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身体の整い:梅雨期は、体が酸欠、水分停滞の状態

6月は半ばから、関東では本格的な梅雨期に入ります。

毎日、たくさんの雨。大地や植物にとって恵みの雨。


人間にとっては、ちょっと厄介な雨。
足元は、歩くたびに泥はねして洗濯ものが増えたり、
湿気で洗濯ものが乾かなくて苦労したり。

と、生活に支障が出やすい梅雨期。そんなことで気分が鬱々になるなんて・・・

と思ったらそうではなく、

体にも異変が起こりやすい気象条件なんですって。

雨が降る、もしくは降らなくても、
空気中に湿度(水分)が多いときは、
ヒトの体は、軽~い「酸欠状態」。

なぜなら、皮膚呼吸から酸素が取り込みにくく、
また呼吸の空気も、水分が増える分、水に酸素が溶けてしまって
呼吸器から吸収できる酸素の量も、わずかに減ります。

加えて、皮膚からの自然発汗も蒸発しにくいために、発汗しにくくなります。体内に、よけいな水分が滞っているのですね。

わたしたちの体は、ささいな環境変化にも敏感です。
(蚊が止まっただけでも、なんとなく気が付くのはその敏感さゆえ。)
うっすらと減ってしまった、酸素の欠乏感と水分の滞留で、
梅雨期の、「なんとなく、ウツウツと、イライラと」感じる
理由の一つだったりします。

その体を、どうするといいのか。

皮膚から発汗できないとき(湿度が高くて、蒸発しない状態)、
実は、胃や腸に、水分が滞ります。

そこで、東洋医学では、脾の経絡を回していくことを考えます。経絡の説明は省略しますが、簡単な方法では、手足を動かすことです。

朝起きたら、20分ほど、手足を動かす運動をする。(ラジオ体操!)

そして、内臓も動かす運動もいいですね。
横隔膜からお腹まで動かす、呼吸法とか。

ヨガ、ピラティスなんて、呼吸を意識させる動きが多い。
いいですね。

それから、足裏のマッサージで、ツボ押しして利尿作用をアップさせるとか。

また、食で軽めに対処したいなら、
「温かくした」ヨモギ茶、緑茶や、ハト麦茶、コーン茶、小豆、
あたりが体の水分を調整してくれる食品です。

本格的に梅雨になる前に、準備して、体を整えていきたいですね。



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