最近の記事

金沢 武家屋敷跡

金沢の武家屋敷跡を巡ってきました。 整然とした街並みでとても居心地のよい空間です。 一般公開されている野村家武家屋敷跡では、有名な武将の書状も見ることができました。 金沢長町にある武家屋敷跡は、加賀藩の中級武士が暮らしていたところで、細い路地や土塀、長屋門は往時の姿をとどめています。 前田利家の直臣、野村伝兵衛信定の屋敷跡が公開されています。 入口から進むと、正面に見事な甲冑が飾られています。 日本庭園も見応えがあります。2009年には「ミシュラン観光地格付け」で2つ

    • 巾着田から高麗神社へ

      秋空の下、彼岸花(曼珠沙華/まんじゅしゃげ)が咲き乱れる巾着田から高麗神社までの散策を楽しみました。 蛇行している高麗川の川べりに500万本の彼岸花が見事に咲き誇っていました。 コロナのため、「巾着田曼殊沙華まつり」は3年ぶりの開催です。 一昨年、昨年は開花前に刈り取ってしまったそうです。 来れてよかった… 巾着田と公道を挟んで、高麗郷古民家がありました。 高麗神社を目指して、高麗川遊歩道を進んで行くと、若き日の渋沢栄一が歩いたとされる古道にぶつかります。 高麗神社

      • 東京都庭園美術館で過ごす夏休み

        アール・デコ様式の旧朝香宮邸として有名な庭園美術館を訪れました。 館内の至る所でアール・デコの装飾を見ることができます。 現在「蜷川実花 瞬く光の庭」が開催されています。館内のデザインにあわせ、艶やかな写真が展示されています。残念ながら写真作品は一部を除き撮影不可です。 新館ギャラリーでは映像作品が展示されています。しばし幻想的な空間に浸ることができました。こちらは写真撮影が認められています。 新館に併設されたカフェ庭園(café TEIEN)は、名前の通り、広々とし

        • 上野東照宮を拝観してきました

          上野東照宮は1627年創建され、徳川家康公(東照大権現)をお祀りする神社です。奇跡的に戦火や震災を免れ、豪華絢爛な社殿が現存しています。 6月は紫陽花を鑑賞することができます。 説明板後方の五重塔は、上野動物園の敷地内に建てられています。五重塔を近くで見たい場合、動物園に入園する必要があります。 唐門前に御三家が寄進した灯篭が並んでいます。 奥参道入口に「神符授与所」があります。ここで拝観料(500円)を払い、進んで行くと、樹齢600年超の御神木と対面します。 左側の

        金沢 武家屋敷跡

          リニューアル後の国立西洋美術館へ

          2020年10月から休館、2022年4月9日にリニューアルオープンした国立西洋美術館へ行ってきました。 美術館の建物は、ル・コルビュジエによる作品で2016年世界遺産として登録されています。 リニューアル後の前庭は、創建当時の姿を体感できるようになったそうで、広々とした空間の中で、彫刻を楽しめます。 リニューアルオープン後しばらくは、常設展のみで開催されています。日本最高峰の美術館だけあって、数々の名画に圧倒されます。 館内から眺める外の景色も風情があります。 建築

          リニューアル後の国立西洋美術館へ

          特別展「ポンペイ」を見てきました

          20年以上前に観光したポンペイ。長く火山灰に埋もれていた古代都市の遺跡に圧倒されながら歩き回った印象があります。しかし、個別の作品に関しての記憶はほとんど残っていません。今回の特別展で、じっくり名品の数々を鑑賞することができました。 紀元後79年、ポンペイはヴェスヴィオ山の噴火により、火山灰の下に埋もれました。噴火前のヴェスヴィオ山が描かれているフレスコ画から、噴火後、山の形が変化したことが分かります。 噴火時の状況を表現した映像も見ることができます。巨大スクリーンで迫力

          特別展「ポンペイ」を見てきました

          小石川植物園 ~寒桜が見頃でした~

          小石川植物園は、植物学の研究・教育を目的とする東京大学の付属施設です。園内を散歩し、様々な植物を観察しました。 1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」が前身で、日本最古の近代植物園だそうです。 入園すると、都心にあるとは思えない自然豊かな景色が広がっています。 研究施設だけに、多種多様な植物を観ることができます。 「メンデルのブドウ」は、メンデルが実験に用いた由緒あるブドウの分株です。 「ニュートンのリンゴ」は、ニュートンの生家にあった木の枝を接木したものです

          小石川植物園 ~寒桜が見頃でした~

          青天を衝け 大河ドラマ館を見学

          閉館間近の大河ドラマ館を見学しました。ドラマの最終放送日12/26に閉館されます。 大河ドラマ館は北区飛鳥山博物館内にあります。渋沢栄一は飛鳥山に邸宅を構え、後半の人生30年間を過ごしました。 博物館正面左側に「平和の女神像」があります。日本と中国の国交正常化を記念し、1974年に建立されたそうです。作者は、長崎市「平和祈念像」で有名な北村西望(せいぼう)氏です。 館内に入ると、正面に高さ8mの大型スクリーンが目に入ります。 様々なパネルやドラマで使われたセット、小道

          青天を衝け 大河ドラマ館を見学

          三菱一号館美術館 印象派アートを鑑賞

          印象派絵画は人気が高く、国内でも度々展覧会が催されています。しかし、今回はイスラエル博物館所蔵品で、多数の名品が‘’日本初の出展‘’と分かり、満を持して、鑑賞してきました。 もちろん、イスラエルへ行ったことがありません。コロナが収束しても、将来行く機会はないでしょう… 美術館内の「CAFÉ1894」で、まずは腹ごしらえ。 順番待ちで時間がかかりましたが、クラシカルな空間で味わう食事は格別です。 美術館内撮影は禁止されていることが多いですが、嬉しいことに、写真OKの展示

          三菱一号館美術館 印象派アートを鑑賞

          バラと紅葉を眺めながら、旧古河庭園をそぞろ歩き

          旧古河庭園に行きました。この時期はバラも紅葉も鑑賞でき、得した気分になります。 正門から入り左側に、ジョサイア・コンドル設計の洋館が建っています。 広い敷地内に洋風庭園と日本庭園が配置されています。公式パンフレットによると、「和と洋が調和する大正の庭」と紹介されています。 洋館に接している洋風庭園もコンドルの設計です。庭園に咲いている華やかなバラを見ると、心が弾みます… 日本庭園は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860~1933)が作庭されたそうです。 秋の柔ら

          バラと紅葉を眺めながら、旧古河庭園をそぞろ歩き

          湯島天神 菊まつり

          ”湯島天神といえば梅”と思っていましたが、初めて菊を観てきました。 11月1~23日、湯島天神にて菊まつりが開かれています。 湯島天神は街中にあり、背景にはビルが写り込んでしまいます。 今年の菊人形は・・・、大河ドラマ「青天を衝け」の主人公 渋沢栄一(右)と徳川慶喜(左)、栄一の妻千代 です。 崖から垂れ下がるような形を「懸崖(けんがい)」というそうです。 一株から多数の花を咲かせ一輪の花のようにみせる仕立てを「千輪咲」というそうです。こちらは二色使いなので二株かな

          湯島天神 菊まつり

          トーハク(東京国立博物館)を楽しむ

          特別展「最澄と天台宗のすべて」を鑑賞してきました。 開催場所は平成館、正門から入ると奥の方まで歩きます。 平成館前に森鷗外のパネルがあります。この辺りは、森鴎外が執務されていた総長室の跡地だそうです。 秘仏も多く出展され、見応えがありました… その中でも印象に残ったのは、深大寺蔵の慈恵大師(良源)坐像です。良源は比叡山延暦寺第18代天台座主として、平安時代に活躍されました。坐像は2m近い大きさでかっと目を見開き、迫力満載でした。出口近くに鎮座しており、最後にガツンとや

          トーハク(東京国立博物館)を楽しむ

          コキア&コスモス

          秋のひたち海浜公園を楽しんできました。 あいにくの雨、傘をさしながらの観賞です。 コキアは、和名を「箒草(ほうきぐさ)」といい、昔はこの茎を乾燥させて箒を作っていたそうです。(ひたち海浜公園HPより) コスモスに近づいてみました… 去る10月5日、ひたち海浜公園は開園30周年を迎えました。 今回は立ち寄りませんでしたが、園内の歴史ギャラリーでは、戦前は日本陸軍の水戸東飛行場、戦後は米軍の射爆撃場として利用されていた時の資料が展示されています。

          コキア&コスモス