“褒めあう”というとてもパワフルな行為
新年度が始まり、今は各地で新人研修に出かけています。先日開催したものは、チームビルディング向けとしてオンラインで提供しているものを対面にアレンジし、しかも1日かけて新人同士で互いの違いを感じ、互いの可能性を探る構成にしました。
これが、その研修の最後のメッセージ。
褒めあう行為は、相手を受け入れて、相手の長所に目を向け、それを具体的なチカラとして言語化し、相手にそれを伝える、というダイバーシティ&インクルージョンにおいて大切なプロセスが内包されています。
因みに私たち日本人は、褒めることが本当に苦手。
特に今のミドル世代以上は叱られながら育ってきているので、褒めらることに慣れていない。不幸なことに褒められるとどうも上っ面な感じがして、信じられなかったりする。
そうした世代がマネージャーになると、管掌役員からおりてくる成果目標に向けて、"出来ないことを一所懸命埋める"ことに意識が集中します。結果的に部下を褒めることができない。
マネージャーにとっては、難しい時代です。
出来ないことを咎めるのは、比較的シンプルなマネジメント。でも褒めるというのは、会社が求める各部門の目標に向けて、メンバーの長所を見立て、会社としてすべきこととメンバーの可能性を高度にマッチングしないといけない。目標との差分を埋めきれないことに日々悩まされている中、なかなか出来ることではありません。
ただ、就労人口の減少に歯止めが効かないのは周知の通り。フルタイムで働けないワーカーがどんどん増える中、企業としては、そうした人財をどう活かしていくのかは喫緊の課題。障がい者の就労においても全く同じこと。
シンプル、でもとてもパワフルな行為なはずです。
アートファシリテーター:磯村歩
ひとつお知らせです。
障がいのある人のアートマネジメントを手がけるエイブル・アート・カンパニーやシブヤフォントから、フクフクプラス一押しのアーティスト達をお招きし、一緒に対話型鑑賞しつつ、そのアートが生まれる背景について深掘りするオンラインイベントを開催します。
さらに、支援員の方々にもお越し頂き、アート制作する上での環境づくりについて、その工夫やノウハウについても伺います。
【開催日時】
2022年4月29日(金) 10:00〜12:30
【参加費・定員・開催方法】
・事前申込 無料
・定員100名
・Zoomによるオンライン開催
【イベント内容】*予告なく変更する場合がございます。
・オンラインでのシャッフルアート鑑賞
・アーティストの創作の現場インタビュー
・フクフクプラスのアートグッズのプレゼント大会
・フクフクプラスのネクストステップ大発表!
【お申し込み先】
http://ptix.at/BpyuYS