国際的医療評価”JCI”について
今回のコラムは”JCI”と言われる世界の中で最も厳しい基準を持つ医療施設評価機構についてお話しします。
JCIとは
米国の医療施設を対象とした第三者評価機関である The Joint Commission の国際部門として、1994年に設立された非営利組織 Joint Commission International の略称です。
「患者安全」「感染管理」「医療の質と改善」など、13分野1,200項目(第7版病院審査基準)について医療施設を評価します。国際基準の質を担保し、安全な医療を提供していると認められた施設に与えられる認定です。
https://www.jointcommission.org/
JCIと病院機能評価の違い
日本にもJCIと同じように医療施設の評価として病院機能評価という認証機構があります。病院機能評価・JCIでは医 療の質の改善・向上を目指す点では一致しているが、JCIでは患者さんの安全性を改善することを強く謳っ ている。評価の対象に関しても、病院機能評価では構 造的なもの体制などを評価している一方、JCIでは医療の質・患者さんの安全に対する取組の状況を評価している.
JCI取得によるメリット
JCIの認証は本来、医療の質の担保を目的としたものだ。 加えて、国際的な規格であるJCIのメリットとして特に強調されるのは、外国人旅行者やメディカルツーリズムの顧客を獲得しやすくなったり、医療機関の価値を高めるということ。こう言われると、JCI認証の取得のメリットの大部分は経営的なものだと思われがちだ。
病院評価機能のメリット
病院機能評価は、病院の品質の向上、医療サービスの向上を目的として実施される審査です。 中立的な第三者機関に評価してもらうことで、今まで気づかなかった問題点にも気づけるのがメリットと言えるでしょう。
病院の課題を明らかにすることで、病院全体の質向上や改善意欲の向上に役立つでしょう。
日本のJCI認証取得病院
日本では2009年に千葉県鴨川市の亀田メディカルセンターが最初に認証をうけており現在は29施設が認定を受けおり毎年続々と認証を受ける病院が増えています。
1)相澤病院
2)中部徳洲会病院
3)藤田保健衛生大学病院
4)福岡徳洲会病院
5)老人保健施設横浜
6)葉山ハートセンター
7)IUHW三田病院
8)日本赤十字足利病院
9)日本赤十字石巻病院
10)日本赤十字名古屋福島第二原子力発電所病院
11)順天堂大学病院
12)亀田メディカルセンター
13)岸和田徳洲会病院
14)倉敷中央病院
15)巽病院
16)メディポリス陽子線治療研究センター
17)三井記念病院
18)名古屋大学医学部附属病院
19)南部徳洲会病院
20)NTT東日本関東病院
21)彩の国H東大宮医療センター
22)済生会熊本病院
23)埼玉医科大学国際医療センター
24)札幌市東徳洲会病院
25)聖隷浜松総合病院
26)湘南藤沢徳洲会病院
27) 湘南鎌倉総合病院
28) 聖路加国際病院
29)東京ミッドタウンクリニック
まとめ
いまは医療機関も経営が大事になって来ており、経営存続のためにいかに患者を増やすかを模索しています。
利用する私たちにとって付加価値の高い医療施設を充実してほしいですね。
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