銀行は融資2,000万円までノーリスク、その後の融資に向けて考えたいこと
こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
現在は独立して、主に中小企業の財務担当者のアウトソーシング事業を行っています。
今回はタイトルにある通り、銀行は融資額2,000万円までノーリスクとされている理由と共に、その後の御社融資に向けて考えたいことを紹介します。
今後、融資を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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融資2,000万円までは銀行がノーリスクな理由
皆さんが融資を受ける際に、だいたいお世話になるのが保証協会です。
この保証協会付き融資は、一般的には貸倒リスクの80%を保証協会が負担をしてくれます。
(銀行は20%のリスクを負う)
しかし、下記の場合には保証協会側が100%保証をしてくれるため、銀行としてノーリスクで融資ができる場合があるのです。
一般的な創業制度の利用
小規模事業者向け小口制度の利用(今回はこちらを想定)
4号認定を含めた緊急制度の利用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一般的な創業制度の利用
一般的な創業制度の利用により3,500万円の枠を利用すると、銀行はノーリスクで融資ができる可能性があります。
ただし、こちらについて3,500万円出ることは非常に稀です。
一般的には、運転資金の場合は500~1,000万円程度が多いでしょう。
小規模事業者向け小口制度の利用
小規模事業者向け小口制度は、保証協会の定める小規模事業者に該当することで利用が可能な制度です。
他の保証協会付き融資(創業保証も含め)の残高が今回の申込含め、2,000万円以内に納まる範囲内で利用できます。
銀行側からすると、最初はこの制度から利用するケースが多いでしょう。
4号認定を含めた緊急制度の利用
最近では、コロナ禍に始まった4号認定が一般的になりました。
売上の減少要件などを満たした際に市区町村から認定を受け、融資申込に付保することで保証協会付き融資について、通常時よりも審査の緩和を受けた形で融資を受けられます。
100%保証協会が貸倒リスクを負担してくれることが、緩和の理由です。
ご注意いただきたいのが、5号認定というものもあります。
こちらは80%保証となっておりますが、別枠での認定制度となっております。
これらが一般的な銀行側としてリスクを取らない融資方法になりますが、今後皆さんが該当するのは創業融資および小口制度になると思います。
この2,000万円の範囲内については、比較的スムーズに銀行審査が進みます。
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