見出し画像

海外旅行で食べたもの

はじめに

旅先で食事を頼んだ時、出されたものにまずはスマホのカメラを向ける習慣ができたのはいつからだろうか。
こんなものを食べたんだ、と後で見返すためなのか、ただの記録の習慣かはもはやわからないが、写真フォルダに旅先の食事の写真がたまっている。

整理もかねて、海外旅行先で食べたものをいくつかまとめようと思う。

チェコ

いきなりだがだいぶ前のことで、記憶があやふやだ。
チェコのビールは重く、そして安く、おいしかったことを覚えている。
料理の味についての記憶はほぼない。

チェコで食べた揚げ魚。東欧のレストランにひとりではいる勇気が必要だったことを覚えている。チェスキークルムロフの夜をうろうろした思い出。
おそらくチェコで食べたグヤーシュ。
クネードリッキがないようだが…なぜなのかは覚えていない。

クロアチア

クロアチアはドゥブロブニクで食べたシーフードリゾット。
味よりも、ウェイターがわざわざ「Tip is not included」と書かれたレシートを見せてきたことのほうを覚えている。
ドゥブロブニクの町の美しさも覚えているが、料理の画像を見てそういったエピソードが呼び起こされるのが我ながら面白い。

シーフードリゾット。いいお値段がしたと思う。

中国

中国の九塞溝に行ったときの食事。経由地の成都は四川省、ということは辛い四川料理の本場だ。
なんでもないバスターミナルの前の食堂のキムチチャーハンがおいしかったことを覚えている。
今はビザなしで入国できないので、当時訪れたのはいい判断だった。

なんでもない食堂で食べたキムチチャーハン。おいしい。

麻婆豆腐の元祖といわれる陳麻婆豆腐店で、麻婆豆腐を食べた。
じゃりじゃりするくらいの香辛料、タライみたいなサイズの白飯、そして完食したら確実に体を壊すレベルの辛さ。
四川省の洗礼を受け、「四川のこいつら舌おかしいだろ」と思いながら必死に食べ進めた覚えがある。

辛すぎて手が震えたのか写真もピントがあっていない。

インドネシア

ジョグジャカルタの名物料理グデッグ(グドゥッ)。
観光客が気軽に入れるような店がなく、仕方なくグデッグを連続で食べた覚えがある。
正直おいしくはないなー、と思いながら食べていた記憶があるので、まぁ、名物料理というのはそういうものなのかもしれない。

グデッグ。甘い香辛料と一緒にものすごく煮込んだ鶏肉。

ジャカルタのファタヒラ広場前にある、有名なカフェ・バタビアのクラブサンドイッチ。
カフェ・バタビアの内装は「これぞコロニアル建築」といわんばかりのオシャレさで、とても気に入った。
コロニアル建築はそこそこ見てきたが、その中でもお気に入りの場所となっている。

カフェ・バタビアのクラブサンドイッチ。実にオシャレ。

マレーシア

クアラルンプールやマラッカに滞在した。ペナン島やイポー(美食で有名らしい)にもいつか行ってみたい。

クアラルンプールで食べた福建麺(ホッケンミー)。
名前がいい。口に出して頼みたい麺料理だ。
味は見た目ほど濃くはない。
同じくクアラルンプールの中華街で食べたクレイポットチキンライス。

ミャンマー

今は政情不安で入国しづらいミャンマーだが、一時期安定していたので訪れた。
当時まだ世界遺産ではなかったバガンを借りたバイクで走り回った。広大な大地と遺跡を背景に沈む夕日が美しかったことを覚えている。
カレーやお茶の葉を食べた(お茶を飲むのではなく、葉っぱを漬物にして食べる。味はまぁ、お茶の味だった)

ミャンマーカレー・ヒン
油分の多いカレーだった。辛さはそれなり。
ミャンマービール

タイ

バンコクは何回も訪れている。行くたびに物価が上がっているのが困りもの。
特に気に入っているのが、ピア21にあるフードコートだ。涼しい上に安い。どうやら家賃をとってないので安いらしい。
最近は行けていないが、今でもまだ安いのだろうか?

ピア21のフードコートのカオマンガイ。
写真を整理しているとよくピア21で食べた料理の写真がでてくる。

ウズベキスタン

主に東南アジアを訪れることが多いが、中央アジアはやはり食文化も一味違っていた。
乾燥した空気、強い日差し。
食事からもシルクロードの文化を感じられた。

シヴィット・オシュ。
ウズベキスタンの西の端、ヒヴァの名物料理。
ディルを練りこんだ麺だが風味はよく、ヨーグルトソースとよく馴染んで美味しかった。
マントゥ。
サマルカンドにて。
シルクロードを通って饅頭になったとかならなかったとか。
シルクロード文化の広がりのすごさを感じた。

スリランカ

直近に旅行したスリランカ。
東南アジアとも、中央アジアとも違う南西アジア圏文化を感じた。
スリランカカレーは流石というほかない美味しさ。
カレー以外では、コットゥという料理が気に入った。
刻んだチャパティを、具材と一緒に炒める料理だ。味はチャーハンみたいだが、食感が面白い。

コットゥ。辛くない料理ということで頼んだが、おいしくてハマった。

また、キャンディという都市にあった南インド料理の店で、ウッタパムという料理に出会った。
南インド風お好み焼き、と紹介されることもあるようだ。
美味しくて通ってしまった。

ウッタパム。
もちろん手で食べた。トマトの酸味と玉ねぎの甘味、そして小麦粉の香りが食欲をそそる。
つけて食べるカレーもそれぞれおおいしい。

おわりに

旅先の食事というのは、食事という日常行為でありながら、非日常を感じることができる面白い体験だ。
違う文化、知らない味、異なる食材。
これらを写真にとっておくことで、記録と記憶にとどめておけば、いつか誰かにその体験を話すときに手助けになるかもしれない。

あるいは単純に、この記事を見た人が「おいしそうだ」と思っていただければ幸いである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?