ジェームズ・ジョイス 「ユリシーズ」 Ulysses 発刊 (1922年2月2日)
アイルランド出身の作家ジェームズ・ジョイス James Joyce の小説「ユリシーズ」 Ulysses 発刊 (1922年2月2日 パリのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店 [※1] )。
1918年-1920年に一部連載 (アメリカの雑誌「リトル・レビュー」)。
幾つもの文体・言い回しをパロディー的に駆使する、というのは
誰しも憧れるでしょうが、難しいことですね。
日本で集英社文庫版が出た時に読みましたが、
文体そのものに意義がある小説なので、翻訳によってバリエーションが出易そうです。
その文庫は冒頭の古典的文体を翻訳する場合
「古事記」的な文体に置き換えているらしく、
更にそれから幾つものスタイルに変化して行きます。
2日前の記事でお述べした映画「第三の男」の講演会のシーンで
主人公の大衆小説家ホリー・マーティンス (ジョゼフ・コットン扮) は
「『意識の流れ』を信じますか?」
と聞かれて、何のことだか戸惑いますが
この「ユリシーズ」が、個人の意識に焦点を当てた描き方において、
「意識の流れ」を文学に生かした代表例と言われているそうです。
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※1
「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHK) パリ編に、シェイクスピア・アンド・カンパニー書店の窓辺にたたずむ猫が登場。
🔍 出版社クレヴィス公式ページ オンラインストア 「写真集 岩合光昭の世界ネコ歩き」見本画面など
https://crevis.co.jp/publishing/26/
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(22年12月更新)