Ars Caerula活動報告書No.5【out of memory】
まずは以下のあらすじをお読みください。
依頼内容
以上のあらすじに出てくる「CD」 の収録曲 1 曲の制作をお願い致します。
ブルアカ楽曲のアレンジ、ブルアカ概念オリジナル曲のどちらでも問題ありません。
エピローグの内容は集まった楽曲から総合的に判断して決定します。
お久しぶりです、凸井です。ついに告知出せました!Ars Caerula秋の新作、二次創作ブルアカアレンジCD「out of memoey」!今回も簡単に新譜の告知をしつつ、収録楽曲の紹介・見どころ(聴きどころ?)を個人的な感想・解説など交えてお話しできたらなと思っております。今回の記事はヨンハ神のレシートより長いぞ、覚悟してください。よろしくどうぞ!
新譜情報・委託先情報
🔼新譜の詳細情報は、こちらのリンクからご確認ください。
M3秋2024 現地会場【H-14ab】での頒布はもちろん、毎度お世話になっておりますメロンブックス様・韓国のEspitz Music様のご協力の元、CD委託を予定しております。当日会場に来られない先生方も、是非この機会に新譜をお手にとっていただければ幸いです!
以下情報は補足説明です。
はじめに
Ars Caerulaの旧譜をご存知の先生方は、「今作、いつもと様子が違うな?」と感じ取っていただけたかと思います。それもそのはず今回の新譜は「Memoria;シリーズの番外編」の位置付けでして、今までとは明確に違う要素が含まれております。それはズバリ、「ストーリーを提示する」というものであります。
突然ですが、コンピレーションアルバムというものは「作品の纏り・統一感がご提供いただいたトラックに依存する」という特性を持っています。何が納品されるか分からない予測不可能性こそがコンピレーションをコンピレーションたらしめる要素であり面白い部分で、その魅力に取りつかれてArs Caerulaは活動をしてきました。しかし2年ブルアカコンピやってきた我々、欲が出てきちゃいました。「もっと統一感のあるコンピ作ってみてぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」という欲が。私たちはどうすればそんな作品を生み出すことができるか、ずっと考えてきました。
今回のテーマ
つまりこういうことです。
「コンピレーションの体裁を保った上でさらに作品全体の統一性を高めるにはどうすれば良いか?」→「ストーリーを付けて楽曲連想ゲームをしてもらおう!」
こちらが今回のテーマとなります。
加えて、実際に頒布しますCDとあらすじに出てくる「CD」を連動させており、より本作への没入感が出るように工夫を凝らしています。これは「作中に登場する要素を現実世界とリンクさせたい」というブルアカ公式の供給に対する私なりのリスペクトを込めています。(でもバナナとり受注販売は許しません。)
自分であらすじのこだわり言っちゃうのはシュロ風に言えばなんだか「風流」に欠ける行為なのかもなと思ったりしますが、まぁ現代は分かりやすさのために考えを明言することも大事なのでね。(というかシュロも本編で百物語の解説を鼻フンスしながらベラベラ喋ってたし、そういうもんです。かわいいね。)
さらに加えて、「楽曲制作者さんをはじめ、イラストレーターさん、デザイナーさん、XFD制作者さんにも今作ストーリーに関する情報はあらすじ以上のことを伝えておりません。」言い換えるとこうです。
俺達(私たち)は宇沢を一体どうしたいのか?
こちらを皆様思い思いにアウトプットしてもらった結果が今回のCDにギュッと詰め込まれました。「CD」を聴いてしまった宇沢は、はたしてどのような結末を迎えるのか。ストーリーの行く末にも想像を巡らせながら今作をお楽しみいただければ幸いです。
アルバムタイトル
アルバム正式タイトルは、「Acceleration Error: ARCA out of memoey」です。元ネタについての解説は非常に複雑なので省略しますが、皆様の反応見させていただいた感じだと結構元ネタに気づいた人多そう・・・?(ちなみに元ネタは2つありますよん)
ちょっとタイトルが長いので、告知の際は「out of memory」と表記するようにしています。
ジャケットイラスト
いつもイラスト・デザイン周りをお願いしております いちみ(13) 先生には今回デザインに専念していただき、イラストは「ももぐみ」などでおなじみの 組長 先生にお願いいたしました。
普段一次創作をメインでやられている先生から出力された宇沢………いや嬉しすぎ〜〜〜〜〜!可愛くてちょっぴり切なさも感じられる本当に良いイラストをいただきました。(宇沢……………お前そんな表情もできるんだな…………………………………)
イラスト依頼のお伺いをたてたところ、なんと前作Memoria; Verをご存知でいらっしゃった(!?)、宇沢も好き!!ということでとてもスムーズに話が進んでラフ案を3パターンもいただいちゃいまして(3つも!?)。どれでお願いしようかなと迷う嬉しい悩みを抱えておりました。ここには載せませんが、組長 先生のPixiv Fanboxでもしかしたらジャケットのラフ案が見られるかもしれませんよ、気になる方は是非ご入会を。🔽
改めて、今回は依頼を引き受けてくださり誠にありがとうございました!この場をお借りしてお礼申し上げます。
ジャケットデザイン
そんなイラストからパスを受け今回デザイン担当の いちみ(13) 先生、淡い色調でイラストを主役に引き立てながらも、デザインのみで魅せるところはバチッと存在感が出るように固めてもらっています。なんとデザインの方向性も2パターンいただいちゃいまして(2つも!?)。今回の新譜は、6つの世界線に分岐する可能性があったということですね。
みんなに早く表紙以外のジャケットデザインをお見せしたいのですが、ここはグッと我慢していちみ(13) 先生のPixiv Fanboxに譲ります、気になる方は是非ご入会を。🔽
曲順を確定させてからの編集や入稿ギリギリに発覚したこちらの指示ミスの修正までスムーズに対応していただいて、毎回本当に頭が上がりません。いつもありがとうございます。後述しますがいつもと違ったデザインこだわりポイントがございますのでそちらもお楽しみに。
動画
・・・・・うむ。(チェリノ)
主催陣2人の旧友であります 自動車 原付 先生に今回もXFD動画を制作いただきました。毎回イラスト+デザイン+楽曲XFDが納品されてからの作業という非常にタイトなヤクザスケジュールをこなしていただいております。演出クオリティーもさることながら、毎回連想ゲームが本当に上手い。原作・および今回のあらすじへの理解がなければこのアウトプットは出せないと思います、お見事です。いつもありがとう。(押収品目用紙とCD、もしかして自分で作った…?あと3D表現出てきたの今回のXFDが初めてじゃない?)彼のnote+ページからXFD動画のこだわりポイントを読むことができると思いますので併せてお読みいただければと思います(今回も記事書いてね❤)🔽
また、Ars CaerulaはYouTubeチャンネルをひっそりと動かしておりまして、高画質版のXFD動画をこちらから視聴することができます。内容はXに投稿したものと同じですが、こちらも見ていただければ嬉しいです。彼と私たちの今後の励みになります🔽
なんか今回宣伝多いね?気のせい?
→今までが少なすぎたんです。
楽曲紹介
お待たせしました。Verのときと同様、収録楽曲の解説をしつつアレンジャー・コンポーザーの先生方をご紹介させていただこうと思います!リリース前のワクワクを増幅させるも良し(これ読んで増幅するかは分かりませんが……)、ご視聴中・ご視聴後のライナーノーツ的な読み方でも楽しんでいただければ幸いです。
※以下、筆者の偏見がゴリゴリに入っています。前回はできるだけ音楽ジャンルの話を避けて紹介をさせていただきましたが、今回はコンピの性質上どうしても避けられない部分がありますのでその点ご了承ください。修正したほうが良い部分があれば言っていただければ対応いたします。また、当該参加者各位が掲げるイメージと私のイメージは必ずしもイコールであるというわけではない、ということも付け加えておきます。インターネットの情報を鵜呑みにしてはダメ!◯刑!
今回は14曲あります。
14曲?!?!?!?!?!?!?
1. Getty - From ex-C.P.
ビックリした先生方、多いのではないでしょうか?Hifumi,incやHARDCORE TANO*C等、商業・同人問わず様々なシーンで精力的に活動されているGetty先生にトップバッターを飾っていただきました。「(無理だとは思うけど声だけかけてみるか……)」とお誘いしたところなんとご快諾いただきまして実現しました。マジ?しかも曲が納品されて試聴してみてこれまたビックリ。
ボ ー カ ル と 歌 詞 が つ い て き ま し た
ということで急遽ではありましたが、今回の新譜はArs Caerula初の「歌詞カード付き作品」となります。また、せっかく歌詞いただいちゃったんだからということで、最後の2曲はオマケとしてinstrumentバージョンを収録したCDになりました。(………2曲?)改めて楽曲制作&インストをご提供いただいたGetty先生、追加の歌詞カード制作を請負ってくださったいちみ(13)先生、この場をお借りしてお礼申し上げます。
作品世界観や登場人物の関係性を大事に紡がれるGetty先生による快作、楽曲完成度は勿論のこと、歌詞の内容に関しても是非楽しみにしていただければと思います。
2. What A Shino - にひ、これもまた𝐓𝐞𝐤だね
うん、これこれ。(Ars Caerulaはレイナツ応援サークルです)
Ars Caerula共同主催をやっておりますWhat A Shinoによるスイーツ部Tekno(≠Techno)ですね。今まではデカすぎる世界観でMemoria;シリーズ後半収録の地位を確固たるものにしていた彼が魅せる新境地。ポップなアレンジもできるんですよ彼。Hardtekを主体として予測不可能で飽きない展開の応酬、詰め込まれた情報量と音の密度。どうです?コロコロと表情が変わる宇沢っぽさ、感じません?
ストーリーに関する話をすると、作中で宇沢が視聴した「CD」に彼女が関係するイベントの曲が含まれていて彼女自身がそれを聴く、というメタフィクション性がこれまた良いですよね。Getty先生の曲を「アニメ:out of memoryのOP曲」と定義するなら、この曲はまさしく物語の始まり、それこそ第1話の日常パートで流れるテーマソングだと言えるでしょう。
3. DECOYTRIO - Ontwikkeling op Gabbertje
あいよ!筆者も頑張りましたよ〜!タイトルは「オントウィッケリング オプ ガベルチェ」と読みます。楽曲の解説ですが「リングフィット的なゲームで遊んだ後、休憩していたらデスモモイに見つかって全てが終わった時に流れる曲」です。(どういうこと?→𝙁𝘼𝙏𝘼𝙇𝙄𝙏𝙔..…)意味わからんと思いますが安心してください、解説した通りのアレンジになっています。(筆者が一番今回のレギュレーション違反してない?)
いやこれには理由があってですね。アホに振り切ったお話、日常パートに欲しいじゃないですか。とにかく明るく!とにかく元気に!!これって宇沢みたいじゃないですか!!!
しかも底抜けの明るさって、シリアスパートがグッと引き締まるじゃないですか。
4. DENPA-SAMPLER - Dig it!
新たな手法を取り入れつつ、過去に培った良い部分はどんどん採用していくスタイルでやっておりますArs Caerulaです。今作で表現したいことに作風がバチッとハマりそうな過去作参加の先生方にもご協力をいたいております。4曲目は前作Memoria; Verからの続投、韓国のTrackmaker DENPA-SAMPLER先生の書き下ろしトラックです!Flip it!の続編キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
原曲は2曲目What A Shinoと同じKarut - After School Dessertですが、アレンジ部分の着眼点や取り入れるサウンドの違いで全く異なる楽曲になってしまう。こういう化学反応が見たくて我々二次創作やってる所あるんで、やっぱ最高やなと思った次第であります。前作Flip It!の要素をところどころ踏襲しつつ、ポップとストイックとアグレッシブが共存した先生のサウンドに釘付け間違いなし。前作から知っていただいた先生には特に楽しんでもらえるアレンジになっています!
5. DJ Kayokosuki - Glitch Tratsch Treasure
ブルアカアレンジ界に突如として降臨し、その楽曲クオリティーの高さで先生方を驚愕させた謎多き鬼方カヨコ系Trackmaker、DJ Kayokosuki。(一体何井ねまきなんだ………………?)収録楽曲も中盤に差し掛かり、ある種転換点のタイミングをカッコよく表現してくれました。若葉ヒナタ並みのド派手な火力と、原曲には見られないどこか怪しげな空気感が上手く共存しています。(彼自身も言ってましたが原曲と違うコード進行使ってますね、これもまたアレンジの醍醐味。)
「どうしてこれは回収対象になっているんでしょう…?」「CD」に秘められた謎を解き明かす宇沢の大いなる旅が今、始まろうとしている。(一体青何ねまきなんだ………………?)
ちなみに、水面下で行われておりました「2mix時点でデカ音圧選手権」において優勝は彼でした、おめでとう。なんでクリッピングせずにあの音圧出るんだ………………?彼に問い合わせてみたところ、「ノッチフィルターがポイントですよ!」だそうです。みんなも参考にしてね。(一体青井何きなんだ…………………?)
6. MC SYUMI - endless summer (prod.DECOYTRIO)
今回は初の要素「主催陣は2曲作る」に挑戦しています。加えてこの楽曲は「リリック+ボーカル」「リディム」を分担して1つの楽曲にする、所謂共作というスタイルでやらせてもらっています(当サークル初の歌モノでもある、というわけですね)。さらに加えて、この楽曲は「TOMODACHI SUMMERをテーマにしたブルアカ概念オリジナル楽曲(≠アレンジ楽曲)」となります。(要素詰め込みすぎたかな…?)
バースを蹴ってくれたのは、仙台を中心に各地のクラブで活躍中のMC SYUMI先生。レゲエ叩き上げの圧倒的な声量と、どんな音楽にも初見で対応できるパフォーマンス力の高さは是非一度クラブで体感していただきたい。楽曲に関しても、ライブにおいて彼の声量・テクニック・カッコよさを最大限伝えられるように今の筆者が出せる全力で応えたつもりです。リリックに関しては、「河和シズコ(水着)(ギャング)(ダークサイド)」みたいな内容になっています。歌詞カードを読むのを楽しみにしていてくださいね。
ブルアカって、「透き通るような世界観フィルター」を通して見てるから忘れがちだけど、銃の不携帯が全裸よりも恥ずかしい世界で、1つ間違えば銃撃戦に発展する恐れがある緊迫した治安が大変終わった世界なんだよな。それを思い出すと百夜堂が何らかのアジトであると捉えることができるし、FC店舗複数展開という大きなシノギは来たるべき抗争に備えた運転資k...…………い、いや、違うんスよ。今のは俺が言ったわけじゃなくって、えぇ。さっき通りかかった学生がそんな噂してて。ホント、ヤになっちゃいますよね〜〜あることないこと言われちゃって!……………いや、あることってのは違くて、言葉の綾っていうかぁ…………………とにかく!!!!!!俺がソイツらキツ〜くシメといたんで大丈夫っす!!………………いや見に行かなくても大丈夫っすよ!!!ホントに俺がシメといたんで!!!!ほらパイセンも事業忙しいじゃないすか!!!!!俺も手伝いますんで!!!!!!事務所戻りましょうホラ!!!!!!!
終わり
まだまだ終わりませんよ、ここから後半戦です。
7. OWALI - To Sand's Reverie Oasis
今回初参加となります。サウンドデザインの魔神、OWALI先生の書き下ろしトラックです。実は今回の企画を構想していた1年前くらいからずっとこのタイミングで声かけたいな〜と考えていたので、ひっそりと主催2人の悲願が達成されていたというのはここだけの話。そんな彼は、ビナー戦のBGMをFrenchcore × Hi-Tech Trance × Techcoreの完璧な融合で応えてくれました。いつも砂漠でミカに祈られたりマキにべちゃべちゃにされたりカズサにマカロン食べるついでにボッコボコにされたりワカモの使い魔的な扱いになったり、果ては立直棒堕ちしたりと不憫なビナーくんですが、このビナー攻略は一筋縄ではいかない、Torment以上の難易度があるでしょう。ある意味で人気のビナー君、忘れがちですがデカグラマトンの預言者のひとり(ひとつ?)。機械生命体だけあってメタリックでクールな質感の音がバチッとハマりますね〜!
改めて、この度は故乱な企画に快く乗っていただき、ありがとうございました!
8. Curiowave - Out Of Reason
Memoria; Preces、Verに参加してくれたMothtek先生のソロプロジェクト、Curiowave。この名義を合わせると、Ars Caerula最多登場のゲストとなります。また、1作目から奇跡的に続いております系譜「ブルアカ概念オリジナル曲」となります。筆者の共作と合わせて、今回は「オリジナル曲が2曲収録されている」ところも今までの作品と異なる部分ですね。当サークルのプロゲストであります彼には、意図的に依頼内容に縛りを設けています。それはジャンル指定。「Hi-Tech Trance」という音楽を書いてもらいました。
OWALI先生の楽曲を金属的質感の表現「ソリッドなHi-Tech」と定義したとき、Curiowave先生の楽曲は空間浮遊の表現「リキッドなHi-Tech」だと言えると思います。同じジャンル名でも突き詰める表現の違いでこんなにもサウンド特性が変わってくる、音楽って面白いぜ。今作はこういった細やかな音楽要素の違いにも注目していただければなと思います!
「CD」を再生した宇沢の精神が少しずつ塗り替えられてきているような感じがしますね。
9. Null Specification - ObsessiveSelfDefinition.WORM
Memoria; Graphicus以来となります、Null Specification先生の登場です。実は今作のインスピレーションを得るために筆者が目当てにしていたクラブイベントがあって、制作の息抜きも兼ねて一緒に行きませんかと彼を誘ったのとセットでオファーを飛ばしていました。(これをヤクザブッキングと言います、相手が依頼を断りづらくなるから仲良い人以外にはやめておきましょうね。)でも彼にはどうしても今回参加してほしかった気持ちがあって、というのも「原曲をいかに破壊して自分のサウンドに落とし込むか」を信条に音楽を作る先生だからなんですね〜。絶対この企画に合うなと思って。結果、Nor - Operation Dを軸にヌルスペ節全開!ここまで破壊していいのかと驚愕、圧倒されること間違いなしの仕上がりになっています。ブルアカ二次創作アレンジの土俵で、これをリリースさせていただけることが本当に嬉しい。
「CD」を再生した宇沢は精神だけに留まらず肉体までもが作り替えられてしまっているような感じがしますね。
10. What A Shino - Singular of Semiotic World(s) (Ko-Shan Remix)
ジェリコの古則には、以下のような未解決問題がありました。
「ブルアカ未履修のTrackmakerを、ブルアカアレンジコンピレーションに呼ぶことは出来るのか」
そうなんです、ブルアカアレンジって、「作る側がブルアカを履修していること」前提で成り立ってるんですよね、実は。特に今回は内容が内容だけに履修の要求水準もそこそこ高い。
WTSN「でも呼びたいんだよな〜Ko-Shan」
DCTR「う〜〜〜ん…………………」
DCTR「始めさせればいいんじゃね?」
WTSN「…………確かに。」
(数日後)
DCTR「……てなわけで、ブルアカをインストールしてもろて、「放課後スイーツ物語 甘い秘密と銃撃戦」っていうイベントストーリーを最低限読んでくれんか?」
Ko-Shan「分かった」
(数日後)
Ko-Shan「読みすぎた」
DCTR「ガチ?」
(3日後)
Ko-Shan「駆け抜けた(対策委員会編3章読了)」
DCTR「ガチ?????」
Q.ブルアカ未履修のTrackmakerを、ブルアカアレンジコンピレーションに呼ぶことは出来るのか。
A.始めさせてみてハマればいける。(ココ、テストに出るので覚えときましょうね)
というヤクザブッキングを経て初登場、Ko-Shan先生による"崇高"を収録させていただきました。また、Ars Caerula過去リリースの中でもカルト的な人気を博したWhat A Shino - Singular of Semiotic World(s)のリミックス、つまり「三次創作」をやっていただきました。初期から我々のリリースを追っていただいている方々のためのちょっとした遊び心ですね。原曲の正統進化が飛び抜けて上手い彼のリミックスが放つ威光、とくと味わうがいい。併せて、今作のマスタリングも担当していただいております。いや、マスタリング上手すぎるだろ………。全曲音がデカいのに破綻せずムッチリした仕上がりになっています。「CD」を再生しワームに肉体を侵食された宇沢が神の依代みたいな感じになってしまっていますね。
11. フタバオサム - anatasAMAnI
その昔、アイドルマスターシンデレラガールズ楽曲のアレンジをしまくる「ンジ」という界隈がありまして(筆者もそこ出身です)、フタバオサム先生はその血を継ぐ者として現在も精力的にご活躍されています。当時からずっと作品の世界観や感情を大事に大事に音楽へ落とし込むプロデューサーないし先生に、今回ブルアカの土俵でめちゃくちゃ難しいお題をお願いしてみた、という経緯です。Kawaii Future Bassを基調にポップなアレンジを手掛ける普段の彼を知っている方々は、引き出しの多さに驚愕すると思いますので必聴でお願いいたします。(ご存知の方も多いと思いますが、先生元々生音上がりの人なんですよね………このアウトプットが出てくるの?!こわ……………頼んでよかった)ブルアカで初めて触れたイベントがワカモバレンタインイベってことで彼女の2面性をうまく表現できており素敵です。
ちょっとしたこだわりポイントですが、この曲のみ他の楽曲と比べて再生タイミングを少しだけ遅めにしています。上からCDを試聴してもらったとき、この曲が起承転結の結へ向かう重要なポイントになるからです。「CD」を再生し神の依代になりかけた宇沢が、彷徨う精神世界で何らかの"気付き"を得る。前半中盤のフラグ回収率によって数多のエンディングへ分岐する。これってブルーアーカイブだ………
12. What A Shino - Slicer of Life in Kivotos
エンディングだぞ、泣けよ。というのは冗談で、デカくエモく〆るいつものMemoria;シリーズとはちょっと趣向を変えた「日常に戻る」という終わり方を提示してくれました。(いや、改めて聴くとエモいかもしれん……………………)原曲はアイリ(バンド)のメモロビ他、対策委員会3章でもBGMとして用いられていますね。
slice of life(日常の何気ない一幕)をslicer、つまりアーメン切り刻みブレイクコアです。Future Bassっぽい音とブレイクコアって合うんだなと音楽的な部分でも個人的に気づきを得られる力作になっています。彼実はブレイクコア作るのめっちゃ速いし上手いんすよ。
さて、1枚の「CD」から始まった宇沢レイサの物語はこのトラックでエンディングを迎えます。彼女は無事、元の生活に戻れたのでしょうか。「アニメ:out of memory」、これにて終幕です。ご視聴、ありがとうございました。
13. Getty - From ex-C.P.(Instrumental)
14. MC SYUMI - endless summer (prod.DECOYTRIO)(Instrumental)
最後に
(この辺に流れるスタッフクレジット↓)
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は今回の企画は1年以上前からずっと構想していた企画で、ようやく形にすることができました。協力いただいた皆様へこの場をお借りしてお礼申し上げますとともに、当作品がどんな形であれ皆様ひとりひとりに残る「メモリア」となることを祈っています。
改めて告知!10/27(日) M3秋2024 第一展示場【H-14ab】にて、新譜out of memory他、ちょっとだけ残った旧譜Memoria; Ver引っ提げて先生方を心よりお待ちしております!
あと、2年の歳月を経てXサークルアカウントのDMを解放しました。何かございましたらそちらまでご連絡をお願いいたします。
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