フランスのNFT factoryとコラボしたい
リスボンで来春行われるNFTのフェスティバル
Non Fungible Conferenceで、日本アンバサダーとなりました楠です。
パリのポンピドーセンターの目の前に突如現れたNFT factory。
私はこの話を聞いた去年から、ずーっと興奮しっぱなし。
とにかくすごすぎて、実際のオープンは本当に感動しまくりでした。
すでにNFT factoryってなあに?という投稿をしていますが
今日は、オープン後のお話しを。
●立地●
パリのポンピドーセンターの目の前です。
それは単に「新宿」だからアクセスがいいね、ということではないんです。
フランス国立近代美術館がポンピドーセンターに入っています。
フランスは文化予算が日本のソレに比にならないほど膨大で
ブルボン王朝やフランス革命後の富裕層がコレクションしていた作品を
管理・教育普及するミッションがあります。
が、同時に、未来のピカソを輩出するために
現代美術にも非常に力を入れています。
フランス文化庁は「100年に1人のピカソを見つけられれば、
アーティストへの投資は成功」と考えているんですね。
アートに関するありとあらゆる手厚い公的援助があるんですよ。
1848年までの作品がルーヴル美術館
1848-1914年までの作品がオルセー美術館
それ以降の作品が国立近代美術館(ポンピドーセンター内)
に収蔵されています。(ちょっとした雑学)
つまり、国立近代美術館って、
フランスが最も力を入れている文化の殿堂なんです。
100年後のオルセー美術館、
300年後のルーヴル美術館になる作品を扱っているのです。
ポンピドーセンターは、他に音楽と映像の研究機関や、図書館などもあり
大きな文化施設の総称です。
そんなフランス現代美術のお膝元から徒歩0分の目の前に
NFT factoryがオープンしたことは
NFTがフランス文化の一端を担うことへの表明でもあります!
フランス人にとって、あの場所にNFTの施設があることは
非常に象徴的な「事件」なのです!
言い過ぎかな、いや、これくらい言ってもいいと思う。
●Co-founder128名、メンバー1000名の大所帯●
この規模感は、世界を探してもなかなかないんじゃないでしょうか?
それもDiscord内のバーチャルなグループではなくて
フィジカルな「場所」がちゃんとあるのは、レア。
この1128人の面々は、本当にバラエティに富んでいます。
年齢も学生さんから多分60代くらいまで(もっと上もいるかも?)
職業もクリエイターさんも、弁護士も、コレクターも、
Web3関連事業のCEOも、投資家も、メディアもいて、
みんないろーん仕事に従事している。
話を聞くだけでもWeb3って本当にありとあらゆるところに
汎用可能なんだな、と思わせますね。
こんなドリームチームが結束を固めたわけなので
フランスへのインパクトも期待できます!
もしかしたら世界的なインパクトも与えられるかも!?
メンバーとしてそんな活動に関われていることが誇らしいです。
●フランス政府だって注目しています!●
オープニングにお祝いに駆けつけたのは、フランスのデジタル担当大臣。
ただの視察ではなく、急遽スピーチをすることになったのだそうですよ。
インパクトを与えるために偉い人に「来ていただいた」のではなく
デジタル庁も、フランスのデジタル戦略に対し
NFT factoryと一緒にやっていくという表明だと私は思います。
そしてNFT factoryも、場所・規模感・メンバー構成を見るだけでも
国をリードしていける果てしない可能性を秘めた団体であると思います。
●言うは易し、行うは難し●
とかく何もしない外野がヤイヤイと意見するのは日本もフランスも一緒。
だから「なにがそんなにすごいワケ?」
「こんなことしてどうなるの?」なんて意見はいらない。
数名のNFTのアーリーアーリーアダプターの
「大勢集めて何かしたい!」という構想が
こんなふうに大きく実現したって
それだけですごいことだと思いませんか?
金額は言えませんけど、co-founderはすごい額を投資しています。
128人もが個人でこのNFT factoryに賭けているって、尊敬しかありません。
現代アートの中心地に、リアルにNFTが乗り込んできたわけです。
NFT factoryは本気でフランスのNFTエコシステムに革命を起こそうとしているんだなと思います。
まだオープンしたばかりなので、
これからどんどんイベントや展示や活動が決まっていくでしょう。
Discordでの話し合いも活発だし、楽しみしかありません!
●メンバーオープニングにインタビューされた話●
オープニングのメンバーのお披露目会に駆けつけたら
即座にマイクをつけられてインタビュー動画を取られました😊
質問のひとつが
「なんでメンバーになったのか、NFT factoryで何をしたいのか」
かつてメンバーになるためにも選抜があったのですが、
そこでも聞かれました。
答えはひとつ。「日本とフランスのNFTをつなげたい」です。
私はアーティストではなく、ずーっとキュレーター側です。
私ができることって、生み出された作品を歴史に刻むことなんですよね。
でも残念ながら、すべての作品が歴史に残るわけではありません。
だからある程度は「キュレーション」されちゃうわけです。
たとえキュレーターが選ばなくても
その作品がよくないわけでは決してありません!
よくない作品なんてない!
だから、よい作品であれば
他のキュレーターがきっと選んでくれます。ご安心を。
というのは前提として知っていていただきたいのですが
私もNFT factoryの一員として、NFT factoryがあるべき姿の中で
日本のNFTのキュレーションをしていきたいと思っています。
リスボンのNFCならその運営と相談して
NFT factoryだったらみんなと相談して
あちらが求める日本のNFTを紹介します。
●日本のNFTをフランスで展示するにあたって●
日本のNFTです!って、応募してくださった方をみんな展示したところで
多すぎて伝わらないし、ひとつも売れなかったら士気も下がりますよね。
「展示をする」だけだったら、意外と簡単です。
私は、アーティストさんに利益が還元され、
アーティスト活動が持続するようにサポートしたいんです。
文化祭のように、1回の展示で「ハイ、終わり」にならないようにしたい。
求めている人に、最適な作品を提示する。
「日本ってこういう作家がいるんだね!すごいね!」
と好きになってもらうようにし
コレクターさんとアーティストさんの持続する交流をもたらすのが
キュレーターの仕事だと思います。
個人的な好みはハッキリあるのですが
キュレーターとしての基準とは別になります。
つまり、私の好きな作品だけを展示したりはしません。
展示する場所、展示するイベントの趣旨に合わせて
作品を選んでいくので、私の好みに寄せなくて大丈夫です😉
私のキュレーション活動も徐々にお知らせしていきたいと思います。
アーティストのみなさん、ご一緒できたら嬉しいです!
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