人馬一体
「人馬一体」という言葉が有ります。
これは平安時代の儀式である流鏑馬を由来としたもので、
乗り手が馬の上下振動を足で吸収し、
上半身を安定させなければ正確に的を射ることはできないため、
人と馬が一体となるといったことが言葉のルーツのようです。
格闘技のトレーナーと選手も、流鏑馬のように人と馬の一体感が必要だと思っています。
そういえば、車のMAZDAさんが、
「人馬一体」ということをコンセプトに車の開発を行われています。
以下MAZDAさんのホームページからの抜粋になります。
クルマとひとつになって走る歓びは、
「このクルマなら、自分の意のままに操れる」
という信頼がなければ生まれません。
マツダは、人間中心のクルマづくりを追究しています。
ドライバーの意志とクルマの反応が
シンクロする感覚を研ぎ澄ませ、
愛馬と心を通わせるように、走る歓びを分かち合う。
それが、マツダが目指す「人馬一体」の歓びです。
以下、略。
選手にも意思があるので、その部分は車とは違いますが、
概ねこの文章のとおりではないでしょうか!
人馬一体とは、言い換えれば強い信頼関係・絆のことだと思うのですが、
その信頼関係・絆はどうやって築いていくのでしょうか?
まずは約束を守る人ということが外せないと思います。
「時間・約束を守る」「言動の一致」
これをちゃんと守ることができて、
そこに正しい指導と理解、競技に対する情熱、
コミュニケーションが合わさり、気性・特性を理解してお互いの信頼関係が増していくのだと思います。
また、それぞれの良いところを発見していくことも信頼関係の深化には欠かず、そういった過程を経て、
過ごした時間と熱量、苦難を一緒に乗り越えるによって絆が培われていくと思います。
ですから、人馬一体で頂点を目指していくには、強固な信頼関係・絆が必要不可欠です。