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岐路、サイコロ振れンド & 低俗化はIT業界の罠


本日のOP

オフィシャルチャンネルから:中山美穂さんのサブスク解禁の告知動画

皆様、おはこんばんちは。
千葉は連日 晴天続きですが、日本海側は大雪で大変だとか。
スリップ事故や、雪かきの際の安全には、十分ご注意ください。

冒頭の写真は、「なまらでかい‼ 北海道ホワイトプリンアラモード」。
12月6日に急逝された中山美穂さんの「色 ホワイトブレンド」に因み、
白いケーキの写真を選びました。

同年代のミポリンの訃報を目にしたときは、
現実感のピントが微妙にズレた心持でした。

世界中の誰よりきっと輝いていたんだね

私はアイドルに熱を上げたことなどなく、
ミポリンは数あるアイドルの一人だった。
でも、実の妹が、かなりのミポリン・ファンだった。

私の大学進学を口実に、春休みにお上りした妹の東京見物プラン。
テレビで何度も紹介された竹下通りは、田舎者の女子高生の聖地だった。
まさに、平成初期のタレントショップ全盛時代。
数多のタレントショップの中から妹がロックオンした数件の中に、
ミポリンのショップは、問答無用で含まれていた。

限りあるお小遣いを最も有効に活用すべく熟考に熟考を重ねた妹は、
何個かのオリジナル・グッズを購入していた。
確か、ホワイトとブルーに赤の差し色が効いていたと記憶する。
大人っぽい落ち着いた配色だった。

「ミポリンの生まれ年の昭和45年の100円玉は200円として使える」という
ボーナス・ルールが設けられていたっけ。
年若いファンへの、ミポリンなりの気遣いだったのだろう。

というわけで、検索してみました。
落ち着いた雰囲気の外観ですね。

次のブログでは、当時の様々なタレントショップの写真がてんこ盛りです。

妹が私の結婚の披露宴で歌ったのは、「世界中の誰よりきっと」。
ショップを訪れてから8年半たっても、相変わらずのミポリン・ファン。
ミポリンは、私たちの世代にとって、同性が憧れるアイドルだった。

今年3月にフジテレビさんで深夜に放送されたWowowドラマ「賢者の恋」。
美しき傷負い女性びとが「生ける人形」と化して
ようやく無償の愛を実感する。
美しき人形としてサマになる女優さんだからこそ選ばれたのね、なんて
その美貌を羨んだものだ。

正直な思いを書くと気分を害される方もおられるのだろうが、
ミポリンの歌も演技も、達者とは思えなかった。
でも、あれだけ多くの人を魅了するのだから、
彼女の存在自体が天賦の才なのだろう。

自分という存在を媒体として他者に満足を届ける仕事は、
精神的にも、肉体的にも、ギリギリの頑張りが要求されるのではないか。
「もういい年なんだし、そんな無茶は止めときなよ」と
周囲が声を掛けたくなる追い込みを、自分に課したのかな?

入浴中の不慮の事故死・・・。

翌日の大阪ライブに備えてレッスンを重ね、
気を張り詰めていたに違いない。
緊張を緩和して万全の状態に整えるために、
少しお酒を飲んで、お風呂でリラックスしたかったのかな?
準備万端という満足感の中で、夢に抱かれるようにうっとりと、
真っ白な気持ちで旅立たれたのだと良いが。

まだまだ精力的に活動される意欲に溢れていたのに、急死だなんて。
ご本人自身が、一番悔しいのではないかと思う。

「色 ホワイトブレンド」の歌詞の一文。

明日が待ってるから 後ろは振り向かないわ

明日があると信じるから、過去を忘れて未来に踏み出すことが出来る。
もし、明日が無いと予めわかったなら、
過去を振り返って、人生に思いを馳せたかったはずだ。
そんなチャンスが与えられなかったのは、本当に残酷だ。
同年代として、いたたまれない。

老化とのおつきあい

同性の同級生が最初に亡くなったのは、20代の半ばだった。
彼女とはロクに喋ったことは無かったが、顔と名前は一致していた。
早稲田大学に進学したことくらいは知っていたし、
そんな難関に合格したのだから、頑張り屋さんだったのだろう。

死因は、心筋梗塞。
20代半ばでそんな病気に当る確率なんて、限りなくゼロに近い。

そんな彼女の死を無駄にしないためにどうすればいいか、
自分なりに考えた。

生きていれば、当然年をとる。
シミや皺が出来たり、体に不調が生じたりする。
悲しい現実だ。

でも、早逝した彼女ならきっと、
「いいなあ、私もそんな年齢まで生きたかった」と感じるはず。

だから、「生きていればこそ」と逆転の発想で、
嫌な体験ができることは実はラッキーなんだ、と考えるよう心掛けている。
そういう風に内省する時には、自然と彼女のことを思い出せる。

忘れないことが、唯一してあげられることだから。

サイコロ振るのが、人生さ

例えば、買い物に行く選択:  
 無事に帰ってくる確率、事故にあう確率。
 ケガで済む確率、命を落とす確率。

人生の傍らには、目に見えないサイコロがあると思う。
行動を選択するとき、運命のサイコロが振られる。
大抵の場合は何事もないが、たまに悪い目が出てしまう。
年齢を重ねると、悪い目が出る確率は徐々に高くなる。

同年代の方の死を知ると、現実を突き付けられる。
お前だって、明日死ぬかもしれないよ、と。
でも、自分はまだまだ大丈夫だよね、と根拠不明で楽観視している。
後ろを振り返ってばかりいたら、前に進めないから。

悪い方に確変するサイコロをフレンドとして、
これからもサイコロを振って生きていかなきゃな。
というわけで、「岐路 サイコロ振れンド」という題名に落ち着きました。
「色 ホワイトブレンド」と韻を踏んでおります。

「嘘(うそ)やヘイトもカネになる
 ネット自動広告取引の闇」
というドキュメンタリーを視聴して

9月に録画した番組を、ようやく視聴しました。
そしたら、その内容に驚いた。
自分がネットに対して性善説で接していたのが、身に沁みました。

折角なので、内容をザックリと記憶のままに書き留めておきます。

広告表示のアルゴリズムは、ブラックボックス

商品に関心の高そうな人に的を絞って広告を表示するネット世界。
広告主が広告を託すのは、IT企業の提供する「ブラックボックス」。
そのブラックボックス内のアルゴリズムに従って、
広告の表示先が選択される。
勿論、広告主はそのアルゴリズムの詳細は把握していない。
関心の高い消費者予備軍を狙い撃って
広告が表示されることを期待するのみだ。

そんなもんだから、広告主の意志に反して、
デマサイトやヘイトサイトに有名ブランドの広告が表示されてしまう、
なんて事態が起こる。
広告費が「よからぬ」サイトに落とされて、
その活動を後押ししてしまうわけだ。

それを気に留めた女性が、注意喚起のメールを広告主に送った。
すると、広告の表示対象から除外され、
そのサイトの収入が90%も減少したそうだ。

言論の自由は尊重されなければならない。
「問題がありそう」という理由で、
サイトを完全にネット世界から締め出すことは、不適切だ。
多様性を認める一方で、
「広告の表示先」に広告主が責任を負う仕組みを整えることが、
必須となる。

それなのに何故、そういう仕組みが有効に活用されていないか。
それは、IT企業が広告収入を追求する姿勢のせいである。

広告収入の追求のために放置される問題

低俗であるほど好都合?!

例えば動画配信サイト。
下世話だったり、低俗な内容の方が、視聴時間が長い。
「視聴時間 ∝ 広告収入」という現実を尊重すると、
視聴おすすめ欄に表示される動画は、B級であるほど稼げる。
それゆえ、B級動画をお勧めするアルゴリズムが採用される。

顔出しで取材に応じていたアルゴリズム開発者は、
視聴者の「知見を広げる」アルゴリズムを会社に提案した。
ところが、会社の利益とは相容れないので、却下された。
半年間は我慢して会社の望む開発を続けたが、
再び高い理想に基づいた開発を志したところ、解雇されてしまった。

視聴者を低俗に保つアルゴリズムかぁ、ヤダヤダ。

プライバシーの侵害

携帯の位置情報が、どんな場所に位置したかで広告表示を選択する場合。
例えば、携帯がピザ屋の敷地内に位置していたなら、
その人がピザ好きと判定し、ピザの広告を優先的に表示する。
この程度なら、別に問題は無かろう。
高血圧や肥満が原因でピザ断ちをしなければならない人を苦しませる、
なんて弊害も無きにしも非ずだが。

しかし、携帯が中絶クリニックの敷地内に位置していたとする。
中絶に反対する団体の「中絶の予約は取り消せます」という広告を
優先的にに表示したとしたら?
これは、かなりのプライバシーの侵害だと思われる。

罪の意識を感じつつもやむを得ぬ理由で中絶せざるを得ない女性には、
拷問以外の何物でもない。

投資詐欺サイトの広告

詐欺広告を100万打つと、2~3人くらいは引っ掛かるのだそうだ。
広告費なんて、余裕で回収できる。
IT企業の元には、詐欺犯からの広告収入が残る。

テレビ放送のCMに倫理的・犯罪的な問題が指摘された場合、
広告主は勿論、テレビ局もCMを流したことについて責任追及されるはず。
テレビ局には、ネット動画提供者よりも高い注意義務が課される。

ネット動画のCMの掲載に関しても、
注意義務をもう少し引き上げた方が良いのでは?と感ずる。

私見です

問題があることが明白な広告を「わざと」依頼してみた結果

不適切な広告が実際に却下されるか確かめるために、
問題のある広告の表示依頼をわざとIT企業に行った結果が紹介されていた。

2件何れとも問題ありの広告が依頼対象だったのだが、
そのうちの1件は「××をぶっ殺せ」という、特に過激な内容だった。
実験者の女性は「いくら何でもこっちは断られるでしょ」と笑っていた。
しかし、いずれも広告許可されたという「お口あんぐり」な結果に。

広告許可の判断は、AIが行っていたそうだ。
AIは、
・「ぶっ殺せ」という内容は問題とせず
・文中のスペルミスのみ指摘した
という、笑えないオチが付いていた。

どうやったら、そんな「ザル」みたいなアルゴリズムが成立するのだろう?

実用新案権付与の審査要件は特許法に比べたら甘々で、
実体的要件の具備の如何は基本的にノーチェックだ。
しかし、公序良俗違反は、しっかり審査対象に入っている。
報酬を得る以上、最低限のモラルを発揮すべき義務が
IT企業にはあるのでは?

実用新案法もビックリ

「詐欺広告に勝手に肖像を使われた著名人の方が、IT企業を訴える」
というニュースを以前耳にしたなぁ、と思い出した。
IT企業の放任・利益追求姿勢を正すために、
自分が立ち上がらなくちゃ、と使命感を覚えられたのだろうと合点した。

以上、視聴内容のまとめでした。

2024年を見送るに当たって

2024年の最後の記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。
楽しいお正月を迎えられますように。
2025年が、皆様にとって良い年になりますように。
だって、巳はみんなのミ ♬ ですから。

以上

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ЯRtone : a Яoaring Rolling stone
「世の中に人の情け受くるこそ情けなしとは言ふもののお前では無し」 おこころざし、誠にありがとうございます。 ブタもおだてりゃ木に登る、ЯRtoneサポすりゃ天にも昇る。