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大腸がん日記 1年28日目

この日は一日外出するため、朝のモビコールはお休み。出かける時点でお腹は下ってないし、体調面に不安はなし。
もし冷えるとしびれるかな?と思って手と足用のカイロを準備して出発した。

楽しみにしてた東京国立博物館の特別展「はにわ」。
先月の東京国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」に続けて同じ友人と約束してたの。
SNSで混雑の様子は知っていたから、時間に余裕を持って行ってきた。
イケメン5人兄弟(挂甲の武人)をたっぷり堪能できて、幸せ~。展示室入口の動画(撮影不可)が戦隊モノみたいにカッコよくって楽しかった。

もしもどうしても誰か1人に推しを絞るとしたら、トップ画像の背景が黄色の子だな。千葉の歴史民俗博物館の所蔵だそう。
昨年秋に行ったときには陰陽師の特別展しか見れなかったから、来年以降にまた行ってみよう。

お昼はキッチンカーのチキンケバブサンドとフライドポテトのセットを庭園で。ちょっとピクニック気分で楽しかった。
予想よりポテトの量が多くて食べきれず、ケバブも思っていたより固めで半分残してしまった。チキンよりもビーフの方がやわらかく食べやすかったかもしれないと後悔。

食後は常設展を見て、ミュージアムショップでお買い物して、上野駅周辺をウロウロして、駅ナカでまたお買い物して、帰路についた。

家に帰ってくつとくつ下を脱ぐと、足の裏が真っ赤。どうりで痛いわけだ。たくさん歩いたし、この日のくつは底がちょっと硬めだったから。
普段は特に痛みを感じることもなくなっていたため、硬いくつで長時間の歩行は危険だということを忘れていた。大失敗。

もう一つの失敗は飲食のこと。先に書いたチキンとビーフのこともそうだけど、友人とペースが合わなかったことが大・大・大失敗。
友人はごはんを食べるのが早く、水分はあまり取らないタイプ。今の私とは真逆だった。

一日中、お茶休憩も取らずに歩き回っていたから、私は水分不足で頭痛を起こしてしまった。
水分不足はお腹にも影響するから普段は気をつけているんだけど、この日は展示を見るのに夢中で忘れていた、ということもある。(子どもか笑)

ランチでは友人が食事を食べ終えても私はまだ半分も進んでおらず、いつまでもノロノロと咀嚼ばかりで食事が一向に終わらない。
暖かいとはいえ底冷えのする11月の水辺の庭園、長く座って待つというなかなかの苦行を友人にさせてしまったし、私の足もしびれた。

夕方に駅ナカのお店へ寄ったときもすれ違い発生。
友人はお腹が空いていて、お店に入って何かを食べるか、帰りの新幹線で食べるお弁当などを買うつもりだったのかな。

私はまったく食べる気はなく、むしろお腹が張っていて、臭いだけでもちょっと気持ち悪くなるくらい。駅ナカでは明日以降に食べたり職場で人に(お疲れの上司にも)あげるお菓子を買うつもりで。

どちらがいいとか悪いとか、あってるとか間違ってるとか、そういうんじゃないんだけど、かみ合っていないことは間違いない。

たぶん、そうさせているのは私なんだろうな。
10月に出かけたときは、友人が完全に私のペースに合わせてくれていたんだろう。友人が病気をした私に気を使ってくれているのをヒシヒシと感じた。
そして今回は、「普通に元気」という私の言葉をどこまで信用してよいか、迷いもあったんだろうな。

結論。友人は悪くない。
でも、私が誰かと長時間一緒にいることで、その誰かに知らずのうちに負担をかけてしまうことがある。
それを認めて、考えと行動を改めよう。

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