大腸がん日記 1年76日目
ここ数日、食べ過ぎなのに薬が飲めないこともあり、軽くお腹に痛みが出てきた。何度も経験して、この感覚は注意予報だとわかっている。
この日の食事は消化の良いものを少量にして、水分を意識して取って、下剤をちゃんと飲んだ。
大丈夫。無駄に心配しなくてよい。
早めに状態を戻さないと、あと1週間で大腸カメラだからね。
一昨年のような検査からの腸閉塞なんてことにならないよう、気をつけなきゃ。
昨年8月後半に終了したCAPOX療法では主な副作用として色素沈着(黒ずみ)が挙げられている。治療中、私が頼りにしていた静岡がんセンターの資料を見ると発現の頻度もそこそこ高いみたい。
実際のところ、私は足裏にはシミと呼ぶにはちょっと大きすぎる、小さめのアザのようなものが急速に発生した。抗がん剤服用が終了した1か月後くらいが一番濃くなり、数も増えた。
今は服用終了から4か月以上が経ち、かなり薄くなっている。
足裏のアザ以外にも、全身のシミが気になるようになった。
これは副作用の色素沈着というより(認めたくないけど)老化現象に近いものなんだろうと思っている。
YouTubeでがん防災チャンネルの押川先生も「がん治療は老化する」って言ってたな(認めたくないけど)。
これは私の素人考えだけど、3年先、5年先、10年先にようやく目に見える濃さになるシミが、がんや抗がん剤による急速な老化で一気に現れたりするのかな。
顔は子供の頃からそばかすがあって、大人になるにつれ順調にシミを量産していたけど、この1年でずいぶん増えたよ。
こうしてキーボードを打つ手の甲にもほくろのように濃いシミがポツポツ。首にもポツポツ。腕にも。
とにかく顔も体もあちこちにシミができて、何なら元々あった古いシミよりも濃く大きくなってるの、不思議じゃない?
今は心身ともに健康に近くなった私でも、シミが目につく度にちょっとだけ気持ちが塞ぐというか。
否、ものすごーく前向きにとらえれば、治療をがんばった証、と言えなくもない。かもしれない。
でも、その証はシミじゃなくていい。
ってことで、この年末にやりました!
Qスイッチルビ―レーザーで顔のシミ取りしてきました!
この日で施術から7日目が経ち、顔は絶賛テープ貼付中。鼻の右横にできたチョコレート色の大きなシミが取れますようにと祈る日々。
テープから透けて見えるシミにはまだ大きな変化はなさそうだけど、幸いなことに赤くなったり化膿するようなトラブルには見舞われていない。
健やかなお肌作りのためにも、早くお腹の調子を戻して、積極的にタンパク質やビタミンCを取りたいな。
ということで、トップの画像は年末にお礼参りした神社のみかん。おいしそうでした。