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時代は「しなやかな」木気を求めているのかもしれない・四柱推命

四柱推命で扱う「五行」とは、気を五つの「特徴」に分類し、それぞれの関係性を見える「型」にしたものです。
「五行説」が最初に世に生まれたのは、紀元前2100年ごろ、夏王朝の始祖である禹だと言われています。当時氾濫を繰り返していた黄河を治めるために考えていたことろ、洛水(河南省西部を流れる河川)から這い上がった一匹の亀の甲羅に描かれていた模様から「五」の数字が浮かび上がり、それを元に「五つの原理」を思い付きます。そして、物事が進んで行く様を「五行」とし、その中の「水」すなわち黄河をコントロールする方法を実行していったと言われています。
文献史料などは見つかっていなくて、直接的には夏王朝が実在したかどうかの証明ができないそうです。最近では、様々な状況から実在したと考えられているそうです。浪漫を感じますね。
「五行」とは、五つの流れが行く様です。
その中で、唯一「命」の象意を持つのは「木気」です。
「木気」とは、種子の殻を破って出た芽が伸びていく様を表しています。
何かを始めたり、開拓していこうとしている時にはもちろんですが、人は命ある限りいつも「成長」しているので、常に「木気」が伸びやかであるか意識するのが大事です。「木気」が伸びやかであれば、状況が変化しても、そこで発芽できるからです。

1. 気になった事があると検索したり調べてみる。
2.見た事がないものや知らなかった事に出会うとワクワクする。
3. イライラしたらまずは深呼吸をして気持ちを整えてから行動している。
4. 自分流のリラックス法がある。
5. やりたい事、やってみたいなと思っている事がある。
6. 体を動かすことが好き。
7. 仕事以外で取り組んでいるものがある。
8. 雑談で盛り上がれる友人がいる。
9. 自分が考えていることを人に伝えたい。また伝えている。
10. 自分の長所が10個言える。
11. 家事や仕事のスケジュールはある程度自分で決めている。
12. どちらかというとポジティブに動けるほうだと思う。
13. 季節ごとの楽しみ方がある。
14. スキルアップのため学んでいる。または学ぶ準備をしている。
15. 目標達成のためにできる事は全部やっていきたい。またはやっている。
16.「願いごと」は叶うと信じている。
17. いつも側で支えてくれる人に感謝の気持ちを伝えたい。または伝えている。
18. 家族や友人が喜んでくれると嬉しい。そのために何かしたいと考えている。
19. 「ゴール」は「終わり」ではなく新しいステージの扉だと考えている。
20. いつも「より良く」なる方法を模索している。

いくつチェックが付きましたか?

全て20個当てはまる人は素晴らしい、けれど、完璧すぎるのもほどほどに。木気が旺盛すぎると土気が疲れて、コツコツ取り組んだりせっかちで焦りやすくなる傾向が出るので。
この中で、一番重要なのは「3」です。

なぜかと言うと、木気の感情は「怒り」。なので、「怒り」を感じるのは必要なのです。木気を使っていると、納得いかないことに対しては、しっかりと「怒り」を感じます。でも、感情のままに人に対してきつい言葉を浴びせてしまったり、無理やり自分の意思を通そうとする時には、木気が強くなりすぎて、他の五行を圧迫している可能性があるのです。深呼吸をするのは金気を使っていることで、伸びすぎた植木を剪定するように、木気を金気で抑えて調整していきます。自分の意思で「コントロール」できている実感があれば、気のバランスが取れている状態となります。

「歴史」について楽しくわかりやすく発信されているCOTEN代表の深井龍之介さんがホストを務めている『a scope~リベラルアーツで世界を視る目が変わる~』#04で、「選択が自分の意思でできるのは歴史上初めて」だと言われているのを聞いて、これからの世の中は、木気がしなやかであるかが試される時代になったんだなと感じました。

木気の最初の姿は、殻を破って発芽する芽です。自分が破るべき殻なのかどうか、まずはそこから選択していかなければいけないので、ある意味覚悟が必要ですね。これを大変だ・・・と思うのか、楽しそうだと思うのか。少しでも楽しそうと思える方向に向かって進んでいきたいですね。

『a scope~リベラルアーツで世界を視る目が変わる~』は現在収録は終了していますが、ボットキャストで今も聴く事ができます。第一線で活躍されている研究者と興味津々に質問される深井さんの会話は、とても面白いですよ。ご興味があればぜひ。

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