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小惑星パラスの性エネルギーについて

ここ数年、北米ではジェンダー認識の変革が凄まじく、水瓶座に冥王星がはいるぞ〜、という影響をひしひしと感じております。水瓶座の支配星の天王星は牡牛座を通過していますので、牡牛座が表す肉体に、水瓶座の自由度や個性が加わった変革もテーマの1つになっていくんでしょうね。

昨年あたりから、カナダではカフェやレストランのトイレのドアについていた、男性、女性のマークがなくなり始めました。かわりに、宇宙人とか、トイレットペーパーのマークがついていたりして面白いです。上の娘の中学校にも、男女兼用のトイレができています。

娘とそういう話しをしていたところ、まずは、生殖器官でその人が生物として男性なのか女性なのかを判断し、心は別問題と考えるほうがいいよね、という結論に落ち着きました。

アイデンティティの上で、男性、女性、中性、その他色々な呼び方をするのは自由ですが、生物学的な区別は曖昧にするべきではないから、性別の欄に、いくつか項目をつけるべきだ云々、、、。私も娘も乙女座アセンダントなので、皆が混乱しないように、整理分類したくなるのです。笑。

ホロスコープでは、ジェンダー関係を表わすものに小惑星のパラスがあります。

パラス(パラス・アテナ)は、ギリシャ神話ではゼウスの頭から生み出された娘で、知恵や精神を司ると言われています。

ある日、預言者ガイアは、ゼウスと最初の妻メティスとの間に、二人の子供が生まれてくるが、息子はゼウスの座を奪うであろう、という予言をしました。それを聞いたゼウスは恐れ、身ごもった妻(メティス)を丸呑みしてしまいました。

丸呑みしましたが、メティスも神なので死ぬわけではなく、かといって通常の出産もできず、結局ゼウスの頭から一人目のアテナが生まれました。そして予言された弟は生まれなかった、という話しです。

アテナは生まれるべきはずだった弟を内包して生まれてきた、とされています。女性でありながら軍神で、男性のような冷静さと理知的な知性を兼ね備えていた、と。

パラスという名前は、誤って殺してしまった一緒に戦った親友の名前という説もあれば、パラスという巨人に勝利した証であるともいわれています。

ここからのイメージで、
私はパラスは中性である、と解釈しています。

パラスの純粋な意味は、おそらく男性性と女性性のバランスがはじめからとれている状態なのだと思います。

なので、出生図の小惑星パラスは男性性と女性性のバランスをすでに保った中性としての見本的な才能で、最初から使える特殊能力、として私は読んでいます。(ただし、アスペクトによる!)

さらに、小惑星パラスは火星と木星の間にあるので、個人の領域にも社会の領域にも使える性質になるという解釈です。(小惑星セレス、ベスタ、ジュノーも同様の性質をもつ)

うちの旦那は、1ハウス射手座のアセンダント付近にパラスがあります。特にハードアスペクトはありません。そのために、24時間社会に関心が向き、さらに今の社会システムのおかしいところ、直していくべきところについて語る時は、まるで100人の聴衆が目の前にいるかのような演説感で語ります。

普通の食卓で、このパラスを出して語られると、子供達ドン引きですよ、、、。私も、選挙の街頭演説を食卓でしてるみたい、、、。と常日頃思っています。が、これも彼の才能のうちです。パラスを仕事で発揮させて、聴衆を感動させているのを私は知っています。(蠍座も強いから感情面に訴える力が強い)

上の娘は10ハウス双子座にパラスがありますが、魚座太陽と乙女座土星とそれぞれスクエアです。(T字のアスペクト)
なのでこんな図式。

魚座(想像力、融解、広大)+双子座(多彩な情報と言語能力)+乙女座(めっちゃ細かい分析能力)

これがネガティブに発動すると、さあ大変。笑。

延々と他者や教師などの態度、指導法、考え方などを、的確に裏付けされた多彩な情報やデータを元に、相手の思考を想像しながら、際限なくいつまでもダメ出しします。誰かと口論になると、恐ろしいほどにどれも的確なので、相手は、まさにぐうの音も出ないみたい。

口喧嘩で彼女に勝てる人はいないでしょう。
しかも英語だから早いしね。笑。
ディスカッション、ディベートに強いエネルギーですね。

娘は、太陽が魚座なので、良い方向で使ってくれれば、個人の感情を超えて、集合意識を癒やすほどの、的確な話術やコミュニケーション能力になるでしょう。大きくなったら何になるのか楽しみです。

だから、我が家では娘と旦那が喧嘩をすると大変なのです。一方は演説を繰り広げ、一方はそのダメ出しを延々と、、、。

そんな時に私のパラスが出動します。笑。

私のパラスは魚座7ハウスにありますので、二人の良い面、悪い面も受け入れて、なだめる役割です。笑。私の魚座には水星もありますから、一般人がドン引きするエネルギーを持っている二人とのコミュニケーションも問題ないのです。

クライアントの方とお話していると、皆さんもパラスは、気が付かなかったけれども普通に使えているポイントとなっているようです。なので、意識して、社会でも使える才能の1つ!とするとよいですね。

ところで、ジェンダーの面でいえば、元々中性を意味するパラスにキロン、冥王星、海王星、天王星がハードアスペクトをとっていると、自身の性自認に対して何らかの影響があるようです。

昔、イギリスにいた時にゲイの友達がかなりいて、当時ボーイフレンドとうまくいかない時に、みんなの優しさに相当救われていました。もう連絡が途絶えてしまったので、みんなの出生図を教えてもらって検証できないのが残念ですが、おそらくパラスに何らかのアスペクトがあったんじゃないかなあ、と思います。

パラスと海王星であれば自身の性認識が曖昧になるかもしれませんし、キロンであれば、性に関連した何らかの出来事が傷となり、そのために性自認が男から女に、女から男になったりするかもしれません。(バランスがとれない状態)冥王星であれば、性認識が全くわからない状態から、自分の性のバランスをみつけていくことが促されるかもしれませんし、、。

あくまで考察ですが、色々な可能性が考えられます。

私の魚座パラスは乙女座土星と180度ですが、土星だけの場合は性自認に対しては影響はでていません。むしろ、魚座のパラスを乙女座的に現実能力として強化していくために、上記のように、家族間で鍛えたり、仕事を使ってパラスを使えるようにしている感じです。訓練が必要な感じ。

パラスに限らず、全てのアスペクト攻略は本当の自己(太陽)を獲得していくために必要なことですので。

最近、男性性と女性性のことについてお話しておりますが、小惑星パラスもそのバランスを学ぶヒントになっているかな、と思いました。

皆さんも自分のパラスチェックしてみてくださいね。

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