『サンデーサイレンスは凱旋門の夢を見るか?』(Ⅰ.)
2020年春G1シーズンが一先ずひと段落した。残すは二週間後の宝塚記念のみという、この小春日和的な間隙を縫って、サンデーサイレンスという大種牡馬に軸足を置きつつ、日本競馬のこれから、換言すれば日本の競走馬がこれから目指すべき血統配合について、一口馬主を志す自身の思考の整理の意味も含めて、考えてみたいと思う。
先ず皆さんは「セントサイモンの悲劇」という言葉をご存知だろうか?
この記事を読んでくださっているような方なら、その大半が既にご存知かもしれないが、ここでは一応、聞いた