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占星術のお話 ー山羊座ー

今日はこの前アップしたPouring Art -Capricorn- 山羊座のお話です。
占星術のお話、なんやかんやで久しぶりになってしまいました。あと2つ。水瓶座と魚座でコンプリート!夏前には一段落させたいです。


まず山羊座の神話を以下に要約しておきます。

神々がナイル川沿いで宴会を開いている時、山羊頭の牧神パーンは自分の得意な葦笛を吹いていました。すると、それにつられて突然、怪物テュポーンが現れました。驚いた神々は天上へ逃げました。パーンは魚に化けてナイル川に飛びこもうとしますが、慌てていたので半身がヤギ、半身が魚という滑稽な姿になってしまいました。

山羊座も諸説色々あり、上記以外にも、こんな説があります。

上半身が人で下半身が山羊として生まれたパーンは、その姿にびっくりした母親に生まれてからすぐに捨てられました。そんなパーンのユニークな容姿とキャラクターを神々が気にいり、酒宴にいつもよばれて大事にされていました。
ある日、森の妖精に恋をするのですが、パーンの容姿を見た妖精は逃げようとします。妖精は、パーンに捕まるくらいならば葦になったほうが良いと月の女神に頼み、パーンに触られた瞬間に葦になってしまいます。パーンはその葦で笛をつくり、その後、様々な人を魅了したと言われています。

山羊座のイメージ

ー現実、逆境に強い
ー転んでもただでは起きない
ーネガティブなものをポジティブなものに変える力に優れている
ー予想外の自体が苦手なので、用意周到
ー何でも資源にする
ー窮地に追い詰められた状態こそチャンスになる

エレメント:土   支配星:土星    区分:活動宮


現在運行中の冥王星は、山羊座に滞在し、2024年11月頃には本格的に水瓶座に移動します。厳しい現実をつきつけてピンチにおとしいれ、そこで冥王星的な潜在能力を発揮させることがテーマの10数年でしたね。皆さんの山羊座は何ハウスでしょうか?

山羊座が1ハウスだったり、山羊座にハードアスペクトがある方々は相当きつい経験をされた事と思います。でも、そこで底力を発揮させるのが冥王星の役目ですので、乗り越えた経験を使って着実に前へ進んでいっていってほしいと思います。

私は、山羊座は5ハウスにありますので創作、クリエイティビティ、趣味、娯楽といったものを徹底的に奪われ、後半はそれを徹底的に再構築するような期間でした。

私の5ハウスには天体がありませんが、天体のないハウスは、運行中の天体が通過する時にそれなりに影響します。

影響力が絶大なのは、冥王星、天王星、海王星です。有無を言わさぬ破壊と再生の冥王星。変革の嵐を起こす天王星。ふわふわしつつ、良くも悪くも色々と広げていく海王星。といった感じです。

以下、私の山羊座5ハウスに冥王星がはいる直前の図です。2008年のものなので、若干射手座よりの時です。

この時期に私は結婚しました。しかも1ハウスに土星が回帰しているサターンリターンの時。あと8ハウスに天王星がはいろうとする時期。

サターンリターン中に出会う人や、付き合う相手は、良い意味でも悪い意味でも試練を与える役目があります。上の運行中の天体をみれば、普通の占い師の方々からは、結婚する時期ではない!やめとけ!と言われるパターンです。

私は、自分自身を徹底的に洗い出すための試練を与え、人生の楽しみを奪い去りどん底に落とされて、人と何かを共有するってどういこと?という変革を促す相手と結婚したということになります。ひえー。恐ろしい。

当時は、占星術はあまり興味がなかったので、知らなくて幸せでした。そして、その試練の数々を乗り越えたおかげで今の私が存在しています。

5ハウスに冥王星が通過していた過去10数年、子育てのタイミングでもあったので、子供中心でした。特に最初の7年くらいは、もう自分が消えていましたね。

けれど、冥王星は「自分が楽しむ時間」を取り上げ、そこから底力を使って、山羊座流に這い上がる、というテーマを私に突きつけていました。

5ハウスの山羊座は、楽しければいいや、で終わらない趣味や娯楽、クリエイティビティを表します。

努力してスキルを磨いていける趣味とか、全く出来ない状態から完璧に出来る状態にもっていくとか、何もかも資源にして創作につなげていくという感じになります。

高校の時にバレエで挫折をしてやめてから、私の趣味はずっと「英語」でした。挫折しそうになりましたが、嫌いだと思った事は一度もないです。日本の大学を卒業してから、イギリスの大学院でTESOL(英語教授法)を学んで、ずっと英語を教えていましたが、出産後は仕事からは完璧に離れていました。でも、下の子が2歳くらいになった時に、どうしても英語をまた教えたいと思い始めました。趣味を始めたいと思ったのでしょうね。

私の趣味には「努力」が伴う。それが楽しい。
うーん。山羊座っぽいですね。

結局、子供の寝ている夜明けに起きて、時差を利用してその時間に日本の生徒に教えるということを始めました。時間の余裕がないのならば、余裕を無理矢理つくる。隙間時間は全て活用。これも山羊座っぽいです。

そうこうしているうちに、英語を教えるだけでは精神が安定しない事に気が付き、その心の葛藤の原因を心理学や占星術で勉強することが趣味になっていきました。元々探究の9ハウスに金星があるので、何かを知ることに喜びを感じます。

そして、さらにそれをいかしてカウンセラーをしたり、ブログを書いたりしていくことにつながり、最終的にはバレエも再開して、絵も始めて、noteも始めて、星の話も始めて、、、となっていきました。どれもこれも無駄にはしないで、全部自分の好きなことにつなげていこう、と思って築いてきた結果です。

山羊座は、地の性質がありますので活用すれば確実に現実に落とし込めます。

私の場合は、冥王星の厳しい現実の中、そこで底力を発揮して、自分が本当に好きな事をみつけられました。でも天体はないので、むしろ5ハウス以外の葛藤が相当ひどく、気がついたら色々手にはいっていた感じです。

皆様は山羊座流の冥王星の底力にしっかり向き合えたでしょうか?まだ1年半は山羊座滞在ですので、最後にしっかりと色々と現実に落とし込んでおきましょう。それ以降は水瓶座テーマになります。乗り越えて獲得したもの、経験を使って、変革を起こしていくことになります。楽しみですね♪

読んでいただいてありがとうございました!




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