質実剛健な木版画の詩人☀吉田博👑もっと注目されていい!黒田清輝をぶん殴っちゃった?!
質実剛健な木版画の詩人☀「没後70年 吉田博展」@東京都美術館が始まります☆3月28日まで☆
アメリカをはじめとして国外のファンがとても多い吉田博👑ダイアナ妃の執務室彼の版画が飾られていたことは有名ですし、あの精神科医フロイトも愛していたのですから☀
明治から昭和にかけての当時は、浮世絵に慣れていた日本人より、海外の目利き達のほうが、「西洋の写実的な表現と日本の伝統的な木版画技法を統合した新しいクリエイティビティ」にいち早く気づいたのかもしれません(^^♪
あとは、会場の面白い映像からわかったのですが、吉田博は当時絶大な権力を握っていた黒田清輝とことごとく対立👀!ぶん殴ってしまったこともある?!ので、なかなかメインストリームに乗れなかったのかもしれません。。。
でも、世界に認められた吉田博の技のすごさは、まず、複雑な色彩表現のために重ねた「摺数の平均は30数度」(浮世絵は10数度くらい)👑気合が入ったものでは、80度から90度刷っているとのこと!!
《東照宮》(部分)は、80度刷っています!!!
同じ色調も微妙に刷り分けることで、空気や湿度など目に見えないものを巧に表現しているのです☀これは、現物を見るとよくわかります☀水などは音が聞こえてきそうですし、霧の湿度や煙を感じる絵も(^^♪
私なりに凄いと思ったポイントは
①同じ場面を、朝、午後、夕方、夜など刷り分けていること。繊細なグラデーションをみてください!!
②山や建物の、水面への映り込みがみずみずしい!
③動物や人も動き出すほど軽やかで着物も細かくカラフル♪
そして、このライブ感あふれる表現を可能としているのが、吉田博の現場主義。国内外を徹底的に旅して、夜中キャンプなども厭わず、全ての場面を目撃して描いているのです!すごい体力~(^^♪
画風は優しいのですが、質実剛健で数々のレジェンドを残している吉田博の人柄もバッチリ伝わる展覧会☀
日本からももっともりあげたいアーティストさんだと思います!!!
※プレス向け内覧会にて許可を得て撮影しています。
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