初めてのフランス留学 学生編その2 KIX-SIN-CDG-Dijon
かくして大学4年の夏フランスへ出発!!
同じ大学から共に留学することになった友人と、一応経費削減しようと、乗り継ぎ便で安い、しかし当時サービスが良い、客室乗務員が美人と人気だった飛行機会社シンガポール航空のチケットを1年オープンで購入。関空から、二人の両親に見送られ意気揚々と旅立ったのでした。
しかーし、シンガポール経由って長いのよ。関空ーシンガポール 約6時間、トランジット時間5時間、シンガポールーパリ13時間、合計24時間。一人じゃなくて良かったーってつくづく。
シャルルドゴールに着いた時はもうクタクタです。そこからはまだ慣れてないフランス、大都市パリはまだ怖いので寄らずに、大学でフランス語を教えていただいた、フランス人日本人ご夫婦を頼って、TGVでDijonへ。途中モンパルナス駅で乗り換えた時、モタモタして列車を1本逃すというありがちなことをやり、窓口の駅員さんへ相談に。と行ってもフランス語レベルは初歩の初歩。友達と一生懸命文章作って、
Je voudrais aller a Dijon mais j'ai raté mon train.
みたいなことを言って、逃した列車のチケットを見せた記憶があります。それに対して答えてくれたフランス語はさっぱり聞き取れなかったけど、とりあえず1フラン(フランです。時代がバレる。でもフラン最後の年!!)払ってチケット交換してもらいました。するとどうでしょう、交換してもらったチケットを握りしめて乗ったその車両は、なんと1erクラス、1等車でした。どういうシステムかわからないけど、1フランで1等車に乗れちゃいました。大荷物を抱えた田舎から出てきた日本人小娘が、TGVプルミエクラスで優雅にDijonへ行くという何だかアンバランスな光景。まあでもラッキーです。駅員さん良い人だったな。
無事Dijon駅に到着!!しぇんしぇー。久しぶりにあった日本人にホッと一安心です。Dijon滞在中は、いろんなところへ連れて行っていただきました。BeauneのワインカーヴおそらくPatriarche Pere & Filsでワインのdégustation 試飲、今は博物館となっている1443年に創立されたHôtel-Dieu、そして城塞都市で有名なBesançonなど。Le musée de la Résistanceなるものにも行った記憶もあるけどもうこのころの記憶は散漫です。
この頃人生で初めてクスクスを食べて鳥の餌だなと思った記憶はあります。今は大好きクスクス。
あれ?DijonにいたのにDijonではどこ行ったかしら? 幸福を呼ぶというフクロウはなでなでしました。おそらくディジョンマスタードも食べているでしょう。
あゝちゃんと書いておくべきですね。当時インスタとかなかったから、行きっぱなしの写真撮りっぱなしです。せっかく行ったのになー。今からでも書き留めていきます。
そういえば Les misérables の作者 Victor Hugo は、Besançon出身らしいですね。それさえも知らなかった。せっかく行ったのに。今これ書いてて知りました。無知って勿体無い。。。
さて、少しフランスにも慣れてきて、いよいよ、留学の地Toursへ!!