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健康でいること、なめてた。
「今年の抱負は?」と聞かれたとき、毎年のように「健康第一!!」と掲げていた、かつての推し。
いやいやまた今年もそれかい!とつっ込まれる流れがあったんだけど、当時うら若き学生だった私も、もっと気合い入れたなんかないんかい!なんて心の中でツッコミを入れていた。
が、今になってその「健康第一」の大切さ、重みが、身に沁みて、分かる。なぜあのとき、彼はそれを言い続けていたのか。
心身ともに健康であること。これは大人になればなるほど、難しくなっていくことなのかもしれない。
というか、もはや才能の一種だとも思う。
過度なこともせず、ルーティンのように過ごしていた学生時代から抜け出し、自由を感じ、やりたいことはやれるだけやってやる!!なんて意気込んで、突っ走ったその先、それは健康という壁。
私は健康をなめていた。
悔いのない人生にしよう、今できることはすべてやろう。やらなきゃ。ぼーっとしてる暇なんてない。そんな気持ちばかりが私の体を引っ張っていた。
大人なんだから、自分でバランスを取らなきゃいけない、そんなことは分かっているはずなのに、体の声なんて聞いてこなかった。
もう走れない、休憩したい、そんな私の体の声を、聞く耳ももたなかった私の心。私の中の松岡修造。
心の求めることばかり、、いや、そんな綺麗なことじゃないな。いつのまにか日々の生活に追われて、自分が本当に求めていることすらうやむやになっていった。
その結果、まんまと体調を崩してしまった。
思い当たる節しかない。まあそうなるわな、といった感じの妙な納得感と共に、入院生活が始まった。
病院に駆けつけた直後、歩くのは危ないなんて、車イス認定。あれよあれよという間に点滴。ベッドへ移動。
歩いて数秒のトイレに行くにも、車イス。
いそいそとナースコールを押す私。
これくらいの体調でも割と普通に仕事してたんだけどな、なんて空虚な抗いを浮かべながら、天井を眺める夜。
ここまで来て、やっと、自分の体に限界が来ていたんだなーと思い知った。
体の声を、聞いてこなかったことを反省した。
なにより、ベッドに横たわる私を見て、母がやけに安心したような顔をしていた。
なんで安心してるの?と笑ったら、
「休んだほうがいい。ちゃんと病院で診てもらえて、本当に良かった。」
その言葉を聞いて、私の体は、多分わたしだけのものじゃない、いや、わたしだけのものだけど、だからといって、むやみに好き放題しちゃいけない。
そう感じた。
今まで、心の声に従って生きてきた。悪いことじゃないけど、それだけじゃだめだった。
体が動かなきゃ、心の声も実現できない。そんなことも分かっていなかった。
働くことは好きだった。働きたい。また誰かを笑顔にしたい。
持続可能な私を実現できるように、心と体、ちゃんと手を繋いで、一緒に走っていけるように、仲良くしていけるように。
正直、これからどう人生を進めていくか、毎日、いつも、悩んでいます。
でも、この止められた時間にも必ず意味があるはずだから。私の人生、健康第一に、めいっぱい楽しみたい。
そしてなにより、やっぱり、世界中たくさんの人に出会いたい。
〜したい、〜したい、タイタイタイ!が多い私だけど、そんな私を大切にしながら、健やかに生きていこうと思います。
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最近、小学生ぶりに高尾山に登りました。
汗いっぱいかいて、自然の空気を感じて、やっぱり動けるってすばらしい!!!!!
なんだか山登りにハマりそうな予感。