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ねこ と 人間 と 経済 (ねこわっぱ解説)

ねこ の動画や写真、グッズ、お菓子などなど
身の回りに多いのは皆さんご存知だと思います🐱
私は、ねこが大好きです。

なぜ、ねこが多い?
犬やパンダじゃないの?これにはどうやら理由がありそうです。

まず、ねこは約9500万年前から人と共存していたと言われています。
更に、古代エジプト(約4000年前)では、ペットとして可愛がられ、バステトという神の存在として崇められていたほどの生き物です。
ネズミから食べ物を守ってくれるありがたい存在です。
日本では、弥生時代には既にいたとも考えられています。

江戸時代では、ねこブームが起きたとも記述があり、昔から人間と猫の関係は密接であるといえます。

少し話は変わりますが、、、

ねこの動画を見るとオキシトシンというホルモンの分泌が促されると論じられています。オキシトシンは信頼・好意などに反応するホルモンで、闘争心や恐怖心が減少するともいわれます。

また、ねこの動画にはコルチゾールというストレス系ホルモン値を下げる効果もあり、気分の高揚や集中力アップにつながるとも研究結果があります。

人間とねこの歴史はどうも 人間の本能的にねこはペットとして LIKE の感情があるとも考えられます。

これらを踏まえて、身の回りのねこ製品の強さ について考察していきます。

ねこ と 人間 と 経済

経済とねこがどう関わりがあるか。
ちなみに2022年、猫が生み出す経済効果「ネコノミクス」は約2兆円と言われました。
東京オリンピックの約3分の1の経済効果でとてつもない数字であるといえます。

また、かわいい 縁起がいい 癒し  の象徴的存在で、製品や広告にかわいいねこが載っているだけで売れやすく、目に止まりやすいものです。

ねこのお顔の輪郭のパンや、ねこ茶などが流行るのも納得がいきます。

なんでもかんでも ねこのイラストや写真を使えばいい、ねこの形にしたらいい

そんなわけない!!!

と言いたいですが、実際 買っている人がいるので とりあえずねこを入れたら良いんじゃない?というのが実際のところです。。。

ただ、ねこと人の暮らしを知ってるか知らないかで、どう活用するかは変わってきます。

その1例を私がデザインした曲げわっぱを元に解説します。

今度、発売されるわっぱ弁当箱

曲げわっぱのお弁当をデザインしました。
この曲げわっぱはスギやヒノキの間伐材が使われており、エコでネコなのです。(笑ってください)
木は呼吸をするのでご飯が冷えてもふっくらして美味しくなるので現代でも弁当箱として使われています。

なぜ ねこのデザイン?
本来、曲げわっぱ弁当箱は楕円や円が多く、ベルトがズレやすいものが多かったです。(問題点1)
また、インスタの投稿を見る限り、使用されるユーザーは主婦が圧倒的に多いです。(問題点2)
後は、似たデザインだらけ(問題点3)

これらの3点を ねこ を用いて曲げわっぱのベルトズレ問題を解決し、ユーザー層を広げ、目に止まる&デザインの差別化(ねこ と ひょうたん型)をしたということです。

個人的な話ですが、時計が好きで、気分でベルトを変えたりするのですが、ランチベルトを気分で変えれたら着せ替えみたいで

長く使える製品に愛着を持たせるように工夫し、ペットのように大切に

使って貰えるのではないか。カスタムって何か良いですよね。

また、お弁当を持つ学生が使うことも想定し、箸を無意識的に収納させるには どうしたらいいかを イラストの手と足のレイアウトで まるで箸をねこが持っているかのような遊び心(まっすぐ入れると照れているみたいでかわいい🐱)を盛り込んだデザインにしています。

3種類の理由は、マジックナンバーというマーケティングの数字で、選択肢があるとそこから好きなものを無意識的に選んでしまうという心理から決めています。

ただ、ねこにした訳ではない。

・長く使うために愛着をどう持たせるか
・ユーザー層の拡大とデザインの差別化

 デザインの意図はなかなか普段 知ることができないと思うので、面白い!と思って貰えたら嬉しいです🐱

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