苦手で怖い事にチャレンジして成長してきた過去のお話。
苦手で…怖くてたまらないこと。
その中でも 経験を重ねて
出来るようになった事があった。
それは「電話対応」
未経験ゾーンでも
物怖じしないとよく言われるが
実は人見知りで臆病な面もある私。
誰からかも分からぬ電話を取って
会話しなければならないのが
(しかも丁寧な大人の対応!)
実は怖くてたまらなかった。。
友達に
「りえこは経理の仕事とか向いてると思う。東京なら派遣でいっぱい仕事あるよ」
と言われて上京した
25歳の若き私。
それまで 数年
夜の世界で生きてたから
昼の世界でOLするなんて初めてで
しかも高卒資格のある
普通の高校にも行っていない!
最低限の知識も
世間一般常識さえも知らない
まっしろしろな私が
昼間の世界で
このままの私で
どこまで通用するのか?!
それ自体も ある意味怖くて
チャレンジングなことだった。
派遣登録する時
ある一社で
事務仕事の経験がない上に
ビジネスマナーを知らなさすぎる
それを やんわり指摘された。
即戦力になれないあなたには
仕事を紹介できない。
伝えたい意味は充分わかった。
学歴も(昼仕事の)経験もない
そんなあたしは
他人よりも努力しないと
やっていけないんだと思い知った
それでも他社でなんとか
派遣登録出来て
事務仕事にありつけた私は
全てが初体験の世界で
仕事しながら
周りの人の素振りから
ビジネスマナーというものを
吸収して
言われたことは
キッチリこなして
それ以上のことをやるべく
日々 努力した。
そうしないと 仕事もらえない。
生きて行けないという
必要に迫られた努力。
だけど
苦労は若いうちにしとくに限る!
とも思ってたから
それもまた
ある意味楽しかったけどね(笑)
2か月後に契約切られる話が出て
やっぱり人数が足りなくなるからと、私は切られないことになり、向かいの席の女性ひとりが切られて辞めていった。。
明日は我が身だと思った私は
「手に職つけなければ!!」
と思い、その辺りから
簿記を勉強し始めた。
その会社を1年半勤めたとき
派遣プロジェクト終了
今後は直契約のみで構成する
という事になり。
私達は全員 切られた。
簿記を勉強していた私は
経理専門の派遣会社に登録して
経理という未知の世界に突入。
この2社目で
電話を受ける必要に迫られる。
ジャイアンのように
恐れられていたリーダーの元で
日々ビクビクしながら
そのビクビクは顔には出さず
日々怒られながらも
仕事を覚えて
子供のお使いみたいな
拙い対応しか出来なくて
失敗も沢山した。
失敗して怒られて…
同じ失敗はしない!と腹を決めて
とにかく必死な毎日。
パートのおばちゃん達の
電卓の音がめちゃめちゃ速くて
まだ電卓さばきに慣れない私は
内心焦る。。
何とか涼しい顔をして
日々 電卓と格闘!
当時飼っていたハムスターの
「ピキっ!」とかいう
小さな寝言?にも
ガバっと起きてしまうほど
常に緊張状態
精神的に追い詰められていた。
ここでも 周りの人の素振りから
ビジネスマナーを吸収して
事務仕事キャリアを積んでいった。
丁寧に教えてくれる人なんかいない
他の人の仕事は日々見て覚えて
次のチャンスに備える。
仕事は奪うものだと思っていた
この頃の私の思考は
今思い返すと
サバンナの肉食獣みたい(笑)
一緒に働く
パートのおばちゃんには
「パートと同じ仕事してるのに派遣雇うなんて経費の無駄よね!」
と、あからさまな嫌味を言われ
若き日の私は深く傷つき
見えないところで泣いた。。
サバンナで生き抜くくらい
とにかく毎日が必死だった。
まだまだぎこちないものの
何とか電話も少しは慣れた。
電卓はキーを見なくても
連続打ち出来るまでに成長した✨
2社目もうすぐ2年という頃
経理部門のお偉い人に呼ばれて
「派遣辞めて直契約しないか?」
という話をされた。
真剣に考えたけど…
直契約した自分を浮かべると
「山小屋に取り残されて、社会から切り離されている」
そんなヴィジョンしか見えず…
有難いお話だけど断った。
そしたら契約終了になり(笑)
派遣会社から
すぐに次の会社が紹介された。
少しずつキャリアを積んで
事務仕事に慣れてきたけど
それでも まだ電話は怖かった。。
3社目の会社は
総務部の中の経理課で。
総務の電話も取ることになった。
難しい話が飛び交い
さらなる大人の対応が求められた。
怖くて なるべく避けていたら
「電話も取ってください」
と上司に注意され…
えいやぁ!
と、取った一本の電話。
ここから 私の世界が変わる。
怖いのは
知らないから。
分からないから。
どんな事を言われるのか?
どんな対応をすればいいのか?
少しずつ知って
理解していくと
だんだん 怖くなくなって
積極的に
電話を取れるようになった。
新しい慣れない場所で
電話を取るのは やっぱり怖い。
でも どう対応すればいいのか
知ればいいだけで。
とりあえず分からない話で
代われる人が居なければ
連絡先を聞いて メモして
折り返し連絡すればいい。
コレだけでも 随分と安心できた❤️
一カ月強
住み込みバイトした禅の湯でも
電話を取る機会があって。
最初は えぇ?!と思ったけど
やってみたら何てことはなく(笑)
若き日の私には
死ぬほど怖かった電話対応
だけど私はその後
沢山の経験をして
私自身を磨きあげて
怖くてたまらなかった電話を
アッサリ取れるようになってた!
バンジージャンプもそうだった。
数年前のお正月にチャレンジして
それもクリア出来たんじゃないか!
私の個性を前面に出すことも
着物をミニワンピみたく
自由にアレンジして着ることも
実を言うと とても怖かったんだ。
でも、もはや私は
私の個性を最大限に活かして
自由に生きるしかない。
そんな世界に移行したらしい。
怖くてたまらないことは
まだまだ沢山ある。
生まれたての子鹿みたいに
ガクブル震えてしまうけど…
きっとそれでも
やれば出来ていくんだろうな。
経験と 慣れ
それだけなのかもしれない。
パッツン オンザな前髪も
こんな赤黒コーデも
若き日の私には
とてもとても怖くて出来なかった
でも、今は自由にやれてる!
むしろ
それを楽しんでる(笑)
振り返ると 長い道のり
私は成長してきたんだなぁ。
何だかしみじみと 感慨深い✨
怖くてたまらなくても
やれば出来るんだと
過去の自分が教えてくれた。
ありがとう わたし❤️
長々と綴る
想い出の独り言。
未来の自分と
必要としている人へ贈ろう💖