計量後のリカバリーについて

計量当日は、選手が計量をクリアするまで、
選手の苦しさなどを考えると私も結構気が気ではありません。
勿論、計量をクリアするのがプロですし、
クリアする事は、当然と言えば当然なのですが、
大変であるというのも事実です。
計量時の選手達は、頭はまわらず喉は乾き、空腹で力も入らず病人に近い状態だと思います。

計量をクリアしたら、
まず経口補水液などで水分補給を行います。
水分が身体に染み渡っていったら、
その後お粥のような消化の良いものをゆっくりと食べて、
胃をビックリさせないようにしていきます。
その後夕飯を食べるのですが、試合前日の食事としては、
糖質をエネルギーに変換するビタミンB1の摂取が必要になりますので、
たらこ・豚肉・ウナギ・昆布などのビタミンB1の摂取を忘れないようにしましょう。
計量後の夕食は、自分の身体に力が漲ってくることを実感できると思います。
 
私の経験上、
暴飲暴食せずにゆっくり丁寧に体重を戻していけば、
試合当日の体重は、
試合1週間前の体重にだいたいなるはずです。
ですから、試合当日のベストな体重を算出し、
1週間前の本格的な減量が始まる時に、
体重をそこに合わせていくというやり方をしています。
また、試合当日は、
試合想定時刻の5時間前に食事をするように指導しております。
少し空腹位の方が試合では動くことができるからです。
人それぞれやり方はあると思いますが、
何となくいい感じだと自分が感じられる方法が一番良いと思いますので、
やりながら手探りで自分にあった方法を探していきましょう。

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