セタブンマーケット2024×読むアロマ
こんにちは。
アロマ書房です。
「言葉×香り」のアロマセラピー
物語の世界観を香り(精油)で表現する「読むアロマ」
「読むアロマ」は、思わず手に取ってしまう美しい装丁のように、イメージを香りでデザイン。
物語と、精油が持つ香りや働き、様々なエピソードをつなげてオリジナルのアロマブレンドを作ります。
この度、世田谷文学館主催の「セタブンマーケット2024」(11/16.17)に出展させていただくにあたり、企画展と連動して『乙嫁語り』『北北西に曇と往け』の香りを作らせていただきました。
『乙嫁語り』
『北北西に曇と往け』
とても魅力的な2作品の「読むアロマ」のご紹介です!
読むアロマ『乙嫁語り』ブレンド
『乙嫁語り』の舞台となる中央アジア・コーカサスについてはほとんど知識がなく、漠然と遊牧民や広大な大地をイメージしていました。
まずは文化を知ろうと、ウズベキスタン料理を食べに行ったり、雑貨を扱うお店のイベントに参加したり、シルクロードバザールをのぞいてみたり。
行く先々でサンプルの香りを嗅いでいただき感想をもらいつつ、ブレンドをブラッシュアップ。
物語を読んで印象に残った家族の健康を守るためのスパイスのお話や、バラの香油のエピソードなどを取り入れていくと、そこで生きる女性たちの姿が自然と立ち上がってきました。
受け継がれていく様々な知恵。
家族たちの命を育み守る花嫁たちの香りです。
<ブレンドレシピ>
レモン
クローブ
カルダモン
ローズ
フランキンセンス
ジンジャー
ベチバー
クローブ(丁子)、カルダモン、ジンジャーのスパイスが主役のブレンド。
食や健康に直結する食材であり、殺菌効果、体や心をあたためる働きに優れます。
十字軍がアラビアからイタリアに運んだレモン。名前の語源はアラビア語とペルシャ語が由来。
ローズは香油として物語にも登場する古から人々を魅了する香り。
「愛」のシンボルとしても知られます。
フランキンセンスは神さまに捧げる香りとして長い歴史を持つ香り。
そしてベチバー。大地にしっかりとのばした根から取れる精油はスモーキーでアーシー。
「地に足つける」ことを促します。
出来上がった香りは、アミルさんがぎゅっと抱きしめてくれたときに包まれるような、そんなブレンドになりました。
読むアロマ『北北西に曇と往け』ブレンド
こちらもまた馴染みがまったくなかったアイスランドが舞台のお話。
オードリーの若林さんのエッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』や、友人の知り合いの方が「海外旅行で一番よかった!と言っていた」という情報くらい。
植物が少ない、森林面積0.5%という国の香りのイメージはこの一文からひろがっていきました。
澄んだ空気
大きなものの営み
そんな気配も感じていただけたらうれしいです。
<ブレンドレシピ>
ベルガモット
マンダリン
スペアミント
キャラウェイシード
ティートリー
スパイクラベンダー
パチュリ
アールグレーティーで有名なベルガモットは未熟果のうちに採取される香り。果皮の内に光を集める成分を多く含みます。
マンダリンはお話のなかの「クリスマスに食べる特別なもの」にちなんで。
ミカン科の果実全般には「子ども」のキーワードも。
アイスランドの蒸留酒「ブレンニヴィン」の香りキャラウェイシードは甘くスパイシーな香り。香りはすべての可能性を秘める種から抽出されます。
オーストラリアで万能薬として古くから使用されているティートリーは、鋭くほんのりオイルっぽい香り。慧の愛車によせて。
スペアミント&スパイクラベンダーは澄んだ空気、ひんやりとした氷の気配を。ともに呼吸器形をサポートしてくれる精油です。
そしてパチュリ。ワインのように熟成する「時間が味方」の香り。一方で「今ここ」をとらえる第一チャクラに属します。
澄んでいて、そして心地がいい。
アイスランドであり慧でもある、そんな香りになりました。
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