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せめて3色

さかのぼると学生の頃から、自分が本当に好きな(使いたい)色だけに絞って、抑えた渋い色調の作品を発表し続けている。作品はほとんどモノクローム的な仕上げになる。もっと強く、もっと美しいモノクローム空間に憧れながら試行錯誤するこの時期。

基本は青、茶、白の混色で制作する(黒は使っていない)。そして2色に別れた画面を作り、そこから細かい操作が入る。始め、2色(暗い青と白のグラデーションになる)でストイックに進めていたが、画面がどうも決まらない。印象がぼんやりしている。決めるつもりで入れた明るい白があまりぱっとしない。

何が足りないのかをしばし考えた。

…そうだ。あと1色なんだ。彩度高めの1色をやっぱり投入する必要があるのだと気付いた。絵の具の種類は増やさない。使っている3色で混色して理想的なキラリとした彩度の色を作るのだ。

さ、今夜中に決着つけよう。

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