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犬のストレスと身体と行動の関係

こんにちは。
札幌 犬と人のセラピスト 橋本理恵です。

前回の記事でも
ストレスについてみてきましたが

もう少し
ストレスについて考えてみましょう。


ストレスかもね…



「あ~。それは
 ストレスが関係しているかもしれませんね。」


人の心身に変調があったときに
よく聞くフレーズですよね。





そしてこれは

犬でも
聞かれること。


犬の場合は

 行動の変化

 性格の変化

そんなことが目に付くかもしれません。




犬にストレスがかかってきたら…



例えば

心理的要因のストレスが
あることを想像してみてください。


 _ 犬のこころ _

 しつこくされるのが苦手なの…
 でもね。家族がね。
 私がそんな気分じゃないのに
 くっついてきて
 抱っこしてぎゅっ
てするの。
 
 少しだけならまだ許せるんだけど
 ゆっくり休んでいるに
 しつこくしつこくしてくるの…。

 我慢してあげているけどね。

 あぁ~あ。
  ____


お子様がいるご家庭では
よくある光景かもしれません。


愛犬のことが
可愛くて可愛くて
しつこくしていまうということ。




このとき

愛犬の身体は
どうなっているか想像してみてください。



 呼吸は?
 心臓は?
 血圧は?
 筋肉は?



自分の身体のことを考えて
イメージしてみてもいいですね。






呼吸は~ 息をつめている。浅くなっている。

心臓は~ ドキドキドキドキ。早くなっている。

血圧は~ 上がっている。

筋肉は~ 緊張。かたくなっている。



交感神経が優位な状態になっています。



交感神経は

 闘争:まけないぞ!たたかうぞ!

 逃走:危険回避しなきゃ…



闘争と逃走のときに
優位になる神経です。






では、このとき


胃腸のはたらき
どうなっているでしょうか?


 
 ゆっくり消化している?

 排泄の準備をすすめてる?




答えは

 NO。



交感神経が優位な状態

 戦っているとき
 逃げているとき


身体はそこに1点集中。


 消化している場合ではないし
 ゆっくり排泄している場合ではない。



だから

消化器系の働きは抑制されています。





このストレス状態が


毎日繰り返し続いていることを

想像してみてください。




身体がずっと

戦闘モード・逃走モード


それが長く続いていくと



・イライライライラ…

 怒りっぽくなる


・ビクビク

 物事に過敏に反応する


血行が悪くなって

 皮膚・被毛が悪くなる


胃腸の働きが悪くなって

 下痢・便秘になる


などなど
心身に変調がでてくるということ。






 こころと身体は つながっている


 ストレスから

 思ってもいないところに
 身体の状態にあらわれていることがある

 


 行動の変化
 性格の変化には

 ストレスがかかわっていることもある



ストレスとうまく付き合う

  

犬も人も
何か気になることがでてきたら

「ストレス」のこと一度考えて



ストレス源を

 やめること
 減らすこと…


実行してみる。







そして、さらに


闘争・逃走モードから

リラックスモードへの切り替え


「ドッグマッサージ」
「アロマ」
などを


日常的に取れ入れて

楽しみながらストレスケアをしていく。


犬も人も

ストレスと上手につきあっていけるといいですね☆

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