ごみのひ
ぼくの住む街角の楽園
直ぐ向かいにはこの世帯に住む人たちの
ごみ捨て場がある
いつもカラスにバリケードを破られ
剥き出しになっていた
それを今までは通り過ぎていたのだけれど
なんだか、居た堪れない気持ちになって
初めて軍手をはめて自分から清掃をしてみた
今日はごみの日だから
くる人くる人が置いていく
ある人はちょっと気にしたのか足で中へ押し込んで
ある高齢者は孫と一緒に
「カラスが狙ってるわね」と冷たい目
さらには指定外のごみ袋ときた
自分に子どもができたとしたら、そのような態度でいるだろうか
と同時に
情けなく、誇らしさなどないなと感じた
けれど、
偉そうなことは言えなくて
ただ、
植物を愛するばあちゃんが
いつも掃除してたのを見てたから
自分たちが住む環境をよくしてたいと思えるようになれたのも事実
改めて思う
人の意識を変えるのは人であって環境である、と
SNSのストーリーのように時間とともに忘れてはならない
見て見ぬ振りなどできない
そう思えるから
これからも大義に誠実に生きていたいものだ
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