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昔の私に教えてあげたいこと
今回は子供の頃から悩んでいたことの話です。
ここ最近、APD/LiDというワードを見かけるようになりました。
詳しい情報は以下の通りです。
聴覚情報処理障害(APD)の症状には、次のようなものがあります。
聞き返しや聞き間違いが多い
雑音や騒音下での聞き取りが難しい
早口や小さな声などが聞き取りにくい
長い話になると注意して聞き続けるのが難しい
視覚情報に比べて聴覚情報の聴取や理解が困難である
Googleより引用
今の若い子たちの間でも、ノイズキャンセラーを付けるようになってからこのような症状が出るそうです。
そのため、テレビを見ている時は字幕を見るなどの対策をしているようです。
なんとなく悩んでいたことでしたが、今まで誰にも話せなかったことが、今になってやっと話せるんだな、という気持ちになりました。
誰にも相談できなくて、ずっと1人で対策をしてきました。
聞いて理解出来るのが“当たり前”の世界で。
子供の頃から、とにかく相手の話を聞く練習と集中すること、相手の表情を読むこと、推測すること、文字を読むことに長けることで、耳だけでは理解しきれないことをカバーしてきました。とても集中する必要があったので、とても疲れてました。それが当たり前でしたが。
障害ではないので、今の子達のように、何らかの理由で聞き取るのが大変だったのかもしれません。イヤホンをして音楽は聞いてなかったんですけどね。
今では慣れたので普通に聞こえるようになっていますが、やはり相手の話が速いとついていけなくて疲れますし、小声だったり低すぎる声だとやはり聞こえません。テレビだったら諦めて聞いてないか、まわしてます。みんなよく聞こえるなと思います。
また、テレビでは難しい専門用語も多く、歴史モノでは名前とかも漢字が分からないので、字幕を付けることでやっと内容が分かるようになる、といった対策を自然としていました。
今は何でも字幕が付くようになったのでありがたい限りです。1人だったら、経済の勉強をしている時、字幕をつけて勉強してることもあります。
そういったことが、今の時代になってようやく語れるようになったのが嬉しい限りです。
私だけだと思ってたので。
泣くほど嬉しいです。
ここから新たに対策を見つけることが出来ます。
Tiktokをやってて良かったです。
今私が言えることは、ひたすら修行をすれば聞こえるようになるということです。おそらく普通の人より集中力を使うので、とても疲れますけどね。
今でも無意識に修行しているのかもしれません。
知らない言葉は拾えませんから。
こんな悩みが話せる時代が、私が子供の頃にあったなら、どんなに良かったか。
まぁ、元々頑張りやなので、どうにかなったので良いんですけどね。
自分だけだと思ってたので、とても心細かったです。誰にも理解されない悩みほど辛いものはありません。
自分しか解決してあげられません。本当に。
本当に。寂しかったです。