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眼科機器メーカー紹介 ①

今回のコラムは眼科の医療機器を製造しているメーカーを紹介するシリーズの第1弾です。初回は3社を紹介して行きます。

眼科機器を製造しているメーカーは何社ぐらいあるの?

メーカーを紹介する前に日本ではどのくらいの数の企業が眼科機器の製造に携わっているのでしょうか?

眼科機器の製造会社の業界団体である一般社団法人日本眼科医療機器協会では正会員数115社・賛助会員数25社の合計140社が加盟しています。卸売専門の会社や製薬会社なども含めれていますが、概ね100社以上は眼科医療機器を製造しています。


それでは主要な眼科機器メーカーを紹介して行きます。

株式会社ニデック(NIDEK)

最近CMでよく流れているような・・・同じ会社名ですが実は別会社なんです。CMでよく見かけるニデックはニデック株式会社(NIDEC)といい医療機器を扱っていない企業です。モータを中心に、ゲーム機やプロジェクターなどの周辺機器や、産業用電子機器、光学部品などを製造・販売する総合電機メーカーです。2023年4月1日に旧社名であった日本電産から社名を変更し、グローバルブランドとして先行して使用されていた「ニデック」となりました。社名変更に伴いCMでのプロモーションを行っているようです。

前株と後株で法人名が異なるので問題がないようです。さらに英語表記をするとNidekとNidecで末尾がKとCで異なります。(笑)

医療機器製造の株式会社ニデックは愛知県蒲郡市に本社を置く主に眼科医療機器の開発・製造・販売、レンズ、光学部品フィルター類のコーティング加工および人工視覚の研究開発などを行っている医療機器メーカーである。眼科医療機器分野で特化し、世界100か国以上に販売。国内の眼鏡店の検査 加工機器のシェアは50%を越えている。
売上高 438億300万円(2024年3月期)

社名の由来は創業メンバーが日本を代表する有名な企業、世界に羽ばたく企業になることを願い命名した。当時、創業者が留学したロチェスター大学の周辺には、コダック、ゼロックスといった世界的な光学メーカーがあり、社名を決める際、これらの影響を受けた。日本の「NI」、電子技術の「DE」、光学の「K」で「NIDEK」としている。


株式会社トプコン(TOPCON)

眼科関連の医療機器や測量機器等に強みを持ち、旧社名は東京光学機械株式会社で、本社は東京都板橋区。
売上高 2,164億9,700万円(2024年3月期)

1960年(昭和35年)以降2015年(平成27年)9月までは東芝の関連会社であり、同年3月時点で同社が発行済み株式の30.13%を保有していた。
元は光学兵器開発・製造のため、帝国陸軍が関与して1932年(昭和7年)9月1日に設立された。
主に陸軍向けの火砲・銃の照準眼鏡(狙撃眼鏡)や、戦闘機・爆撃機用の射撃照準器・爆撃照準器を供給していた。当時、設立に海軍が関わっていた日本光学工業(現・ニコン)とともに軍需光学機器製造の双璧として「陸のトーコー・海のニッコ-」とも称されていた
かつてはカメラメーカーとしても有名な存在だったが、1981年(昭和56年)に一般向けカメラ市場からは撤退している。


株式会社ニコン(NICON)

カメラ、双眼鏡、望遠鏡、顕微鏡、ステッパー、メガネ、測定機、測量機、光学素材、ソフトウェアなど光学関連装置の大手メーカーであり、三菱グループの一員。
医療機器はヘルスケア事業部で受け持っています。2024年の7月から新社屋になっています。
ヘルスケア事業の売上高は1,078億8,900万円 (2024年3月期)

まとめ
第一弾の今回は3社紹介しました。その他主要なメーカーも今後紹介して行きます。

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