千葉で蜂とともに過ごす(採蜜してきた)
概要
千葉県北総エリアで友人(同級生)が養蜂業を3年位まえに始めた。
同級生ズも運営に関わっており久々に再会してから面白そうなので首を突っ込んでる。
GWは採蜜作業があるので、早朝から作業を手伝ってきた。こういう体験はログ化しておくと、いつか何かの役にたつかもしれない。
誰がやってるのか?
千葉県香取市で蜂を育てて、採蜜して、パッケージング、販売までやってる。ザ家内制手工業。IT的に言えば養蜂スタートアップ。最近ではちくちくメディアにも取り上げられるようになってる(らしい)
採蜜ってなんだ
GW真っ只中に千葉県某所(山の中)で蜜を蜂から奪ってきた
採蜜作業はかなりしんどい
朝は5時起きで、6時は作業開始。基本的に早朝作業で午前中に作業完了を目指す。夜型人間にはかなりハードル高いし、肉体労働なんだよ。
今回の体制は2チーム制。Aチーム(2名)は蜂がいる箱から蜜がびっしり蓄積された板を回収する。Bチーム(3名)は回収された板を一枚一枚蜜が出やすいように下処理をして絞る。
工程としては比較的シンプルだが、蜂相手は恐怖そのもの。立ち位置や変な行動すると蜂がガチで威嚇行動してくる。恐怖に加え体力がガツガツ削られるので疲労度はエグい。
今回はいろんな花から蜜を持ってきてる、いわばブレンデッドはちみつで「百花」というやつ。他にはアカシアとか桜の蜜がメジャーらしい。
実際の蜜作業の様子
【動画参照】Aチームがまずは箱をあけて、箱内部を確認。その後、蜜が溜まってる板を抜き出して、びっしりついてるミツバチたちを剥がす(といっても板を揺すったり、手でパンパン叩くというシンプルなもの)ちなみに彼がJPHoneyの社長、高橋氏。
【動画参照】一方BチームはAチームから採蜜対象となる板を回収し、蜜が採取しやすいように処理してから、採蜜マシーンに投入する。採蜜マシーンはドラム缶にモーターがついてて、遠心分離によって液体のはちみつをドラム缶下部におとしてる。これも非常にシンプルな構造なんだけど、イタリア製らしい。どうりでドラム缶の足がフェラーリレッドなわけだ。ちなみに僕はBチーム担当で、採蜜の下処理やら絞ったはちみつをタンクにいれたりしてました。
絞った量はどのくらいか
今回の作業は朝6時から作業開始し、撤収が12時手前だったので6時間稼働。そのうち、8割は採蜜作業であとは準備やら撤収作業やら。採蜜マシーンの蛇口をひねると、エンジンオイルみたいなはちみつがとろーり落ちてくるのが美しく、楽しい。非加熱の国産はちみつってやつなんだなあ。今回の作業ではポリタンク数個分収穫できた。自分の体重よりもはるかに重いはちみつが目の前にあるのか。小さなミツバチたちがものすごい量を集めてくるのか。マジ生き物すごい。
採蜜の所感
マジで朝早いのがキツいが、健康な気分を味わえる。なにより生物に寄り添った仕事に関わったのは貴重な体験だろう。
体力つける、集中する、リフレッシュできるの3拍子。ZoomMTGでは味わえない充実感はある。IT従事者は養蜂あるいは農業って案外マッチするんじゃないか。
ザ家内制手工業、マンパワーで乗り切ってるが効率化の余地はある気がしてならない。作業工程を分割し、それぞれの標準作業手順と時間をセットできればより早く作業できそう。そのかわり、ほんわか作業や雑談が失われるかも。キャパを今以上に増やすには効率化がセットだし、事業拡大には必須だろうなー(ぼんやり思う)
さいごに
養蜂や採蜜体験に興味あればお声がけくださいなー。
道の駅とかマルシェとか、たまに出店して売り子やってます。来てね。
JPHONEYサイトでもオンライン販売やってます。ぜひお試しあれ。
自分が関わった(採蜜やラベル貼り、納品とか)リアルプロダクトが流通するのは楽しいぞ!WEBサービス以上に反応がわかる。
チームワークが思ったより大事。逆にいえば、チームビルディングに使える余地は十分にありそうl
あまりにも早起きなので、ポケスリのポイント稼ぎには向かないな。