る能力に長けた血統。

本命◎はモズスーパーフレア。

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 父がミスタープロスペクターの血統で、牝系も1200mのレコードタイムを保持しているダンチヒ系。この馬が能力を全開に発揮して逃げればこの馬に追い付ける馬は存在しないと思われる程の韋駄天。持ちタイムも中山で1:07.0を持っており本命に据えるのに十分。前走では控えた競馬をしたせいで能力を発揮出来ておらず、能力を全開にして走らせる事が出来れば、ここでも十分に期待出来る。


対抗○にはダノンスマッシュ。

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 父ロードカナロアはミスタープロスペクター系。ロードカナロアは当然キングマンボ系でもあるのだが、キングカメハメハに見られるようにキングマンボ系の本質は、早め先頭に立ってスピードを維持し、そのまま最後まで押し切る事にある。よって、ロードカナロア産駒キングマンボ系はここでも注目。牝系にはこれもダンチヒ系とモズスーパーフレアと似た血統構成。ただ、速い持ちタイムを持っていないのが不安要素の一つ。よって対抗○に留めるが、限りなく本命に近い対抗と言える。


▲にはミスターメロディ。

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 血統構成はスプリンターのいかにもなブリブリのアメリカ血統。一方で、前走と阪急杯でも大敗したように外枠が苦手。高松宮記念を勝った時は内枠だった。今回外枠を引いてしまったが、実はこの馬、1200mを走った事がまだ2度しかなく、どの様な走りをするのかが未知な所もあり、走り方次第では一発もありそう。藤原英昭厩舎は叩いて仕上げる為、前走大敗していても上積みはまだあると考え、軽視は出来ない。


人気を背負いそうなタワーオブロンドンは△。

 タワーオブロンドンは、前走をレコードタイムで走っており、加えてサマースプリント王者を取るために今夏にレースを重ねたこともあって、見えない所で疲労が溜まっている可能性がある。ここから先は私見だが、恐らく藤沢和雄厩舎としては当初、回避したグランアレグリアの方をレースの中心に据えて想定していたと思われる。この馬も能力は間違いなく、あっさり勝ってもおかしくないが、ここでは馬券妙味も考えて△に留める。

同じくミスタープロスペクター系、ルーラーシップ産駒の△ディアンドル、昨年4着の△ダイメイプリンセスまで抑える。

◎モズスーパーフレア ○ダノンスマッシュ ▲ミスターメロディ △タワーオブロンドン △ディアンドル △ダイメイプリンセス
競馬の方ではスタートダッシュを決めたい

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