目に見える景色
窓から見える景色を見ていて、ふと感じた。
遠くに見える山の連なり。
以前の私には手を伸ばしても届かない場所・物の象徴だった。
その景色を今の私は檻のように感じる。
檻のように感じる景色であっても不快に感じる事はない。
ただこう思う。
「決して届かない訳ではない。檻なら壊せばいい。」
自分自身、在り方の違いが景色を変える。
景色に限った事ではない。
その対象が人であれ、物であれ、時であれ。
自分にとってどの様な存在となるかは自分次第。
私の知る世界はあまりにも小さい。
きっと世界は考える以上に面白いものなのだろう。