日本育ち留学経験なしの48歳がTOEIC940点を取るまで その1
こんにちは。
いくつからでも遅くない、日本育ち留学なし、48歳でTOEIC940点を取ったTOEICコーチのMakiです。
※今年の春、50歳でTOEICを受けた時は920点でした。
40代、50代からでも、英語を使う仕事を諦めたくない方に向けて、TOEICコーチングを提供しています。
日本育ち留学経験なしの48歳がTOEIC940点を取るまで
48歳でTOEIC940点取ったというと、ほぼ必ず人から、
「どうして英語ができるの?」
「どうやって勉強したの?」
「940点取ったヒケツは?」
と興味津々で聞かれるので、
TOEIC940点を取るまでの道のりについて、
詳しく書いてみようと思いました。
職なし一人暮らし彼氏なしという崖っぷち時代に、初めてTOEICに挑戦
TOEICを受ける前年、単身NYに行ったが全く英語ができず涙した
私は、2021年、48歳でTOEIC940点取得しましたが、15年ほど前の2009年、NYに行って、趣味のワークショップに参加した時は、英語が全く通じず、涙したこともありました。
※ボイスパフォーマンスという、歌でもなく、詩の朗読でもなく、声を使った抽象表現が趣味で、NY在住の憧れの女性アーティストから、直接パフォーマンスを習うことができるワークショップが、NYで開催されると聞きつけ、英語がほとんどできないのに、単身NYへ行ってしまったのです(笑)
私が一番最初にTOEICを受けたのは2010年。
当時は、いわゆる旧形式と呼ばれる形式でした。
※TOEICは、2016年5月に出題形式が改訂され、めちゃ難しくなりました。
2016年以降の出題形式は、新形式と呼ばれています。
2010年当時、私は、失業していました。
9年間、正社員として法律雑誌の編集者の仕事をしていたのですが、リストラされ、37歳で失業してしまったのです。
失業給付金をもらいながら仕事を探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。
職なし、彼氏なし、親と離れて一人暮らし、貯金なし、37歳という労働市場では微妙な年齢。
ぶっちゃけ、崖っぷちでした!
貯金も少なくなってきたので、派遣で食いつなごうかと思って、派遣会社に登録に行ったんです。
スキルチェックの一環として、文法の理解度をチェックする、穴うめ形式の英語の小テストを受けました。
テストの結果を見た派遣会社の方が
「あなた英語できるのね。TOEIC受けたことある?」と言いました。
当時の私は、TOEICっていうものを知りませんでしたが、
派遣会社の方のその言葉から、
「TOEICっていう資格に挑戦して、就職に有利になったらいいな」と
思って、すぐ申し込んだんです。
TOEICで700点越えして、英語を使う仕事に就く!という目標を支えに頑張った
TOEICに申し込んでからは、
朝起きて、ささっとご飯を食べたら、TOEICの問題集を解いて
お昼前には家の近所のスタバに、30分かけて歩いて行って(これが唯一の運動タイムでした)
スタバでベンティサイズのほうじ茶ラテを頼んで
4,5時間TOEICの勉強をして
夕方になると、家に帰って、晩ごはんを食べて
寝るまで、また勉強という生活でした。
頼りにしていた失業給付金だけでは暮らしていけず、お金はどんどん減っていく中で、就職活動もしないでTOEIC勉強。
焦りと不安が、日に日に増していましたが、
TOEIC勉強に集中することで、なんとか自分を保っていました。
TOEICで700点越えして、英語を使う仕事に就く!という目標が、当時の私の支えでした。
mixi日記に「TOEICで735点GET!」って書いたら、
「え~っ?!英語できるの~?!」「すごいね~!!」と
マイミクさんたちがビックリしていたのが、記憶に残っています。
※2010年当時、SNSと言えばmixi一択。mixi全盛期でしたねえ。
TOEIC735点を取ったら、すぐに英語を使う仕事に就けた!
TOEICのスコアが735点あるということで、弁護士事務所のアシスタントの仕事に即決しました。
※30代半ばまで、私は法律雑誌の編集者として働いていたので、その経験プラスTOEIC735点ということで、採用していただいたようです。
「TOEICって、本当に役に立つんだな~」って、
その時しみじみ思いました。
初めて英語を使う仕事をしてみて感じたこと
弁護士事務所のアシスタント業務では、お茶くみ、コピー取り、郵便局へ行って郵便物を出すに始まり、多種多様な業務を請け負いました。
その中でも、英語を使う仕事は、外国籍のクライアント様より、英語でかかってきた電話の取次ぎ、英語で書かれたドキュメントの修正、整形作業でした。
実務の現場で英語の電話を取ってみると、TOEICのリスニングテストの英語が、いかにキレイな発音の英語なのか、現場で仕事するようになってからわかりました。
英語といっても、いろんな国の訛りもあります。
仕事上のやりとりですと、急いでいる人や、興奮状態でまくしたてる方とか、いろんな方がいます。
それでもきちんと話を聞いて、受け答えして、適切な部署に電話をつなぐことはできました。
それほど大きなミスはなく、なんとか英語で対応していました。
1か月猛勉強して、TOEIC735点をもぎ取った自分は、
「付け焼刃的な英語力しか持ってないかな~」という
後ろめたい気持ちもあったんです。
だけど「現場に行けば、なんとかなっちゃうんだな~」って
思ったのが、今でも記憶に残っています。
この仕事は1年くらいで辞めてしまったのですが、時給は1750円まで上がりました。
※当時、この時給額を聞いた友達が「高い〜!」と驚いたなあ。
なぜ2021年に、再びTOEICを受けたか?
そして、どうやって940点を取るに至ったか?は、また明日!