☦︎︎理工学実験の不適合者☦︎︎
キチガイじみた量の課題とレポートで生徒を留年に追い込む実力主義でおなじみの弊学ですが、私の学科は週に1回、3~4時間かかる実験があり、毎週10~15ページのレポートを提出して初めて1単位の取得となります。
そんな単位取得効率最悪な実験ですが、実際に実験を行ってみると、周りの人と比べてやけに下手くそで毎回才能がないと落胆しています。実験内容を踏まえて何が上手くいかないのかを、今までに行った計15回くらいの中から幾つか選んで説明したいと思います。実験ってこんな感じなんだ~と参考になれば幸いです。
①中和滴定
まず初めにつまづいたのがこれです。塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を垂らして、中性にするアレ。pH試験紙に何度も溶液を垂らし、赤と青を行ったり来たりして最終的に緑色になるように調製します。しかし、何度もやっても色がよく分からない。それもそのはず、僕は色弱なので微妙な色の違いが分からず、永遠に溶液の調製を繰り返していました。これが上手くいかないと正しい沈殿が生じない為、ここで実験失敗となります。
大学始まりたての頃は周りに頼れる友達が居なかったため、涙目になりながら勘で突破しました。
②重量測定
これはバネばかりを用いて金属塊の重さを測る実験です。ただ目盛りを読むだけの作業ですが、僕は色弱に加えて乱視でもあるので、小さな目盛りが二重に見えてしまい、目を細めたりしている間にえらく時間がかかってしまいました。加えて、逆さで目盛りを測ったりする実験もあるので、脳内で数値を反転させるのが難しく、最終的に他の人に代わってもらいました🥲
③イオンの分離実験
こちらは複数種類のイオンが混ざった溶液から、蒸発、沈殿、遠心分離、呈色反応などを用いてイオンを分離、特定する実験です。フローチャートに従い実験を進めますが、手順がやたら多くなんの作業まで行ったのかを忘れてしまい、手順を飛ばして取り返しがつかなくなったりしました。とにかく1つ操作を行う度にメモをすることで何とか解決。
「あれ? 沈殿でない。実験強制終了だこれ😭」
といった自体が多発しました。
④そもそも協力が苦手
大半の実験は4~15人程度の班で行いますが、役割を分担するのがやたら苦手。実験がどこまで進んでいるのか把握出来ず、責任も相まって焦って操作を間違えてしまいます。この間の実験ではビュレット(溶液を滴下するための道具)を逆さまに使って全く別量で滴下してしまいました。そうなると最初からやり直しです。みんなごめん。
⑤実験の理解が遅い
周りの人と比べやたら器具の使い方を理解するのが遅い気がします。全員に配られる実験の参考書には実験の手順や使用器具の図が載っているのですが、やはり実物を見て見ないと実験のイメージが湧きずらい。実験当日になって初めて実験器具を見て説明を受けるのですが、参考書の図と実験器具のどのパーツが対応しているのかよく分からない。使い方を考えている間に実験班の他の人が先に進めてしまい、なんだかよく分からないまま器具を扱っていることをしばしば。
とまあこの半年で無事実験不適合者の烙印を押された訳ですが、出席と実験レポートさえ提出していれば単位はくれるので不幸中の幸いといったところです。手先が不器用な人でも大丈夫!最悪TA(実験を補助するアシスタント)さんがなんとかしてくれる!wwww
ここまで失敗談ばかり載せましたが、最後に上手くいった例も少しだけ話したいと思います。面白い、為になったと思った方はいいねボタンお願いします~!
◾︎ガラス細工の実験
これは太さの異なる2種類のガラス管を加熱・切断し、中に息を吹き込みながら管を接合・屈曲させる実験です。完全に1人で完結する実験でかつ精密さが求められる物だったので、異次元の集中力で完璧に遂行し無事S評価をもぎ取りました。これ完全に社会不適合者タイプの人間のそれで悲しすぎるよ~😭
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?