【資金調達】日本政策金融公庫と商工組合中央金庫を使い分ける。
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
事業を大きくするためには資金調達は重要な役割を担っています。
「資金なんて、どの金融機関から借りても同じでしょ」そう考える方もいるかもしれませんが、実は違います。
企業の現在のステージや事業規模、必要な資金額などによって金融機関を選定した方が資金調達が上手くいくことが多いです。
今回は、日本政策金融公庫と商工中金の違いについて少しお話ししたいと思います。
日本政策金融公庫(公庫)は起業をするときにお世話になるところ。
中小零細企業の融資窓口という印象でしょうか。
商工組合中央金庫(商工中金といいます)はどうでしょうか?
少し敷居が高いイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
公庫のように創業融資などの融資メニューはなく、少なくとも2~3年経過した企業から利用できます。
ざっくりとしたイメージですが、私が商工中金にへ融資談を行なう際には、一度の融資相談で3,000万円の調達の可能性がある企業にはお繋ぎをするようにしています。
「公庫と商工中金は同じ融資枠を使うんでしょ?」と思われている経営者の方もいらっしゃいますが、基本的に別枠になります。
また、公庫は預金口座を持っていませんが、商工中金は口座開設ができる、いわゆるフルバンク機能を持った政府系金融機関です。
私から見た公庫と商工中金は正反対の性格を持った金融機関で、正に「静と動」。
静が公庫、動が商工中金といった具合です。
詳細はお伝えできませんが、「公庫ができなくても商工中金はできる」ときもあり、逆もまた然りです。
ケースバイケースで対応が異なります。
普段から両方の金融機関とコミュニケーションを取っているので、今後の調達に向けて相談をしたいと思っている方は是非ご連絡下さい。
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