野球のピッチャーと打撃のコンビネーション
私は、野球の打撃と格闘技の打撃は同じだと考えておりますが、
野球のピッチャーにもそういった要素があるので、
今回はピッチャーで格闘技の打撃と共通する事を考えてみたいと思います。
野球のピッチャーは、バッターを打ち取る為に、
コース・高さ・スピード・球種によって打たせてアウトを取るのか、
三振によってアウトを取っていきます。
→(私の感覚では、三振=ダウン、打たせて取る=ポイントをとるに相当します)
ピッチャーの投げ方にも種類があって、
・右投げ・左投げ
・オーバーハンド(上手投げ)・スリークオーター(斜め上)
・サイドスロー(横手投げ)・アンダースロー(下手投げ)
→(投げる動作もパンチを打つ感じに似ていて、後ろ足をけるところなんかは正にと思います)
投球に入るモーションも、
① ワインドアップ(振りかぶる)
② ノーワインドアップ(胸の位置から)
③ セットポジション(主にランナーがいる際)
上記は、その投手の投げやすさによって、選択されていくものになりますが、
→(私の解釈では、構えの高低やルーズさにあたります)
また投手のタイプも
① 球質の重い剛速球を投げるタイプ
② 伸びのある速球を投げるタイプ
③ キレのある変化球を投げるタイプ
などがありますが、この部分は先天的要素が強く、
→(格闘技でいうところのパンチが強い、スピードが速いなどにあたります)
投手の球速は、ハンドスピード・フットワークの速さに例えられ
直球はストレートのパンチ
変化球はフック・アッパー
に例えることができ、
キャッチャーのリードによる、打者の打ち取り方は、まさしく格闘技のコンビネーションだと思います。
アウトカウント・ランナーの有無などの要素も加味して、
ストレートを意識させて変化球で勝負、もしくは変化球を意識させストレートで勝負します。
また、コース・高さといった部分も重要で、相手の裏をかくリードを、キャッチャーはしていきます。
外角を待っている打者には内角であったり、ボール球の外角を、高めを待っている打者には低めであったりボール球の高めをといった具合に、相手の読みを外すリードをしていきます。
格闘技に例えると、
・高低差を生かしたコンビネーション
・相手が予測していない攻撃を出す
・相手の裏をかく攻撃を出す
・何かを意識させて違う部分を攻める
・パンチなのか、蹴りなのか強い武器を主体に組み立てる
などが、考えられると思います。
このように野球の投球術には、打撃のコンビネーションの要素が沢山詰まっていると思います。