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Chips|茶道文化検定Web版4級に合格しました!

日本文化の代表である茶道を、美術・工芸・建築・庭園など幅広い分野から学べる茶道文化検定Web版(現在はWeb版のみ)の4級に合格しました!


茶道文化検定とは?

主催は一般財団法人 今日庵 茶道資料館(こんにちあん ちゃどうしりょうかん)で、合格者は同資料館に無料入場できる特典があります。

すべての級において実技試験やお点前についての出題はありません。いまは知識として知っているだけなので、お茶は点てられません。

検定を受けた動機

年明けに決意表明をしていました。アンティーク検定1級の受験を悩んでたら受付が終わってしまったので、何かしらやらなければ! と申し込みました。

公式テキスト

公式テキストは『茶の湯をはじめる本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト4級』(淡交社)、茶道の歴史から茶会の流れ、茶道具、茶室や露地(茶室に付属する庭)について、最低限のことがわかりやすく書かれています。100ページ弱で1,000円、4級の検定料と同じ料金です。

公式テキストのみを勉強すれば問題ありません。ですが、及富さんのお仕事で茶道や侘び寂びについて本で勉強していたこと、日頃の鑑賞体験、Tokyo Art Navigationで担当している庭園の連載といった経験が理解の助けになりました。

受験までの流れ

茶道文化検定の受験までの流れはこちら

検定のウェブサイトで会員登録(無料)をしたら、受験の申し込み(クレジットカードorコンビニ決済)、入金が済み次第、受験、すぐに合否がわかります。
ものの数分で申し込み&受験できました!

開催期間中であれば何度でも再受験できますが、その都度申し込み&受験料の支払いが発生するので、検定料が安いとはいえ一発で合格できて安心しました。

今年は2回、受験の機会があります。
第5回Web版: 7月1日(月)10:00~8月22日(木)
第6回Web版: 10月1日(火)10:00~11月14日(木)

結果発表

4級は選択式 50問、試験時間は30分、70%以上の正解で合格となります。
不正解は4問、茶の歴史と茶会の設えについての設問で間違えてしまいました。

マイページでは、いつでも試験結果を確認できます。分野ごとの正答率が表とグラフで視覚化されるので、どこを補填すれば良いのか、勉強の目安にもなりますね。

受験するごとにランダムで設問が変わりますが、「公式テキストのここに答えが書いてあるよ」と教えてくれるので、復習にも便利です。

受験するごとにマイページのデータが溜まっていくので、成長が目に見えてモチベーションも高まりそうですね。

受験をしてみて

茶道については展覧会や書籍、仕事を通じて端々で触れてはいましたが、検定で(最低限ではありますが)体系的に学ぶことで、「茶道ってこういうものなんだ」という輪郭が見えてきました。お茶は点てられないんですけど。

また、受験後に「眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」( 2024年9月10日〜2024年11月4日、静嘉堂文庫美術館)のチラシで、茶入や香合(こうごう、茶席の空気を浄化し炭の臭いを消すために香をたく)を見ました。
その時、美術作品ではなく道具としてみる視点が生まれたのでしょう、実際に手に取るシーンや使うシーンをイメージしたのです。

ですが、まだ使い方や役割をよく理解できていない道具もたくさんあります。茶会の流れやお手前(お茶の点て方)については、実際に一通りやってみないと身につかないでしょう。
やはり茶道体験や一般向けのお茶会には一度参加してみたいですね。

お稽古はお金がかかりそうで厳しそう(イメージ)なので、怖いのが正直なところです。(茶の湯のポリシー?的にそんなことはないと思うのですが、フォーマルなイベントではありますし、どうしてもマナー講師のような想像をしてしまいます)

今後の展開

ひとまず3級の取得を目指します。 1・2級はテキストを読み、難易度を鑑みてから決めようと思っています。

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浅野靖菜|アートライター
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