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青森、秋田、岩手~東北旅~
ANAのマイルが貯まり三連休があったので、急遽東北へ行ってきました。
東北へ行きを決めたのは、行く日の前日。
急遽決め、レンタカーと1日目のお宿だけ決めました。
日本国内の旅は、移動手段だけ決めていれば大抵は何とかなります。
お宿が見つからなくても車中泊でいけますし、日本には八重山諸島を除くとほとんどの地域に温泉もあるのでお風呂も何とかなります。
東北に今回行った理由として、電車で一度しか東北へ行ったことがなく、その際は駅の周辺でご飯食べたり、少し散策したことしかなかったためです。
今回はレンタカーで思う存分に東北を味わってきたので、ぜひ写真付きで見てもらえたらと思います。
1日目 大館能代空港から青森県
1日目は大館能代空港(通称:秋田北空港)から出発しました。
大館能代空港は羽田空港と直行便は1日3本出ていて、秋田の北、青森県、岩手県の盛岡へのアクセスするのにちょうど良い位置にあります。
大館能代空港で借りるレンタカーは空港と直結(直結というより空港の駐車場)にあり、空港でレンタカーを借りて、空港にレンタカーを返すという、とても便利なシステムとなっていました。
日本国内の空港をたくさん使用していますが、今回のシステムは初めてで、移動の手間がなく、時間も節約できてとても便利なシステムだと思います。
大館能代空港から西へ進み、日本海側へ。
まずは行ってみたいスポットNo1。
世界遺産白神山地の十二湖の一つ青池に行きました。
青池は近くに森の物産館キョロロという可愛い名前のお店から徒歩10分程度で着きます。
今回は時間の関係もあり、沸壺の池までの半周コースで終わりにしました。
ここまでで大体30分程度の軽いハイキングで終わることができます。
その奥にもいくつかの池があるのですが、そこまで行くと結構な時間がかかるそうなので、時間がある方はぜひ奥まで行ってみてください。
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再び日本海側へ出て、北上し深浦町へ。
ここ深浦はイカの名産地で有名であり、お昼はイカ定食をいただきました。
イカ焼きがとても美味しかったです。
その後千畳敷海岸へ。
千畳敷とつく地名は日本各地に存在し、
先日に行っていた佐渡島、淡路島にもありました。
青森県の千畳敷は1792年の地震の際に隆起してできた岩浜と紹介されています。とても広く海のギリギリまで歩いていけます。
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番外編ですが、青池から千畳敷に向かう途中で大岩という登れる巨大岩に遭遇しました。
車で走らせているととても目につくのですが、Google mapではなかなか見つけられない穴場スポットとなっています。
というのも青森県の日本海側には奇岩と呼ばれる巨大な岩が多数存在しており、どれを見たらいいかわかない。というのが本音だと思います。
その中でもこの大岩は高さ18mと大きく、上まで行くのに洞窟の内部に設置されている階段で上まで行くことができます。
上から眺める景色はダイナミックで360度見渡すことができます。
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千畳敷を見た後に、青森市内へ向かいました。
途中でつがる市に入るのですが、この辺りで夕日の時間が差し迫っており急遽ベンセ湿原へ。
この周辺は沼地や池が多数存在しており、広大な景色が広がっています。
夕陽を海岸で見たかったのですが、湿原で見る夕焼けの色に感動し、1日目はベンセ湿原で終えました。
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2日目 奥入瀬渓流から大間崎~二戸へ
2日目は日本を代表する渓流の奥入瀬渓流へ。
長さ14kmにも渡るとても美しい渓流。
浅い清流には、透き通った綺麗な水がたくさん流れ込み、朝には美しい光芒を見ることが出来ます。
今回はタイミングもばっちりで美しい光芒を見ることができました。
自分は山梨県出身なので美しい渓流は見慣れているはずなのですが、ここ奥入瀬渓流は高低差が少なく、なだらかなに川が流れており、とても美しい景観に心奪われました。
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奥入瀬渓流で清々しい朝を迎え、次は一気に北上し下北半島へ。
下北半島と聞くと聞きなれないかもしれませんが、大間のマグロと聞くと聞いたことがある人が多い、青森県の東側の半島になります。
奥入瀬渓流からは3時間近くもかかりましたが、海鮮好きとしては何としてでも食べたい新鮮な大間のマグロを目指して大間崎へ。
途中まで環状線が通っているのですが、下北縦貫道路はまで途中までの完成であり、下道でひたすら大間崎を目指すのは正直大変でした。
(一刻も早い下北縦貫道路の開通願っております、、)
やっとの思いで着いた大間崎。
この日は天気にも恵まれ大間崎から函館を一望することができました。
そして念願の大間のマグロ。
何と表現したら良いのか。美味しすぎてマグロの概念が変わります!
青空レストランみたいに「うまい!!」って叫びたいほど美味しかったです。
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食事を済ませた後は、運動ということで
下北半島西側の仏ヶ浦へ。
舗装された階段とゆるやかな傾斜のついた道があり、駐車場から高低差120mを一気に下ります。
標識には下り20分、登り40分の60分道のりと時間が記載されていますが、日ごろ運動していない30歳の私は、下り10分、登り20分で済みました。
下調べしていかないで行ったので、標識を見たときに「60分もかかるのか」と唖然としましたが、意外とすんなり行けました。
体力に自信がない。という方は佐井港アルサスから1時間ごとに仏ヶ浦に上陸できる遊覧船が出ています。
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でも実は仏ヶ浦まで行くことが大変という情報を大間のマグロを食べたご飯屋さんで店主から聞いていたのを着いてから思い出し、ちゃんと人の話を聞かないと駄目だなと自戒しました。
その後下北半島を一周するように南下して一気に宿泊地の二戸へ向かいました。
青森県で有名なのは八戸ですが、実は八戸以外に一戸~九戸まであります。
どういう意味なのかと思って調べたら下記を見つけました。
四戸もかつてはあったそうですが、現在はないそうです。
平安時代後期の奥州藤原時代に、現在の青森県東部から岩手県北部にかけて糠部郡が置かれました。 さらにそのなかを9つの地区に分けたときに、一戸から九戸の地名が付けられました。
3日目 岩手~秋田県へ
宿泊地二戸から岩手県へ。
岩手県でどうしても見たかったのは随一の景勝地である北山崎へ。
小学生のときに学んだ、リアス式海岸があるのがここ三陸海岸です。
二戸から2時間あまりで北山崎に着いたのですが、岩手県がとても広い!
なんでこんなに広いのかと思って調べてみたら実は岩手県は日本でも2番目の面積を持つ県だそうです。
北海道に次いで2位なので、本島だと1位の広さを誇っています。
そんな岩手県の名勝である北山崎は上の第一展望台からもリアス式海岸を展望できるのですが、階段を500段下った先に波打ち際までいけるスポットがあります。
往復1000段を超える道のりで、よほど体力のある方でないとお勧めできません。
先日の仏ヶ浦より過酷な道のりで、波打ち際まで辿り着いたときには既に足は疲労で震えるほどでした。
しかし、それだけの苦労をかけてまで見る景色がそこにはあり。他の場所では見ることのできない大きな岩肌に打ち付ける迫力のある波、巨大な岩肌を見ることができました。SNS上でも写真はほとんど見たことないので、隠れスポットだと思いますが、とても難所なのでお勧めはあまりできません。
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上に第二展望台往復500段くらいのスポットがあるので、そちらをお勧めします。
次に岩手県を横切るようにして盛岡を抜け、秋田県へ。
旅、写真も好きですが、温泉も大好きなので、一度は行ってみたい秘湯の乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」へ。
悪路を抜けるとそこにはタイムスリップしたかのような温泉郷が広がっており、茅葺屋根の宿泊施設が立ち並んでいます。
その奥に受付と温泉があり、真ん中には露天風呂が。
混浴ということになっていますが、女性は専用の露天風呂があるため、ほぼ男性しかいませんので安心して入ることができます。
たまにどんな感じになっているか見に来るカップルなどがいますが、、
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温泉でさっぱりした後は、秋扇湖に撮影に。
5月頃に見られる水没林が美しいとされるダム湖ですが、普段もエメラルドグリーンの美しい湖を見ることができます。
干上がっている湖の姿も湿原みたいで美しい光景が広がっていました。
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まとめ
急遽決まった東北3県の旅ですが、美しい景観に心奪われました。
また秋や冬の東北の姿も見てみたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
10月は展示があるため、旅はお休みで。
次は11月の北海道の予定です。
他の写真作品は下記SNSからご覧いただけると嬉しいです。
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