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眼科機器紹介 ④

今回のコラムは眼科の機器を紹介していくシリーズの第4弾です。
眼科は検査項目が多く、様々な医療機器を使用しています。 以前のコラムでも少し紹介していますが、この新しいシリーズではより詳しく紹介して行きます。

過去のコラムはこちら
中古医療機器紹介 眼科機器①

中古医療機器紹介 眼科機器②

前回のコラムはこちらから


眼科機器紹介


光干渉断層計(OCT)

OCT(Optical Coherence Tomography)とは、光の干渉性を利用して測定対象の内部構造を画像化する技術です。非接触・非破壊で、高速・高分解能に観察できるという特徴があります。
OCTは、医療や産業、芸術など幅広い分野で利用されています。
医療分野では、眼科の検査や心臓血管の術後の観察などに広く使われています。眼科では、網膜の断面を拡大して撮影したり、網膜の厚さを正確に測定したりすることができます。緑内障や糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性などの検査や診断に役立ちます。

主なOCT
カールツァイス
CIRRUS photo 800/600

ニデック
RS-330

トプコン
Maestro2

動的視野計(ぺリメーター)

眼科におけるペリメーターとは、視野検査の基本的な検査で、見える範囲(視野)の中に見えづらい部分やその程度を調べる検査です。緑内障や脳梗塞、腫瘍などの視野異常の検出に有効です。
ペリメーターには、次のようなものがあります。オートマチックペリメーター、マイクロペリメーターでは、眼底像を直接確認しながら刺激光を投影し、局所部位の網膜視感度を測定します。検査結果をカラー眼底像に重ねて表示できるため、病変上の機能評価を行うことができます。
ゴールドマン視野計 動いている光を用いて検査を行う「動的視野検査」で、光の強さ・大きさを変えて光の感度を調べる「量的視野計」とも呼ばれます。
主なぺリメータ―
イナミ
MK-70ST

タカギセイコー
MT-325UD

ニデック
MP-3
https://www.nidek.co.jp/items/diagnosis_mp-3/

静的視野計

視野計は、まっすぐ見据えたときに左右の視界(視点を固定した場合に見える範囲)を測定する検査器です。視野検査には、視野の広さを調べるもの、網膜の感度を調べるもの、中心の細かい歪みを調べるものなど、目的に合わせてさまざまな種類があります。
視野計には、次のような種類があります。
ハンフリー視野計 主に中心30度以内の視野を測ることに特化しており、緑内障の早期発見や進行状況などを確認するのに使用されます。

主な静的視野計
カールツァイス
ハンフリー フィールド アナライザー HFA Ⅲ

ハーグストレイト
AU-900-P

コーワ
AP-7700

超音波診断装置 Aモード・Bモード

眼科の超音波診断装置は、超音波を目にあてて反射波を画像化して、眼の中の状態を検査する装置です。眼科では、次のような検査が行われます。
Aモード
眼の表面から網膜までの長さ(眼軸長)を測定する検査です。白内障手術で挿入する眼内レンズの度数を決定する際に必要になります。
Bモード
白内障や硝子体の混濁・出血などで眼底が観察できない場合に、眼の中の状態を検査します。眼球の断面像を捉えることができます。網膜剥離や眼球内異物の確認などに使用されます。
超音波診断装置は、パルスエコー法と呼ばれる原理で動作しています。生体内に向けてパルス波を送信し、反射波が戻ってくるまでの時間を測定して距離に換算します。反射波の強さの変化を画像化して、病変を探し、大きさ、形状、深度などを観察します。
超音波診断装置は、放射線を使用するレントゲンやCT検査などのような被曝が無く、安全無害で苦痛のない検査です。
主な超音波診断装置
ニデック
US-500

トーメー
UD-800
http://www.ritz-med.co.jp/info/wp-content/uploads/2018/06/UD-800.pdf

Sonomed Escalon
VuPad
http://www.ritz-med.co.jp/info/wp-content/uploads/2020/08/VuPad.pdf

まとめ
今回は4機種を紹介しました。まだまだたくさんの眼科系機器がありますので順番に紹介して行きます。

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