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大雪を記録した日。

先日全国ニュースになっていた北海道、帯広市の積雪のニュース。
3日夜から降りはじめ、4日朝までの12時間に降った雪の量が120センチと、観測史上最多の降雪量を記録した日。
同じく道東エリアの釧路にいました。

この日は前日に宿泊していた川湯から釧路に向かっており、川湯も近くの藻琴峠、美幌峠、摩周湖に冬に向かうことができる道路も通行止めとなっていたので、雪が凄いと知りながらも次の宿泊地である釧路に向かっていました。

向かいはじめた朝7時、川湯でも強い風が吹き荒れながら、大粒の雪が降っており、それは釧路へ向かうほどに強くなっていました。
国道391号線をひたすらに釧路方面に走らせ、一面銀世界の景色に魅了されつつも、身の危険を感じるほどの雪に圧倒されていました。

釧路でよく撮影するスポットに、シラルトロ沼という場所があります。
沼の近くにはパーキングもあるので、車を置いてゆっくり撮影ができるスポットです。
毎年のように来るので、ここならこの雪でも撮影できると信じており、着いたときそれは確信に変わりました。

ほとんど凍ったシラルトロ沼に、深々と降り続く雪。
そこに点状に写り込むアヒルの姿。
こういった景色に心奪われるのは、日本人だからでしょうか。
この瞬間は二度と撮れないと思い、大雪の中撮影を行いました。

釧路湿原

写真を撮るときに、よく天候に嘆く方がいます。
しかし、どんな天候でも写真は撮れると私は思っています。
その時々の天候でしか撮れない写真が必ずありますので、どんな天候も味方につけて、その時にしか撮れない写真を、私は撮り続けたいと思いました。

釧路湿原

最後にこの大雪の中、こうして写真を撮ることができたのは、除雪に尽力していただいた方があってこそということを忘れずにいたいです。
釧路市の除雪を頑張ってくれた方にお礼を言いたいです。本当にありがとうございます。


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