信州art_walk_repo

長野県内で活躍するアーティストの素顔をご紹介していきます。 信州新世代のアーティスト支…

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長野県内で活躍するアーティストの素顔をご紹介していきます。 信州新世代のアーティスト支援事業「next」に登録しているアーティストを中心に、日々の活動の様子から、今後の目標や長野県で活動することへの思いなどを伺い、長野県が持つ文化芸術のポテンシャルの高さを再発見していきます。

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最近の記事

File.22 津田翔一さん(絵画)インタビュー

――津田さんの活動内容を教えてください。 長野を拠点に主に絵画制作、油彩画の制作をしています。 ――絵を制作するようになったきっかけは何ですか? その質問は非常に難しいですね。 明確に答えられませんが、気が付いたら描いていました。 ただし、進路を決定づけたのはベティ・エドワーズの『脳の右側で描け(Drawing on the Right Side of the Brain)』という指南書に出合ったことと、パブロ・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso, 1881年

    • File.21 細萱航平さん(インスタレーション・空間芸術)インタビュー

      ――現在の活動の内容を教えてください。 私には地質学のバックグラウンドがあるということと、モニュメントのことなどを調べていたということもあり、最近は石をテーマにして作品や展覧会をつくることが増えました。 ――モノづくりをはじめたきっかけを教えてください。 中学生くらいかと思います。身内に美術の先生がいて、なにか作りたいなーと思ったときに一番身近にあったのが美術でした。モノをつくりたいという気持ちは、まずは美術に向かっていきました。 今のような活動を始めたのは大学生のとき

      • File.20 深澤優希さん(ソプラノ)インタビュー

        ――現在の活動内容を教えてください。 今は、企画・制作の仕事をしながら、コンサート出演など演奏をメインに活動をしています。 ――声楽を始めたきっかけはなんですか? 中学生のときに合唱部に入っていたことがきっかけです。 もともと歌うことは好きでしたが、小学生のときは伯父の楽器を譲り受けて金管バンドでトランペットを吹いていました。ピアノ教室にも通っていたので、クラス合唱のピアノの伴奏もしていましたが、ずっと歌いたいと思っていました。ですが、地元の中学校には合唱部がなく、歌を

        • File.19 米窪怜さん(フルート)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 演奏活動をしながら、フルートの講師の仕事をしています。 主な演奏活動は、楽器店に所属しており、その楽器店が浅間温泉と提携しているので、旅館で週一回程度演奏しています。その他、定期的にコンサートにも参加しています。 ――フルートを始めたきっかけはなんですか? はじめたときの記憶は、はっきりしていないのですが、母が音楽好きで、何かやらせたいという思いがあったみたいです。従妹がバイオリンを弾いていたので、その他の楽器が良いなと思っていた際

        File.22 津田翔一さん(絵画)インタビュー

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        • NAGANO ORGANIC AIR取材記
          11本

        記事

          File.18 福島淑子さん(現代美術)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 油画で主に人物画の制作活動をしています。 ――絵を描かれるようになったきっかけはなんですか? 小さい頃から落書きやアニメが好きで、小学校の時は他に何もなかったこともあり絵を描くことにハマっていました。上手く描けると褒めてもらえるのでうれしかったです。 中学の時は学校にいる時間が長くなったので帰宅後に描くということはほとんどなかったのですが、急に思い立って描き出すことはありました。当時326が好きだったので影響を受けて文章も添えていた

          File.18 福島淑子さん(現代美術)インタビュー

          File.17 棟居淳さん(ギター、マンドリン、ウクレレ)インタビュー

          ――きょうの演奏会では小さいお子さんたちを前にどうでしたか? 鈴を一緒に鳴らして楽しんでくれたり、静かになるとちょっと遊びにいっちゃうところとかも含めて、素直な反応があって嬉しいですよね。演奏中は自分自身もずっと笑顔でした。 普段は大人向けの演奏をすることのほうが多いので合間に曲の説明をしていますが、 お子さんは目の前で起こっていることに対して反応するので、態度や表情でみせながら、できるだけ間をあけずに演奏しました。 ――現在の活動内容について教えてください。 ギター

          File.17 棟居淳さん(ギター、マンドリン、ウクレレ)インタビュー

          File.16 町田莉佳さん(ピアノ)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 東京と長野を拠点としてピアノの演奏活動とピアノ講師をしています。伴奏やアンサンブルを中心に、お声がけいただいた演奏会の出演やコンクール、合唱団の伴奏など、いろいろな場所で演奏させていただいています。 また、県内では自主企画のコンサートも積極的に開催しています。 ――ピアノを始めたきっかけはなんですか? はっきりとは覚えていませんが、家にピアノがあったのでいつの間にか楽器に触っていた感じです。 ピアノの先生に習い始めたのは小学一年生の

          File.16 町田莉佳さん(ピアノ)インタビュー

          File.15 村上藍さん(ピアノ)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 ピアノの演奏活動をしながら、東京都でピアノ講師の仕事もしています。 ――音楽活動を始めたきっかけを教えてください。 現在の音楽活動の中心は、アンサンブルになります。目指したきっかけは、確か中学校のときに聴きに行った室内楽のコンサートだったかと思います。ソロではなく、違う楽器と一緒に演奏するピアノに魅力を感じました。それから、室内楽にいつか挑戦したいという気持ちを秘めて、中学2年のころピアノを本格的に学び始めました。小学校のころからオ

          File.15 村上藍さん(ピアノ)インタビュー

          File.14 遠山ゆうかさん(絵画【アクリル画】)・前島咲さん(インスタレーション)インタビュー

          ――お二人は、今どのような活動をされているんですか? 遠山:現在は、飯田市と茨城県を仕事や家庭の都合で行き来しながら制作をしていて、展示活動も年に何回か参加させていただいています。 以前はわりと空想的で、天使がいるような風景を描いてたんですけども、最近は空だったり花だったり、身近なものをモチーフに選んで描いています。 前島:今は飯田に住み、制作をしています。基本的に手で触って居心地のいいものを選んでいて、今はフェルトや布、綿でつくっています。 ――作品を作り始めたきっかけ

          File.14 遠山ゆうかさん(絵画【アクリル画】)・前島咲さん(インスタレーション)インタビュー

          File.13 中村ヒカルさん(立体)インタビュー

          ――最初に、現在の活動内容について教えてください。 現在は京都で制作をしながら仕事をしています。陶芸の立体作品や、レリーフ作品を中心とし、銅版画の制作もしています。陶芸の立体作品は、形を作った後に、表面を細かい装飾や釉薬で覆い、窯で焼くという流れで制作しています。 ――美術の道に進もうと思ったきっかけを教えてください。 高校の美術の授業が楽しくて、美術部にも入って、そこで絵を描いたりしたことがきっかけです。 ――様々な美術のジャンルの中で、陶芸を選んだ理由を教えてくだ

          File.13 中村ヒカルさん(立体)インタビュー

          File.12 小麻智美さん(現代美術)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 現在は高校で教員をしながら現代美術作品を制作しています。 油絵や立体作品など、様々な作風で創作活動をしています。 ――現在の活動を始めたきっかけを教えてください。 大学に入るまでは真面目に油絵を描いていました。 大学は油絵専攻で入学したのですが、周りの人たちがいきなり油絵を描かなくなるという現象がありました。油絵だけに留まらず様々な表現方法でのアプローチを試みているようで、描いている人は少数派というような状況です。 私も新しい表現に

          File.12 小麻智美さん(現代美術)インタビュー

          File.11 漆原さくらさん(絵画)インタビュー

          ――現在はどのような活動をされていますか。 現在は、地元辰野町に小さなアトリエを設けて、そちらで制作活動をしています。基本的には自分の自主制作と、あとは「こういった絵や冊子を作ってほしい」というようなご依頼をいただいたお仕事をやっているような状況です。 ――「食」をテーマに制作活動をされている漆原さんですが、食に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。 きっかけらしい「これです」っていうものはあまりなくて、色々なきっかけが重なって「食」を描きはじめました。その中でも一番大

          File.11 漆原さくらさん(絵画)インタビュー

          File.10 森泉智哉さん(絵画)インタビュー

          ――現在の活動内容を教えてください。 絵を描いて生活しています。 最近はポップなイラストっぽい作風で描いているので、マーカーみたいな誰でも手に入るような材料を敢えて使って描いています。以前はテンペラや油を使って描いていましたが、今は美術の時間で使うようなものはあまり使わないですね。 ――それはなぜですか? 例えば自分の実家って選べないじゃないですか。自分が選んだ場所じゃない、本当は洋風の家が好きだけど実家は和風で、でもたまに帰ると落ち着くみたいな。今の画風はそれと同じで

          File.10 森泉智哉さん(絵画)インタビュー

          File.09 石井聡恵さん(オーボエ)インタビュー

          お客さまや演奏家の方、様々な方との出会いを大切に活動される石井聡恵さん。nextに長く登録をいただいている石井さんならではのお話を伺いました。 ―― 現在の活動を教えてください。 現在は長野県内での演奏活動や、後進の指導のほか、専門学校の講師として活動しています。演奏活動の内容は、オーケストラ、室内楽アンサンブル、ホテルのラウンジ演奏、また、ご依頼いただいたイベントでの演奏、保育園へ出向いての訪問演奏等をさせていただいています。 ―― オーボエを始めたきっかけはなんです

          File.09 石井聡恵さん(オーボエ)インタビュー

          File.08 宮坂絵美さん(インスタレーション)インタビュー

          宮坂絵美さんは油彩やインスタレーションを制作し、精力的に芸術の普及活動にも取り組んでいます。今年は大学院への進学や、スイス北西部の都市バーゼルで毎年開催される世界最大級の現代アートフェアー、アート・バーゼルへの出展を計画する(新型コロナウイルスの状況を鑑みて中止になりました)など、バイタリティー溢れる活動をされ、今後の活躍が楽しみな宮坂さんに、お話を伺いました。 ―― 現在のご活動について伺いします。 現在は平面作品で、写真の上に油絵を描いていくという方法で油絵を制作して

          File.08 宮坂絵美さん(インスタレーション)インタビュー

          File.07 高津秀太郎さん(絵画)インタビュー

          22歳のときに突然画家をめざし、独学で絵画を始めたという高津秀太郎さん。 ご自身の絵画を展示する「高津秀太郎美術館」を訪問し、自信と情熱にあふれるバイタリティーの塊のような高津さんにお話をお伺いしました。 ―― 活動をはじめられたのは今から10年前、高津さんが22歳のときと伺いました。 そうです。それまではホテルマンをしていました。その職業自体は憧れをもっていて、ホテルマンになるための専門学校を卒業して、就職しました。ただ、働いているときに、定年までこの仕事を勤めるのかと

          File.07 高津秀太郎さん(絵画)インタビュー