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眼科機器紹介 ⑥

今回のコラムは眼科の機器を紹介していくシリーズの第6弾です。眼科は検査項目が多く、様々な医療機器を使用しています。
以前のコラムでも少し紹介していますが、この新しいシリーズではより詳しく紹介して行きます。

過去のコラムはこちら
中古医療機器紹介 眼科機器①

中古医療機器紹介 眼科機器②

前回のコラムはこちらから

眼科機器紹介

炭酸ガスレーザー装置

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)装置は、1964年にPatelによって初めて発振されました。炭酸ガスを発振物質としてレーザー光を照射する機器です。皮膚科や眼科、耳鼻科など幅広く使用されており、ホクロやイボ、盛り上がったシミなどの除去や、切開、蒸散、掘削などに適しています。眼科では眼瞼下垂や眼瞼余剰皮膚切除などの外眼部の手術に用います。
主な特徴は次のとおりです。
10.6μmの波長で、水に吸収されやすい性質を持つ
皮膚組織内の水分に吸収されて熱を生じ、組織を蒸散させる
狙った箇所にレーザーを照射できるため、周囲の皮膚にはほとんど影響を与えない
電気メスより熱による障害が少なく、金属メスより出血も少なく創傷治癒が早い。

主な炭酸ガスレーザー装置
レザック
NEW LESAC

ルミナス
AcuPulse

タカラベルモント
Bel Laser+

エキシマレーザー装置

エキシマレーザー(Excimer Laser)とは貴ガスやハロゲンなどの混合ガスを用いてレーザー光を発生させる装置である。元々は工業用として利用されていたが、最近ではレーシックなどの視力矯正手術においても利用されている。
レーシック治療とは視力を回復する目的で行われる治療のひとつで、目の角膜上皮を特殊なメス(マイクロケラトーム)でめくって、エキシマレーザーで角膜を切除する方法です。

主なエキシマレーザー装置
ジョンソン・エンド・ジョンソン
CATALYS

カールツァイス
VISUMAX

白内障・硝子体手術装置

白内障・硝子体手術装置は、白内障手術と硝子体手術の両方に使用できる医療機器です。白内障手術の機能に加え、硝子体手術に必要な機能も搭載されています。
白内障手術は濁った水晶体を取り除いて眼内レンズに交換する手術で、硝子体手術は眼球内の硝子体を切除する手術です。
硝子体手術は網膜の病気に対する手術として知られており、白内障と同時に行われることが多くあります。

主な白内障・硝子体手術装置
アルコン
CONSTELLATION
http://www.ritz-med.co.jp/info/wp-content/uploads/2020/11/ebe1762f61d47301423a4d6898d45936.pdf

ジョンソン・エンド・ジョンソン
VERITAS

ニデック
Cube α

眼科用手術顕微鏡

眼科用手術顕微鏡は、眼科手術において微細な眼組織を正確に扱ったり、機器を操作したりするために使用される顕微鏡です。眼科手術では、半透明の濁りを残すと術後の視力回復が不十分になる可能性があるため、顕微鏡の照明光を網膜に反射させて濁りを浮かび上がらせる「徹照(てっしょう)」という特殊な方法を用います。この徹照法を実現するには、顕微鏡のレンズや照明系の精度が非常に高いことが求められます。

主な眼科用手術顕微鏡
カールツァイス
ARTEVO 800

ライカ
Proveo8

タカギセイコー
OM-19

眼科用手術台

眼科用手術台は、眼科の手術で患者が横たわる台で、患者が快適に手術姿勢をとれるように設計されています。
眼科用手術台には、次のような特徴があります。
足元のスペースを確保できるコンパクト設計
テーブルトップの昇降範囲が広い
搬送ストレッチャーが軽量かつ耐久性があり、術前・術後の移動に便利
ヘッドレストが上方向・下方向に昇降でき、前後に縦転も可能
バックレストとヘッドレストが薄く、膝干渉を極限まで少なくできる
手術台は、患者が座ったり横たわったりする部分と、台の高さと傾斜を調整するための部分で構成されています。脊椎手術の場合は伏臥位に、ENT手術の場合は半座位のように、様々な体位を可能にします。

主な眼科用手術台
タカラベルモント
DR-150

タカラベルモント
DR-JST-N
https://me.takarabelmont.co.jp/products/detail/%25products_id%25/%E7%9C%BC%E7%A7%91%E7%94%A8%E6%89%8B%E8%A1%93%E5%8F%B0dr-jst-

まとめ
今回で眼科機器の紹介は終わりです。次回は主な眼科機器の製造メーカーを紹介します。

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