11月2日

自分が本当は何を望んでいるのか、何がしたいのか、わからないまま日々が過ぎるのが苦しいな。スリランカカレー屋のバイトはすごく楽しいけど身になっている実感がない。料理も楽しいけど前持っていた情熱があっさり下火になってしまった。体調を崩して体力を失ったり、全然お肉を食べなくなったという体の変化が原因でもある気がする。
最近は本屋に行くとゾクゾクするくらい楽しくて、紙の質感だけで興奮したりする自分も、家で何もせずゴロゴロしたいと思う自分も本当なんだから疲れる。こうやって何もしないまま、迷い続けて不貞腐れてアザラシのような体型になっていずれ死ぬ。
チューター教育も何もできなくて辛い。本当に苦手なことにチャレンジしている自分は偉いけど正直辛い。
部屋が汚い。ここがもっと綺麗で心地よくなれば、体も良くなる気がするのに、どうやっても整えられない。すぐ汚れてしまうし、家に帰ってくるともう、食べるか寝るかしか考えられないのだ。

今日は五目炊き込みご飯を作ったけど味が薄かった。

一之瀬ちひろさんの写真集、紙の質感も子供の文字も、開かれた国家に関する本と書き込み、挟み込まれたしおりも、全部いい。
わたしが子供の写真や子供の描いた文字や絵が好きなのは、彼ら彼女らを愛しく思うと同時に、自分の「あの頃」を思い出すからだ。愛おしく思う気持ちが、他者に対するものであると同時に過去の自分に出会いなおす契機となるのは、一気に二つの世界を並べて見ているような気がする。
あの頃の自分と、それを見つめる眼差しの、両面を知ってしまうからだ。

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