アルトリウス

父:キングカメハメハ 母父:フレンチデピュティ

アルトリウス

父:キングカメハメハ 母父:フレンチデピュティ

最近の記事

2021年天皇賞・秋を視座に

 先程の天皇賞秋の結果を受けて思わず久しぶりに筆を取った次第だ。レース前はコントレイルとグランアレグリアの叩き合いになると予想していたが、蓋を開けてみれば直線先頭で抜け出したのは3歳牡馬のエフフォーリア。斤量が多少有利と言えど、このメンバー相手に勝ち切るのは並大抵の馬ではない。  エフフォーリアの父はエピファネイア。エピファネイア自身も3歳秋の淀で大輪の菊の花を咲かせてみせたが、競走馬として本格的な完成をみたのは翌年のジャパンカップだと思う。その時の世界最高レーティングを有

    • 2020年天皇賞・秋の回顧と訪れたサードインパクト

       令和2年の天皇賞・秋が終わり、アーモンドアイが遂に日本競馬界の悲願であったG18勝目を飾った。彼の絶対皇帝シンボリルドルフや、英雄ディープインパクトですら成し得なかったG18勝目という大いなる試練を乗り越えたことに対しては、多大な賛辞と共に批判の声も降り掛かるに違いない。その批判とはとどのつまり、牝馬が最小変則ローテーションで主に東京競馬場にて行われたG1に挑み、その壁を乗り越えたことは決して王道を征く旅程とは言えなかったという批判だ。恐らく少なくない数の人(特に古くか

      • 『サンデーサイレンスは凱旋門の夢を見るか?』(Ⅰ.)

        2020年春G1シーズンが一先ずひと段落した。残すは二週間後の宝塚記念のみという、この小春日和的な間隙を縫って、サンデーサイレンスという大種牡馬に軸足を置きつつ、日本競馬のこれから、換言すれば日本の競走馬がこれから目指すべき血統配合について、一口馬主を志す自身の思考の整理の意味も含めて、考えてみたいと思う。 先ず皆さんは「セントサイモンの悲劇」という言葉をご存知だろうか? この記事を読んでくださっているような方なら、その大半が既にご存知かもしれないが、ここでは一応、聞いた

        • これからのエピファネイアの話をしよう

           先日、突如降って湧いた様に現れたエピファネイア産駒デアリングタクトが40年ぶりに無敗、3戦目での桜花賞制覇を飾った。デアリングタクトはそれ程有名ではない中小牧場でその生を受け、セレクトセールに於いて僅か1300万円で取引された競走馬(例えば、アドマイヤビルゴは6億)。この事からも新種牡馬エピファネイアのポテンシャルの高さが窺える。 2013年、エピファネイアは、自身のダービーにおいては奇しくもキズナの後塵を拝する結果となってしまった。しかし、種牡馬としてのダービーでは、そ

          有馬記念の負けはホープフルステークスで取り返す〜G1ホープフルS予想〜

          皆さんは先週日曜日の有馬記念、取れただろうか?2019年を締め括るには、なんとも後味の悪い結果となったのではないだろうか?? 2019年産脳汁、足りてますか?  自分は言わずもがな、遠征先の中山競馬場にて大敗を喫するという醜態を晒す羽目になったが、以前から注目していた推しのサートゥルナーリアがその秘めたるポテンシャルを発揮し、まだまだ幼さは残るものの、その実力を遺憾無く示してくれた事で個人的には満足のいくレースとなった (罠で、財布は五体不満足)。  そして、今週日曜日

          有馬記念の負けはホープフルステークスで取り返す〜G1ホープフルS予想〜

          競馬は賭けた時点で実質勝ち〜G1マイルチャンピオンシップ〜

           週に5日、陰鬱とした虚無の底を這いずりながらもゆっくりと進んでいる。いや、進んでいるのか止まっているのか、後退しているのか、最早分からない。だが、そんな自分が「人」に戻る瞬間が週に2日だけある。土曜日と日曜日。ゴール版の前をサラブレッド達が一斉に通過する一瞬、脳天から汁が放出される。恐らくギャンブルに類する物をしたことが無い人は、「脳天から汁が出る」というのを一種の言語的表現だと理解しているかもしれない。いや違う。文字通り、実際に脳から汁が出るのだ。それが分かる。  ギャ

          競馬は賭けた時点で実質勝ち〜G1マイルチャンピオンシップ〜

          文字通り雌雄を決する今秋大一番〜天皇賞・秋予想〜feat.財布は既に心肺停止

          *今週末に行われるG1は、秋競馬の大一番、天皇賞秋。   天皇賞秋とジャパンカップは、一年を通して行われるJRA全レースの中で日本ダービーを頂点に、両翼を成すと言っても差し支えない。 何故ならば、上記二レースは、全ての馬主、競馬関係者が夢見る日本ダービーと同じ競馬場で、尚且つそれぞれ2000m、2400mという根幹距離で争われる古馬混合レースである為、全競馬人は、日本ダービー→天皇賞・秋→ジャパンカップの制覇を主眼に置いて競馬というスポーツを構成していると言えるからである

          文字通り雌雄を決する今秋大一番〜天皇賞・秋予想〜feat.財布は既に心肺停止

          強い奴が勝つのが赤門と府中競馬場〜GⅡ毎日王冠予想〜

           今週から新潟、東京、京都の三場開催が始まり、いよいよ秋競馬が本格化するという感じですが、個人的には馬券妙味に欠けるレースが多く、あまり気乗りしません。なぜなら、三競馬場とも日本の競馬場の中で特に直線の長い三場だからです。  直線の長いコースだとどうなるのか、純粋に強い馬が勝ちます。それが最も顕著なのが、東京、つまりは府中競馬場で行われる芝のレースです。A判定の奴は合格するし、E判定の奴は何の爪痕も残す事無く、しっかり落ちます。赤門に関して、林修もそう言っています。赤門=府

          強い奴が勝つのが赤門と府中競馬場〜GⅡ毎日王冠予想〜

          〜競馬も人生もスタートダッシュが肝心〜G1スプリンターズステークス

          遂に今週末から始まる秋のG1シリーズ。 初戦はスプリント王を決めるスプリンターズS。どの有力馬も不安要素を抱えており大混戦の様相を呈している。本命馬を決める事が、からかい上手の高木さんで一番好きな話数を決める事と同じくらい難しい。しかし、ここはG1初戦からしっかりと勝ってスタートダッシュを決め、これからの秋G1シリーズに弾みをつけたいところ。 スプリンターズステークスが開催される中山芝1200mは、スタートしていきなり下り坂がある為、強制的にテンのペースが上がる。  よっ

          〜競馬も人生もスタートダッシュが肝心〜G1スプリンターズステークス

          G1スプリンターズステークスで絶対負けない方法教えます

          今週末からいよいよ秋のG1が始動します。秋G1初戦には、春からデビューしてきた3歳馬も交えての今日本で最も速く芝1200mを走れる競走馬、ひいては恐らく、世界で一番速く芝1200mを走ることの出来る韋駄天を決めるレース、G1スプリンターズステークスが開催されます。 大混戦と波乱が予見されるこのレースで、絶対に負けない方法を特別に皆さんにはお教えします。 馬券を買わないことです。 以上です、終わります。

          G1スプリンターズステークスで絶対負けない方法教えます

          〜人は馬券に夢をみる〜神戸新聞杯

          予想していたレインボーステークスとセントライト記念が終わった。 蓋を開けてみれば、レインボーステークスは、     ①着:注印 ②着:無印 ③着:△、セントライト記念は①着:○ ②着:無印 ③着:△と馬券は取れず。  テレビ画面の中で自身の本命◎が馬群の中に沈んでいくのを見ながら、本命◎と一緒に沈んでいく気持ちと自信…。出走前に馬券に託していた夢は、残酷にもニッポンチュウオウケイバカイによる口座からの引き落としという形を取って表れる。全体的に灰色がかって見える景色は、絶

          〜人は馬券に夢をみる〜神戸新聞杯

          〜貴方は留年について真剣に考えた事がありますか?〜土曜中山11R

           貴方は留年について真剣に考えた事がありますか?僕はあります。先程計算してみた所、どうやら残りおよそ2年半で約20単位落とすと僕は留年するようです。この全く笑い事ではない深刻な状況の下で、残りの大学生活を如何に過ごすか真剣に考えた時、焦眉の課題として、先ずは留年する事を前提に馬券で留年分の学費を稼ぐという結論に至りました。  ということで、早速明日9/14(土)中山11Rレインボーステークスでばちこりと学費代を稼いでいきたいと思います。  明日の土曜中山11Rレインボース

          〜貴方は留年について真剣に考えた事がありますか?〜土曜中山11R

          〜攻撃は最大の防御〜朝日杯セントライト記念予想

          はじめまして、アルトリウスです。今年で5歳になりました。最近調教師の藤沢和雄先生からの当たりが厳しいです。  早速ですが、9/16(月)に行われる朝日杯セントライト記念の予想を"血統''というものを切り口にやっていきたいと思います。2chのスレやnetkeibaの掲示板を覗くと自称血統ヲタクの方々が多数湧いているのを見かけますが、ここでは基本的に馬券で勝つ為の必要最小限の血統を用いて、予想をしていきたいと思っています。  9/16は憎きJRAこと日本中央競馬会の65周年ア

          〜攻撃は最大の防御〜朝日杯セントライト記念予想