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産後うつ危険信号?自分の弱さと向き合ってみる


入院中、母親であるわたしの退院のための診察の時のこと。

この診察では、会陰切開した傷口の確認や、内診で子宮の中の残留物などを調べてくれます。

それ以外に、わたしの産後の心の状態を診るための「エジンバラ産後うつ質問票」というのがありました。

「診察の日の朝に回答して持ってきてください」と言われていたので提出すると、「え?!12点?!大丈夫?!」とびっくりされてしまいました。


この質問票では「はっきりとした理由もないのに不安になったりした」などの現在の気持ちに対する質問事項がいくつかあり、「よくあった・ときどきあった・ほとんどなかった・全くなかった」などの4段階で回答してその合計点数を出します。
(詳しくはこれ↓見てみてください。)

わたしは30点満点中12点で、半分以下だし、まあみんなこんなもんだろうと思っていたんですが…

9点以上で産後うつの可能性が高いとされているらしいです😅

もともと妊娠前からホルモンバランスの変化がかなりメンタルに影響しやすいほうだったこともあるので、産後なにかしらあるだろうな〜とは思ってたんですよね…。


わたしの妊婦健診や分娩も担当してくれた産科の先生に「けっこう高得点なんだけど…大丈夫?」と言われ、「妊娠してから心配性がひどくなってマイナス思考が加速しちゃうことがあって…」と相談しました。

「誰か話を聞いてくれる人はいますか?」と言われたので、「夫とかに相談しても、すぐに『大丈夫、大丈夫!』って言われちゃって、励ましてくれていることはわかるけど、なんか不完全燃焼のまま終わっちゃうんです。」と話しました。


診察後、その場に同席していた助産師さんがわたしの病室に「さっきの診察の時のお話、わたしもすごく似たようなところがあってすごく気持ちがわかるし心配になったんです。」と言いに来てくれました。

そして「もし嫌でなければ…」と、入院中に一度臨床心理士さんのカウンセリングを受けてみることを勧められました。
(その助産師さんもときどき利用していると話してくれました。)


今までもなんとなく鬱っぽくなってしまうことがあっても、どこに相談するのがいいのかわからずカウンセリング等の場は利用したことがなかったので、これを機に一度受けてみることに。


翌日さっそくカウンセリングをセッティングしてもらい、「妊娠中心配性がひどくて全然楽しくなかった」「産後も心配なことが多くてときどきものすごく不安になる」「夫に話をしてもなんだかすっきりしない」などの話をしました。

「泣いちゃうかも」と思って一応タオルを持って行ったんですが、案の定ぼろぼろ泣きながらしゃべってしまいました😅


その中で「今回の妊娠中から出産までに自分が頑張ったなと思うことはなんですか?」と聞かれたので、「普通分娩で頑張ったこと」「赤ちゃんのためのグッズをしっかり吟味して選んだこと」と答えました。

次に「ではみな子さんはどんな時に一番達成感を感じますか?」と聞かれ、「人から言われた事とか人の期待に応えようとしてやったことじゃなくて、自分で決めた事がうまくいった時だな〜」と思い、そう答えました。

これは自分にとってけっこう新しい発見でした。
さすが臨床心理士さん!!

それをもとに、わたしの思考の中で「こうでなきゃいけない」という常識にとらわれがちな自分と「自由でいたい、自分で決めたい」という殻を破りたい自分がいるということに気づきました。


「じゃあ頭の体操だと思って、今度”こうでなきゃいけない”と思うことがあったら、そうじゃない選択肢をその都度考えてみましょう。」と言われたので、今後意識してみたいと思います。

例えば「子どもができたんだから、自分の時間や夫婦だけの時間はなかなか作れない」→「家族や行政サービスなどに頼れば、時間を作ることはできる」とか。


わたしの場合、産後うつのリスクが高いということで、産後半年間保険適用で同様のカウンセリングを定期的に受けることができると言われたので、今後もカウンセリングを継続してみることにしました。

こういうのって、なんか弱い自分をさらけ出さなきゃいけないし恥ずかしいみたいな気持ちもあったけど、これも「強くなくちゃいけない」っていう自分の固定観念から離れるために必要なのかなとか思ったりして。

良い機会なので、弱い自分ともしっかり向き合ってみます。

でもなんとなく言いづらくて、まだダンさんにカウンセリングのことはなにも話せていませんが。


心の問題って、すごく難しいしこうやってどこかへさらけ出すことも憚れるようなところがあるけど、同じように悩んでいる人とかにとってなにかきっかけになったりしたらいいなと思ってnoteにも書いてみました。

自分にとっても、改めて書いてみることで気持ちを整理できた部分もあったのでよかったです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます😌

また今後のカウンセリングのこととか、書きたくなったら書きます。


それではまた。


みな子

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