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YouTube第3段公開!【経営者必見!】銀行に好かれる嫌われる決算書~後編~

こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。

谷本はこの度、自身のYouTubeチャンネルを開設いたしました!
現在は3本目の動画がアップされています。

2~3本目の動画は、『銀行に好かれる嫌われる決算書』というタイトルで作成させていただきました。
前編として、好かれる決算書のポイントを3つ紹介した動画と記事は、こちらからチェックできます!

今回は、前回の続きの内容をnoteでもお話ししたいと思います。
ぜひ、動画の方も楽しんでいただけると幸いです。
融資に関する相談は、問い合わせフォームやFacebookのDMなどから受け付けています。


嫌われる決算書

嫌われる決算書

全開に続き、今回は嫌われる決算書のポイントを紹介します。

  • あるはずのない現金や貸付金が計上されてる

  • 利益が出ているのに預金が減っている

  • 売上が急増して運転資金が不足している

それでは早速、詳しい内容を見ていきましょう。

①あるはずのない現金や貸付金が計上されてる

  • 社長への貸付金が多額に発生している

  • 社長の趣味にお金が流れている

こんなこと、ありませんか?
会社は社長個人のおもちゃではないので、銀行から融資を受けるなら、見合った使い方をしなければなりません。

改善するためには、貸付金などをなくしていくことが大切で、3年程度を目安にゼロにしていく政策を考える必要があります。
対処としては、役員報酬を増やして貸付金と相殺する方法がよく用いられていますが、会社の状態によっても対策が異なるので、お悩みの方は相談していただければと思います。

【失った信頼を回復するのは大変】

上記のようなことが多く起こり、銀行から信頼を失ってしまった場合、回復させるまでには長い時間がかかります。

私のお客様で、5,000万円を銀行から運転資金として借りたものの、M&Aの企業買収に使用してしまった方がいました。
保証協会付き融資でしたが、保証協会からも"この融資を完済するまでは次の保証はしません"と言われてしまったんですね。

社長が良いと思ったからと言って自由にお金を使うのではなく、「このお金の使い方、大丈夫かな?」と相談できる人を見つけておくことが大切です。
銀行の担当者に相談するか、元銀行員の集まる私たちなら、このような相談にも乗れます。

大切なのは銀行とのコミュニケーションです。
担当者と険悪な雰囲気になってしまったのであれば、私たちに相談して頂ければ、間に入ってしっかりと話し合いの場を設けられます。以下のフォームから、気軽にご相談ください。

②利益が出ているのに預金が減っている

利益やキャッシュフローが出ているのに預金が減っている場合も、銀行員からは嫌われてしまう可能性があります。

税引後利益+減価償却費から借入金の年間返済額を引いて、貸借対照表上はプラスになっているのに、実際には預金が増えていないケースが多々あります。これは、ダメなパターンです。
実際にお金が増えていなければ、意味がありません。

売掛金の回収と買掛金の支払いサイトの関係で、どうしても売上が上がる度にお金が減る企業は意外とあります。
銀行員は決算書の内容を非常に重要視するので、決算に合わせて在庫を減らして預金を増やしたり、支払いのタイミングをずらしたりして調整することが先決です。
ただし、やりすぎは厳禁なので取引先ともコミュニケーションを取り、お願いをする形を取りましょう。

1つの取引先に集中すると、キャッシュフローの改善がなかなかできないため、地道な販路開拓などの営業活動をすることも大切になります。
複数の取引先を持つと、リスクヘッジにもなりますね。

③売上が急増して運転資金が不足している

よく「急成長中の企業」といった言葉を目にしますが、急成長をしている企業の多くは運転資金が不足します。

売上が増えると先行して行う支払い額も増え、売上金が入金される前に支払うべき金額が多くなってしまうのです。
さらに、売上は急増し続けるわけではなく、場合によっては急落します。
そうすると、融資の返済も難しくなりますよね。

そのため、銀行からすると売上が急増している企業よりも、着実に売上を伸ばしていっている企業の方が融資しやすいのです。

運転資金をコントロールするためには、キャッシュインを早めてキャッシュアウトを少し遅くしましょう。
また、自分たちの自助努力で運転資金を確保することが一番大事です。
銀行に頼りたくなる気持ちは分かりますし、借りられる分は融資を受けても良いと思います。
ただ、不足する部分をどう補うのかが企業の知恵の出しどころです。

売上の急増が見込まれるときは、将来の資金繰り表を作りましょう。
お金が足りなくなる時期が予測できれば、「手形貸付」を利用する方法もおすすめです。
"借りる"と"返す"を上手く繰り返していきましょう。

キレイな決算書を作るためには?

キレイな決算書を作るためには?

粉飾決算などをしてしまうと、銀行からの信用を失います。
融資を一括返済しなければならなくなるケースもあるので、そのようなことは絶対に避けてください。
ただ、中小企業であれば少なからずキレイではない部分があると思います。

キレイな決算書を作るためには毎月、点検していくしかありません。
毎月、税理士さんとミーティングをしていますか?
P/L(損益計算書)の話はするものの、B/S(貸借対照表)の話はしない方がほとんどです。

現金・仮払金・貸付金・立替金などの項目をチェックしながら、毎月しっかりと点検をすることが大切です。
その際、何か問題が見つかったときは真摯に対応しましょう。
放置せず、今後どうしていくのかをしっかり考えることが必要です。

「うちの試算表ってちゃんとしてるのかな?」
などと不安な方は、ぜひ弊社へご相談いただければ幸いです。

お問い合わせは、DMもしくは問い合わせフォームからお願い致します。

※氏名・社名・業種・Facebook URL・メールアドレスなどを添えてお問い合わせください。

今回の動画の内容は以上になります。
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こんな人に見て欲しい!!

私のYouTubeチャンネルでは、財務や資金繰りについてなど、元銀行員ならではのお話をたくさんさせていただきます。
そのため、以下のような方にはぜひ見て欲しいです。

  • 財務に強くなりたい経営者の方

  • 財務や資金繰りに課題を感じている経営者の方

  • 銀行で働いてる方

  • これから起業する方

元銀行員の私だからこそ発信できる優良な情報を発信していきます!
ぜひ、チャネル登録して次の動画をお待ちください。

気になることはぜひ弊社へ相談を

動画を見て気になったこと、財務や融資に関する悩みがある方は、ぜひ気軽に弊社へご相談ください。
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また、弊社では一緒に働ける仲間も募集しています。
動画を見て私や弊社が気になった銀行員経験のある方は、ぜひ以下の記事もチェックしていただき、ご連絡いただけると幸いです。

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相談に関する質問については、以下の記事でお答えしています。

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主に銀行融資関係(資金調達)のコンサルを行っています。

資金調達が出来た際の成功報酬は基本的に頂いておりません
理由としては・・・
・1度融資を利用する企業は、その後、2回目、3回目と利用があります。
・長いお付き合いをすることで、お互いの信頼関係を築くと共に、今後の資金繰りについて責任を果たすためです。
ですので、契約先とは最低でも毎月1回は定例でコミュニケーションを取らせて頂き、その都度、資金調達のタイミングや事業方針などについても議論をしております。

社長の望む調達金額を受けられる決算書の作成を得意とします。

銀行融資にはいくつかポイントがあります。
粉飾などによらず、目指す決算書にたどり着くよう、決算月の約半年前からすり合わせを行います。
このすり合わせとは、紙面による数字との睨み合いに留まりません。企業における営業活動など、包括的に関わっております。
これは、税理士や一般的なコンサルタントでは分からない分野です。

お客様によりますが、御社での私の名刺を作ってもらい、銀行対応全般をお任せ頂いております。
銀行対応において、代表者や責任者の方にご同席頂くのは、基本的に初面談時と契約時のみです。
融資実行までの中間の交渉は、全て私がお引き受けします。
(金融機関や個別対応でお受けできない場合もあります。)
CFO的な立ち位置で長きに渡りお役に立てればと思います。
創業融資のお問い合わせも多く頂いております。(R3年実績30社程度)

創業計画書の書き方にお悩みではないでしょうか?
大口の資金調達のコーディネートも行います。
これから事業が大きく成長する中で、どのように銀行と付き合おっていくべきかお悩みではないでしょうか?
収益物件購入、不動産業者、保険営業マンからのご相談もあります。

ご自身では分からない銀行のこと、たくさんあります。
銀行内には独自のルールや文化が満ちあふれています。

現在、お付き合いを頂いている企業は東京が主ですが、リモート対応も可能です。場合によっては出張も致します。

事業を頑張る経営者の皆さまのお役に立てる記事をこれから書いていきたいと思っております。
初回30分無料相談もお受けしています。

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