日々のささやき
さて、心に少しばかりの余裕が生まれてきましたので文章を書き記したいと思います。
朝起きてから眠りにつくまで、どれだけの小さな気づきを得れたかを毎日指折り数えています。季節の朝焼けの色や香り。木々や草花の揺られ方。差し込む光と生きる人々。海と空の青や、夕焼けに咲く紫に。様々が交差するこの世界であなたやわたしが在ることを自覚して、改めて自分を知る。
なにを成し遂げてないようで、なにかを成し遂げているいちにち。そんなことを感じるひとときほど、幸せに感じることはないです。
お金は持っていません。けれど、豊かさを感じる術をなんとなく身につけてきた今は一日一日が愛おしいほどに濃く、そして早く過ぎ去ってゆくことに気づかされるのです。そうすると、争い事などを空想する瞬間なんてものは消え去って未来への希望する姿が、ぼんやりと頭上を飛んでいたりします。
生きる日々のささやきは、僕にそっと寄り添っては自然体で在れと投げかけてくるのです。
自然体とは、わたしがわたしらしくあって、あなたがあなたらしくいられること。伝え合う(コミュニケーション)ことはそこから始まるものと感じています。心地よさが馴染んでくると互いの距離感の障害物すら気にしなくなりそうで。風がふうっと、気づいたら後ろ髪を通り過ぎるように、誰かとの心の距離感もそのうちに。あなたがあなたらしく居れていれば、似たような風が吹いてきてそれにそっと振り向くことでしょう。
その瞬間、笑顔であればきっと心地良い。そう、思うのです。
ささやかな喜びを、限られた日々に世界中のみんなが気づくことができたなら、僅かかもしれませんが、頬に反射する滴の輝きは光を放つことでしょう。
変化はするものです。あなたやわたしが受け入れることができれば、日々のささやきに少しでも耳を傾けられたら、生きる意味も豊かになるはず。
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