コロナをきっかけに考える、セラピストの存在価値②
続きます。
(前の記事)▶︎コロナをきっかけに考える、セラピスト存在価値①
社会的な事件。
それは、「リーマンショック」の少し後、時差のように起きた、通称『トヨタショック』が地元に大きく影を落としたのです。
まさに、今2020年。コロナショックを経験していますが、あの時よりもっと前に、私は
『セラピストの経済が止まる』
を経験しているのでした。
サロンには女性のクライアントがとても多い。
その時、具体的にどういう流れが起きたか、というと。
大きくは3つ。
1つは、夫など『パートナー』の仕事が止まってしまい、収入に不安があるため、自分のケアにお金をかけたり、出かけてまでメンテナンスをすることが躊躇われる。
2つめは、1が要因で、自分が働きに出ることになった。つまり、時間が取れない。
3つめは、自分自身がパートをクビになる、など収入がなくなり、自分のケアに時間とお金を使えなくなってしまった。
どれも、本当に切実な理由だった。
まだLINEなんてない頃だったので(そう記憶している)、クライアントからなんともいえない悲痛なお手紙をいただき、胸が締め付けられるような気持ちになったことを覚えている。
そして、そんな声に1つ1つお返事をしたり返したりしているうちに…
私の経済も、止まった。
(続く)
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