こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
銀行融資には、短期資金と長期資金があります。
長期資金のイメージは持ちやすいかもしれませんが、短期資金とはどういった資金なのでしょうか。
短期融資というのは、基本的に1年以内の融資を指すことが多いです。
どんなときに利用するのでしょうか?
・大口の受注があった際に先行する資金を、その受注した案件の回収期日まで融資を受ける(当日返済)もの。
・納税、賞与など季節性の資金需要発生時(6ヶ月以内が基本)
・一時的な資金ショートを乗り切るため。
こういった事例が考えられ、特に資金使途や返済原資が明確な短期融資については、運転資金であるものの経常運転資金(長期資金)よりも融資がおりやすい傾向があります。
私のお客様についても、長期資金は直近で断られているものの、短期であれば十分に交渉が可能で新規調達が行えた事例は多くあります。
短期資金のメリットとしては、一時的な調達であり、短期的には融資残高が膨らみますが、銀行側も見合いの返済原資があることから比較的に楽観視してもらえます。
私のお客様で、大手テレビ通販で1日のテレビ放映で数億円販売する会社があります。
こういったスポットでの売上であれば、長期資金で仕入れを行なうよりも
短期資金で調達を行ない、回収金が入った段階で返済を行なう形式の方が
経常的な借入残高や利息の軽減にもつながります。
自社の調達方法は正しいだろうか?
そもそもの借入条件(金額、金利、期間など)は適正だろうか?
そんな質問も月に複数回受けています。
気になる方は是非一度ご相談下さい。
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