「アートでおしゃべり」体験者インタビューVol.02 花キューピット株式会社 古屋愛実様
フクフクプラスが展開する、チームビルディングのための研修プログラム「アートでおしゃべり」。実際にご体験いただいた企業の皆さまのセキララな声をご紹介する体験者インタビューリレーです。(インタビュアー:磯村歩、文:服部しのぶ)
第2回目は、花キューピット株式会社 グループMD事業部 古屋愛実さんにお話をお伺いしました。
日常の中で感じる、コミュニケーションの難しさ
-- まず初めに、古屋さんのご担当されている業務内容を教えてください。
古谷さん(以下:古):私はグループMD事業部に所属していて、商品開発や販促物、広告宣伝などを担当してる部署におります。今回プログラムに参加したメンバーとは違いますが、グループMDのメンバー自体は全部で6名のチームです。
-- 少数のチームですが、今回のプログラムご参加にあたって、日頃からチームビルディングへの課題感があったのでしょうか?
古:部署で言うとそこまで人数は多くないのですが、今回のプログラムに参加させていただいたのは部署内ではないメンバーで、全員社内でアシスタントマネージャーという役職についている、これから管理職になっていく若手のメンバーで参加させていただきました。(体験プログラムに参加したのは)そのアシスタントマネージャーが集まるオフサイトミーティングをちょうど始めた時期でした。
各部署のセクションごとにコミュニケーションを取ることが今はかなり少なくなっていて、ただでさえ青山オフィスと品川本社で会う機会も少ない中、さらにコロナ禍で在宅勤務も始まり、なかなかコミュニケーションが取れないことも多くなってきていて。ちょうど(昨年の)11月から月1回でのミーティングを始めたんです。
ミーティング自体は、これからこの会社を担っていくメンバーで横の繋がり強化して、分け隔てなくラフに真面目な話をしようという会なんですが、そこにちょうど今回のプログラム体験のお声かけをいただいたので、これは良いタイミングだなと。私からリーダーに参加を提案しました。
-- それは本当に良いタイミングでしたね。アシスタントマネージャーのチームで言うと、それこそ部署が違ったり、先ほどおっしゃられていた青山と品川とで離れていることもあるかと思いますが、連携についての困りごとや難しさなどは感じましたか?
古:本当に些細なことですが、もし同じフロアや同じ建物内にいたら、雑談やちょっとした相談事もすぐにできると思いますが、離れているとわざわざ電話をかけなきゃいけなかったり、メールを打たなきゃいけなかったり。そうするとそこに齟齬が生じてしまうこともありますよね。やっぱり気軽に相談することが出来ないという難しさは、今回のチームだけでなく日常の業務の中でも感じていました。
自身の体験がもたらした、社内コミュニケーションの新しい“きっかけづくり”
-- 例えばZoomなどのオンラインで雑談の場を設けたり、コミュニケーション良化に向けての仕組みなどは社内にはないのでしょうか?
古:今のところはないですね。月に1回、アシスタントマネージャー以上の役職が参加する業務連絡会はありますが、それは“報告する”会なので、どうしても一方通行というか。相互に話す、会話するという機会ではないんです。そのやり方もこれからちょっと考え直そうという動きが今は社内でもあるようですが、現状はまだ難しいようです。
-- そういった状況の中で、ちょうどタイミングよく今回のプログラムをご紹介させていただきましたが、プログラムのどういった点に関心を持っていただけましたか?
古:そうですね、私自身は以前に一度(フクフクプラスの)アート鑑賞に参加したことがあったので、大体のメージは持っていました。実はその参加させていただいた時から、これは会社でやったらいいのになって思っていたんです。
前回参加した時はまったくの初対面、知らない方たちとの参加だったので、本当に自分にない視点というものがあって面白いなって。アートを見て頭を使って考えるということも久しぶりでしたし、普段とはちょっと違う頭の使い方や、人とのコミュニケーションの取り方も、すごく面白いなと感じました。
それを踏まえた上で、今回の体験プログラムをリーダーに提案したんです。リーダーや他のメンバーも、タイミング的にも内容としてもちょうどいいね、やってみよう、という返事をいただけました。
プログラム体験者に贈られる記念品のミニ額装アートには、チームで決めた素敵なタイトルが。
プログラムの参加が、いつもと違う仕事以外の話題の“きっかけ”に
-- では今回改めてチームビルディング研修としてのアート鑑賞プログラムをご体験いただいた感想としては、いかがでしたか?
古:やっぱり普段仕事で関わらないメンバーとも話せたことと、普段も関わっているメンバーとも仕事以外の話題で話せた、というのがとても良かったと思います。一緒に参加したメンバーの中でも、業務の内容にもよりますが、例えばコールセンターの部署の方だと普段の会話では少し厳しい内容も多くなりますので、そこでいつもと違う、明るい話題で話せるきっかけになったのも良かったです。
-- 印象に残っているプログラムはありますか?
古:プログラムの中で一番印象に残っているのは『他己紹介』です。相手が自分のことをどう思っているのか、どう見てくれているのか、というのがわかって面白かったですね。皆さんの話を聞いて、自分のことについて一部心当たりもあったり、「外からはそう見られてるのか」と思うこともあったり。仕事中の会話では共通の話題を話すことはあっても、“その人自身”について話すということはあまりないと思うので、それはとても新鮮でした。他のメンバーも同じように、(他己紹介で)言われたことにびっくりしていたようでしたし、新しい発見があったように思います。
他にも、アートを見てストーリーを考えるプログラムでは、自分の想像力の乏しさというか、頭が固くなってしまっているんだな、という気づきもありました。
ご参加いただいたアシスタントマネージャーの皆さん。皆さんが会社の未来を担っています!
-- プログラム体験後、自分自身も含めて何かチームに変化はありましたか?
古:自分のことではないですが、体験後に(参加者が)みんなが良いね、良かったねと話しているのを聞いて、経営管理部や総務、他部署の方がたくさん興味を示してくれて。「資料があったら見せてね」とも言われています。社内への影響としても良いきっかけになったのではないでしょうか。
チームとしては、オフサイトミーティングではない社内の会議で会ったり会話する時にも、前よりは距離が近いように感じています。こういった変化が見られるのであれば、例えば部署や年齢層も変えて、また違うメンバーでもやってみ見るのも面白いかもしれませんね。
-- アート鑑賞プログラムはチームビルディングだけでなく、社内のコミュニケーションづくりのきっかけにもぴったりですね。
本日はどうも有り難うございました!
対話ができるチームをつくる テレワーク時代の組織づくり
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