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意味がなにかとかじゃなくて、ただ続けた。

この2020年、実は製作活動とは別に”裏”目標がありました。


その今年1月に決めた目標は【年間50冊】というもの。
つまり1年のうちに50冊の本を読むということです。
この文章を読んでいる人の中にはもっと読んでいるよという方もいるかもしれませんし、読書家と呼ばれる人はもっともっとすごい量を読んでいるようで(クロモ調べ)、もしかしたら世間的にこの50冊という目標は数字のインパクト(え?インパクトない??)ほど高いものではないのかもしれません。
結果的には12月に入る前という早い時期で達成できたし、こうして最終的に公表することになるならもっと高いハードルに設定した方がよかったのでしょうか…。笑




今年はコロナというウィルスによって生活が一変しました。
当たり前のことが当たり前にできず、昨日そこにあったお店にはショベルカーの油圧ショベルが突き刺さり、果たされずに宙を浮く「またそのうち」という約束がいくつもできてしまいました。
そんな中で自分はどうやってこれから生きていこうか、そんなことをずっとずっと考えながら、でもとにかく動き続けることと新しいことへの挑戦だけは見失いたくなくて、空回りでもいいからと足だけをとにかく回し続ける毎日でした。
オンラインショップ開始、毎日行った配信、天文学の勉強、考えてみればこれらは全部今年でしたね(改めて考えるまで忘れていました)。
それでも音楽の勉強やイラストの製作、公演というこれまでやってきたものも変わらずにやってきました(これに関してはたくさんの人のおかげで”やらせていただいた”と言ったほうがいいですね)。

新しいものと続けてきたもの、夏から秋にかけてはあまりにもその量が増えすぎて混乱していた時期もあったのですが、そのコロナの状況が始まる前の12月末に決めて始めた【年間50冊】という目標も、実は途中でやめようかと考えた活動の一つだったんです。
ある意味”無くても生活や活動には直接関係ない”から。

でも僕はやめることなく50冊読み切りました。
意地もあったし、それは論理的な理由からだけではなかったと思いますが、ただ一つずっと持ち続けた思い、それは”コロナに自分の決めた目標を邪魔されるわけにはいかない”というもの。
結果的に公演の数は減り、楽曲のリリースも遅れ、オフラインでの活動は大きく減速し、音楽でも絵でも失ったものがたくさんありました。
だからこそ、どんなに小さくてもやり続けているものが欲しかった。
僕はとにかくコロナ渦だろうがなんだろうが、自分の人生にしたかった。
そしてそれを実感していたかった。


こうして1年終えてみると、ここにはただ続けるということに意味があったような気がします。
もちろん一番の意味は自分の知らない世界をインプットするということだったし、好きな作者も嫌いな作者も、苦手な分野も初めての分野も読むことでたくさんのことを学ぶことができて、活動に生きたこともとてもいっぱいありました。
でもそれ以上に、コロナ渦でも僕は僕として生きてこれた、きっと何があってもそうやって生きていけるんだ、そんな思いを感じられたことが一番の収穫だったと思うんです。

50冊読んだらもう止まるかと思ったら、今でも癖のように本屋に寄って、Amazonの購入ボタンを押しています。
しばらくはやめられないようです。
でも次の目標もあって、それは【映画100本】というもの。
また一つずつ拾って歩いていこうと思います。





PS:もちろん絵や音楽の製作が第一で頑張っていきますー!

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